やまもとのグレーゾーン

札幌の絵描き山本雄基のきまぐれ雑感と日常。

スタジオ制作後、
夜は居酒家ねぎまみれへ。2週間ぶりの短スパンは普段でも稀だし、
このご時世なので外食ペースもだいぶ減らしてるのだが、
今夜は我が家のゆきちゃんもお気に入りの、
開店当時の主要バイト君のまーちゃんが最終日ということで、例外。
近所の知人も呼んで 3人で送別モード。
まーちゃんファンでお店は大賑わい。
一応緊急事態宣言下で、これは凄い、、、

20代後半のまーちゃんの半生を聞いてたら、
大学受験のマークミスによる不意の失敗から、
人生プラン立て直しの、
実家の農家を継ぐ決意で明日富良野に帰るんだって。
う〜んいろいろ、しっかりしてる。
ウチのスタジオにもまーちゃんと同い年くらいの作家達がいるが、
本当に同じ年か!?と思うほど、しっかりしとる。
自分のこのくらいの年を振り返っても、
院卒から教師始めたくらいか。だいぶヒドかったなあ。
まーちゃんが特別コミュ力も高く賢いということもあるのだろうけど、
美術の人は総じてやっぱり子供度が高いんだな〜と思った。
別業種の人たちと話すと、自分らの業界の狭さも良くわかる。 

武田浩志パイセンの展示が明日からスタート!

※コロナウイルスの影響により、予定が変更になる場合がございます。
「現代アートを解剖する Vol.1 武田浩志」
会 期|2020年3⽉7⽇(土)〜 4⽉26⽇(⽇)11:00〜20:00
会 場|眺望ギャラリー テラス計画(札幌市中央区北2条⻄4丁⽬1 ⾚れんが テラス5F)
展示作家|武田浩志
執筆者|O JUN、川上大雅、樋泉綾子、山本雄基
主 催|札幌駅前通まちづくり株式会社
共同企画|⼀般社団法⼈PROJECTA
協力|大丸藤井セントラル、ホルベイン
お問い合わせ|011-211-4366(テラス計画)|terracekeikaku@gmail.com
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アーティストトーク+クロージングパーティ
2020年4⽉24⽇(⾦)18:30 ‒ 20:00
場所|テラス計画
https://www.terracekeikaku.com/exhibition



武田パイセンは、大学時代に僕の価値観を大いに揺さぶってきて、
作品制作においてモロに影響を受けた最初のひとだ。
それは17年ほど前の話で、ええーっ!?もうそんなに経っちゃったの!?と驚くばかり。
今は今で、一緒にnaebonoの運営もやりながら、お互い何やってるか探りながら、
ずーっとモリモリ作品を作っている。
そういう関係から今回、僕も武田解剖担当の1人として、
執筆者で参加させていただくことになった。
普段からスタジオの若手の皆さんにステイトメントなどダメ出しを散々してきたので、
今度はこっちがブーメランを浴びる機会がやってきた。
しかも芸大のセンセイ、プロの学芸員、弁護士ギャラリストのテキストと、
自分のが並ぶってなんじゃそりゃって感じでおそろしいのだが、
僕は長年近くで同じ制作者としてジロジロ見てきた自称武田ウォッチャーである。
これまでの蓄積、分析をできるだけ、ぶっ込んだつもり。
フェアの中止の代替でこっちに力が入り過ぎたのか笑、
予定より長〜くなっちゃったので何人読んでくれるのか、、、
武田作品の補助線としてご笑覧いただければ幸いです。

※上のテラス計画のサイトで各執筆者のテキストが読めるようになりました。

アートフェア東京2020、中止の連絡が来た。

香港のアートフェア中止が2月にあって以降も、
開催日程が同時期の東京はずっと開催する前提で発信を続けていて、
こっちも(たぶん全出展者も)、ホントにやるんかね、、、と困惑していた。

北海道は3月19日までの緊急事態宣言がもう出ちゃったので、
むしろお客さんもそんなエリアからこられても嫌がる人も出てきそうだし、
作家としては、新コロ影響の何かがあっても責任取れないし、
その責任をギャラリーに負わせてしまうのも辛いところ、
っていう話をギャラリーと何度か会議で交わした末、
ギャラリー門馬の出展辞退意向は決まっていた。

なので、正式に大元が中止となったことに異論もなし。
むしろ遅いよ!、、、って言うのは簡単だが、
主催側からすれば会場やら損害やらウワーって感じになるのもわかる。
それでもやっぱ、遅い!
これの拡大版でズルズルしてるのがオリンピックだなと思った。
中止の決断、いつだろな。
 

今年のアートフェア東京のギャラリー門馬ブースでは
昨年夏に開催した浦川大志君との2人展形式の東京バージョンになる予定だったので、
多くのお客さんに見てもらえないのは非常に残念だけど、仕方ない。
フェアの代わりに出品予定だった作品を、
別の形で発表販売ができるよう、ギャラリーと出品作家で早速考えているところ。


ちなみに、昨年夏の浦川大志君との2人展アーカイブは、
ギャラリー門馬のサイトで見ることができます。
最近、初日に行ったトークの全文も併せて公開されましたので、
自粛ムードで美術インプットが足りてない皆さま、ぜひご覧ください!!
http://www.g-monma.com/past_exhi_monma/2019/06/9231/ 


あーしかし、改めてフェア全滅だあ。
一年の中で最もまとまった収入が入るのがこの3月の複数フェアだったので、
マジで今年の生活大丈夫かなあ。

制作を早々に中断して、 憂さ晴らしモード。
行きつけの居酒屋 へ! 
結構賑わっとるなあ。自己責任で今夜は自粛解除のやけ酒じゃ。
料理が美味いんですよとっても。ベロベロになっても歩いて帰れるし最高。

SwitchでEverything、3年遅れでだいたいやり終えた感。 
別スケールのフィールドに別スケールのモノを持ち込めるようになってから、
グッと面白くなった。
ミクロとマクロがループする構造は引っかかったけど、
ゲーム的にはそうしないと成り立たなそう。 

エスエアのイベントに、2人の派遣アーティスト報告の聞き手役として登壇した。
プログラム上、2人に同枠で質問せねばならなかったのでなかなか苦戦した。

このイベント、当初はエスエア事務所で開催予定だったのが、
新コロ影響を考えて、割と早い段階でオンライン開催に切り替えたのは、
エスエアらしい。

https://sairblog.wordpress.com/20200229forum/


僕は事務所から参戦したのだけど、
ZOOMという仕組みに触れるのは初めて。 
これはなかなか面白い。
話す人を自動認識してカメラを切り替えたり、
名前表示も常時。
PC画面の共有も簡単。
月額料金を払えば100人まで時間無制限で繋げるみたいだが、
無料だと40分の制限があるとか。 
スカイプでもメッセンジャーでもない、
それらの機能をさらに便利にしたミィーテングツールって感じかね。
こういうサービス知らん間にどんどんでてくるな。
 

新コロ影響で、
道立近代美術館で開催中の「北海道151年のヴンダーカンマー展」が急遽今日で会期終了と聞き、
駆け足で見に行くことに。
う〜ん、オモシロい面とヒドい面が極端に混ざってる展示だった。 
並んでいる博物館的要素のオブジェクトに長万部写真道場のごった煮感は見応え満載な反面、
現代の作家の存在感が萎んでしまう構成に見え、その点で結果的に「ヴンダーカンマー」というキーワードが言い訳っぽくなってしまっていた。ただ、現代の作家の中では、row&rowの球の投げ方が際どくて、
天皇、台湾、オリンピックって、よくこれ今の国内美術の現状の中で、
しかも道立の美術館で作品プラン通ったな!!と好印象だった。

、、、と、その展示室には、さっぽろ雪まつりの雪像模型も展示されてたのだが、
これ、俺が学生時代にバイトで消防士の人たちと一緒に作ったやつじゃん!!笑 
台湾がテーマの大雪像で、台北101のパーツと陽明山を担当していたのだ。
懐かしすぎる。
隠れ近美展示デビューだった。

夕方に道知事が緊急事態宣言を発表。
3月19日まで、外出を控えるようにとのこと。
実際、昨日から小中学校の臨時休校から今日あたりで、
なんとなくこれまでと空気変わったな。
さすがにこっちの3月の予定も大幅変更の兆し。

世間の観念の増幅も、ビールスみたいだ。
家とスタジオ行き来する単調な毎日だけはあまり変わらんから、
情報の深刻さと自身の日常のズレが妙な気分だな。
できる限り媒介者にはならぬよう、うがい手洗いスマホ消毒、目もこすらず鼻もほじらず! 

ホテルのフロントでお言葉に甘えてマスクをもらって、
帰りはホテルから空港直通のバスが出てるので荷物も置いて、
身軽に豊田市美の開館時間に合わせてゴー。

さすが会期終了間近の日曜、開館直後から人多め。
つっても、ガチ抽象の現代美術で、こんなに人が来るものなのか、、、
世の中も変わったものだ。 

同じく豊田市美の抽象の力展もそうだったが、
展示序盤の導入構成がめちゃ素晴らしい。
会場に入った瞬間に、あかさかみつけのシリーズがズラーっと並び、
ガラス越しに大きなペインティングもチラ見せ、
ドローイングマシンによる作品もタイル作品も並び、 
展示室に入ってすぐ、目線を移せば一望できるようになっている。 

少し進んだら、ルネサンス経験の条件で展開した、
ブランカッチ礼拝堂のAR分析を必ず通過するようになっていて、
この分析の方法が鑑賞者にインストールがされれば、
作品の鑑賞脳もそれに引っ張られるようにできている。 

引っ張られ過ぎるのをまたかわすように、
ペタペタとした妙な痕跡だらけのお馴染みの大作とサムホールも並ぶ。 
塗りのプロセスを想像しながら見ると、トリッキーなことし過ぎてるんだよな。
小さな絵具の塊のキワ、綿布が少しカリカリ削られてるような跡が見られたり、
顔料の粒が表面に露出してたり(まぶしてるのかな、、、)、
違うナイフの跡が重なりながら、くっきりお互いを避けあってたり。
そもそも、剥き出しの綿布に複雑なぺたぺたを塗ってるのに、
下描きや葛藤の跡が、一個もないのだ。
下準備の段階で時間をかけた何かをやっているに違いない。

サムホールのあの不思議な額も、わざわざ一枚板から凹凸を彫り出してたり。

、、、と展示のことを書き始めるとキリがないので程々にしておこう。
展示途中に、 偶然次々に友達に遭遇してビビる。
栃木から1名、神奈川から1名、青森から1名、北海道から1名。 
ようみんな遠くから来るよなあ!!笑ってしまった。
しかしやっぱり、意外にみんなマスクしてないな。
したくても手に入らんってケースもあるようだ。

バスの時間ギリギリまで鑑賞。お腹いっぱい。
札幌が強風で、スタジオのシャッターがぶっ壊れたと連絡が入り動揺する。
直るのか?それ以前にそんな強風で飛行機が飛ぶのか、、、?

空港に着き、またあの遠い遠いLCCのターミナルを経て、
無事に飛べた。シャッターも大きな破損ではなかったらしく、
夜には元どおりになったらしい。良かった良かった。

これでまた、しばらく遠出がないんだったら安心なのだが、
3月の東京アートフェアは未だどうなるか発表が出ていない。
さすがに開催怪しいところだと思うけど、
どうなることやら。 

豊田美の岡乾二郎さん個展をやっぱりどうしても見に行かねばならんので、
会期終了ギリギリで愛知へ。

新型コロナウィルスのニュース、
(短い呼び名の適切なのはどれなんだ。「コロナ」も「COVID19」もなんだかな。)
国内感染者は日に日に増えている中で、
いま一番やりたくない、飛行機で大都市間移動である。

感染予防行動の、ハードな練習を意識してみる。
家に余ってたマスク、着用。
札幌駅にて、ICカードにチャージするため、購入のボタンを押す。
仮に、不特定多数の人が触れてるであろう場所にウィルスが存在してて、
触った位置に移るとする。
購入ボタンから、手に、手から、ICカード、おつりのお札、
財布の中。あらら、たったこれだけでベタベタ触るわな。
今度は手からスマホを触って、電車の手すりを触って、またスマホ、、、
スマホに蓄積していくな。これは定期的にスマホを拭かなきゃ、
予防無理でしょう。

飛行機も満席、意外と減ってないもんだなあ。
セントレア、いつの間にかLCCのターミナルが新設されてた。
それが、まあ、遠いこと。
飛行機降りてから、ターミナルまで1kmくらい歩かされる。
ターミナルから、鉄道まで、さらに1kmくらい歩かされる。
なんだこの遠さは、、、。そのうち駅が新設されるのかな。

名古屋に出るまでの電車も人たくさん。

駆け足で、ギャラリー巡り。
初SeeSawGalley+hibitで渡辺豊+青木真莉子展。
愛知のペインターの交流拠点としてかねてから噂を聞いていたので、
念願の来訪。いろいろお話を聞く。接ぎ木展のお話も!
空間も展示も良かったです。
クロージングトークを予定通り開催するか、新コロ踏まえて中止にするか、
決めるのが大変とのことだった。そうだよなあ。

MATNagoyaで泉太郎展、
インストールを想像すると、サイズ合わせなど大変そう。
良くできてる。

こちらも初ガレリアフィナルテで中村太一展、
撮影してたらオーナーさんに無許可はイカンと怒られてしまった、、、

名古屋に来たら、やや奮発して、ひつまぶし。
美味い。
市街地にも人がたくさんいて、新コロの緊張感は全然感じられなかった。

豊田に移動して、駅前のホテルで泊。
なんと。フロントでマスクを無料提供してるとのこと。 

香港中止ですっかり気が抜けてしまって、
パーっと気でも晴らしたい。
つか、制作が忙しすぎて観たい映画も観てないままだったので、
この世界の(さらにいくつもの)片隅に をやっと観れると思ったら、
札幌では1ヶ月程度で上映終了してしまってた。 ガーン!!
が、調べてみたら、小樽のイオンシネマならやってるらしい。

とはいえ。
徐々に新型コロナの影響が北海道内でも聞こえて来ているので、
今ちょっと劇場とかどうなのよとも若干思いつつ、
ここで見逃すわけにはどうしてもいかないのだ。

流石に平日日中なら人も少ないだろうし大丈夫だろうと、
久々にはるばる小樽までドライブ。

すると、平日のイオンシネマ小樽、というかウイングベイ小樽全体、
人が少ないどころか、マジで人が居なくてビビる。
廃墟っぽさすらある、、、
なんと我々夫婦でスクリーン貸切で堪能しちゃった。
貸し切りは人生初だ!! 贅沢。

肝心の映画内容は最高に凄い。
前バージョンと、すずの人格が全く違って見えるし、
人間関係が複雑だ。
大人はこっちのバージョンを見て〜!!!!!!
と。札幌1ヶ月で終わっちゃったのもったいなさすぎるぜ。
原作と違う点として気になったのは、
すず目線がまったくない客観のシーンが3カットくらいあったこと、だな。

帰りにカレー屋さんで夕食。
やっぱりちょっとウィルスのことを気にしてしまう。
あ〜、外出がこういう感じに気になっちゃうんだなあ。 

昨年2019年8月に、naebonoにて開催した 『Grafting 接ぎ木』展のアーカイブをnaebonoウェブに公開しました。 展示風景に加え、初日に行ったアーティストトークも全文公開してます。 自作についても沢山喋ってます。ぜひご覧ください! https://www.naebono.com/archives/event/grafting

バーゼル香港中止ニュースがでた。
数日前から、新型コロナウィルスの影響で、
複数のギャラリーからクレームが入ってたりとか、
いくつかのメガギャラリーが出展取りやめるとか、
噂が流れていたけれど、ついに中止の決断。そうなりますよね、、、

と、いうことは、僕が出展予定である、
同時期のアートセントラル香港も中止来るよなあ、
しかしこれまでに何も発表がないなあ、と思ってたが、
昼過ぎに起きたらギャラリーからもシッピング会社からも中止の連絡が来てた。
ああ、、、関係者の皆様もご苦労様です。

4日後が集荷予定だったので、ギリギリでの発表だった。
そして、急ピッチで仕上げてた作品の梱包の力が抜けた。 

これはつまり、今年の収入激減ってことじゃねえか! 
ヒャッホー盛り上がってまいりましたコロナかかってこいやこっちは極貧生活の準備やブリブリ!! 

、、、取り乱しました。

気をとりなおして、
今日はハンブルクのグループショーのオープニングだ。
作家は現地に行けないが、盛り上がってくれることを祈る。 

【Group Show at Hamburg】
NEW JAPANESE PAINTING
Chisei Kobayashi, Yumi Nakata, Taishi Urakawa, Yuki Yamamoto
小林知世、中田有美、浦川大志、山本雄基

Mikiko Sato Gallery
08.February — 10.March, 2020
Opening: 07. February 18:00~ https://

mikikosatogallery.com
 

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