やまもとのグレーゾーン

札幌の絵描き山本雄基のきまぐれ雑感と日常。

10月23-28日

アート台北、自作はこんな感じでした。
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毎度のこと、Admiraギャラリースタッフチームの頼もしさに恵まれ、
ビシッと展示してもらえたと思います!!
空いた時間で陽明山にも行ってきたり。

 

10月29-30日
台湾から愛知に移動。
来年2月の4人展の企画者であり画家の鈴木雅明くんに色々案内してもらいました。
会場となる、瀬戸市のバラックを下見して、
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同じ建物内のアーティストスタジオ、タネリスタジオも見学。
スタートのタイミングも僕らのnaebonoと近いこともあって、勝手にシンパシーを感じました。
鈴木君のスタジオも訪問して、じっくり実作を堪能したあと、名古屋造形大学にお邪魔して、教鞭をとる
4人展の参加作家である加藤巧さん、今回のご縁を作ってくれた佐藤克久さん、とも面会。
夜は愛知のペインター飲み会と盛りだくさんでした。
皆さんお世話になりました!

YUKI YAMAMOTO

OHNE TITEL. WENN UBERHAUPT, DANN EINE HYPOTHESE:

MALEREI UBER AQUIVALENTE DIFFERENZEN
(タイトルなし、あるいは等価の差異についての絵画) 


EROFFNUNG: FREITAG, 07. SEPTEMBER 2018 AB 18 UHR

AUSSTELLUNG: 08. SEPTEMBER BIS 26. OKTOBER 2018
2018年9月8日~ 10月26日

Mikiko Sato Gallery
https://www.mikikosatogallery.com/de/ 


ミキコサトウギャラリーで3年ぶり、3回目の個展を開催中です。
大小合わせて16点の新作を展示しておりますので、ぜひご覧ください。




 

個展のオープニングは盛況に終えることができました。会期は10月26日までです。
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ハンブルクではもう3回目の個展で、今回はその3回分をまとめたカタログも作る予定!!
みっちり打ち合わせもしてきたので、出来上がりが楽しみ。
 

さて今回は約1週間の滞在で、
搬入したりお客さんに会ったり、ご立派なホテルに飾られてる自作を見学したり、作品のアフターケアなどしてたので、他の街や展示巡りは殆どどこにも行けず。

そんな中、ミキコサトウギャラリーから徒歩3分の、
DeichtonhallenでやってたCharline von Heyl(カタカナだとシャーリーン フォン ハイルか?)の個展だけは堪能できた。
素晴らしい!!!2005年から2018年の13年間の集大成的展示。
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昨年ミュンヘンで実物を見て、完全にリスペクトの対象となったvon Heyl、
そん時もおんなじような事を書いたかもしれないが、
キャンバスの目が潰れない程の薄塗りをキープしてるので、追おうと思えばほぼ全てのプロセスを目で追うことができる。特に形と形の際に注目すると、巧みにマスキングや塗り残しを駆使して、描く順序を計画的に倒錯させていたり、薄塗りながら複雑なパターンを幾つも展開させていることがわかる。ストリートグラフィティに繋がりそうなガサッとした描写も、何かしらの引用を匂わせる謎のイメージも意味を中和しちゃうように効いてくる。それに、意外に色の組み合わせが繊細で、実物じゃないとわからん綺麗さ。絵画は進んでいるよなあと実感させてくれる展示。
自分の展示と比較してがっつり凹むかと思ったが、むしろなんだか清々しい気持ちで、色々アイデアのヒントももらいながら鑑賞することができた。

これから札幌に戻って制作再開だ。まずは地震で壊れた作品を早く直さねば。次の展示は来月のアート台北です。

空港でMezzo Mix飲み納め!

台風の日にフライトで北海道も大荒れ、
さらに着いた次の日に北海道地震というタイミングでハンブルグ入り。
連続する大災害情報に驚く。帰国は13日とまだまだ先だ。
今回は妻を残してひとりで来てしまったので、すまん!という気持ちもあり、
共同スタジオのnaebonoは大きな被害もないようで、メンバーはSNSで盛んに情報交換しているので心強さもあり、
あの大都会全域どころか北海道全体が夜真っ暗、という現象を共有してみたかったという好奇心もあり、、、

ギャラリストのミキコさんも北海道出身なので心配している。
まだ電気や電波の復旧はエリアによってバラバラらしいけれど、
お互い家族友人知人の無事が確認できたのでとりあえずはひと安心。

ニュース確認しながら展示準備だ。
今日7日18時から個展オープニング!!!
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「北海道 未来のしごとの参考書」というウェブサイトに、インタビューが掲載されました。

高大生向けの職業紹介サイトです。

https://sankousho.haj.co.jp/interview/?interview_id=117 
 
 

つい先日、一停無視で警察から罰金7,000円を浴びたんですけど、職業を聞かれて「自営業」では納得してもらえず「が、が、画家です、、、」とぎこちなく申告せざるを得なかった身のワタクシが、こういうサイトで画家としてインタビューを受ける不思議。
 

今画学生で未来が闇に包まれそうな若者の皆様、あるいはお子様の進路選択が美術になりそうな雰囲気にビビってる皆様、あくまでケーススタディのひとつとしてご活用ください。
 

また、他の画家のみなさんにも、それは違うだろおおおぁぁ!!とできるだけ言われないように気をつけながら、割と正直に答えたつもりではありますが、いかがでしょう!?ここが一番緊張するところ。



夏のnaebono art studio、ダブルイベントです。
 

その1
9月1日まで開催中のMEXICADO展は、アメリカとの国境沿いに住むメキシコのアーティスト17名の展示となっており、普段なかなかお目にかかれない内容となっております。

MEXICAIDO

会期: 812()~91()

入場は予約制になります。

14時から20時まで1時間毎の時間予約となります。

希望日の3日前までに、氏名、連絡先、希望時間をお書きの上、

Fbnaebonoページ、及びnaebonoyamamoto@gmail.comまでご連絡ください。


81914時〜 オープンスタジオ時

9119時〜 クロージングパーティ時

は、自由に入場することができます。

詳細はこちら
http://www.naebono.com/archives/664

メキシカイドウ
 




その2 

19日14:00からは久々のなえぼのオープンスタジオ!
僕は制作途中の現場をそのまま公開することになりそうです。
19日に来場された場合、MEXICADO展も自由に観賞できますので、オススメです。

19時からはパーティやります。晴れたらバーベキューもやる予定なので、

ぜひお越しくださいませ~~~!
http://www.naebono.com/archives/660

オープンスタジオ
 

板室温泉大黒屋での個展、始まっております!!
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大黒屋さんのブログにて、
3日に行われた「アートを語る会」のレポートが更新されております。

写真を見て、僕は人前で話すときに手をぶんぶん振り回しながら話しているんだなと自覚しました。
ぜひごらんください。
https://itamuro-daikokuya.blogspot.com/2018/08/blog-post.html?fbclid=IwAR3fqaKk81ORCIx2SVOeW_7M5GlEqfOoZLNwJG4ymP4fhSDM-ysU1AGhXLc 

その1
個展のお知らせです。

山本雄基

Yuki Yamamoto Exhibition


201881()~30()

1~30, August, 2018


作家在廊日 81~3

アーティストトーク

83 20:00~21:00


入場無料

展覧会はご宿泊以外の方もご覧いただけます。


板室温泉大黒屋

Itamuro Onsen Daikokuya

http://www.itamuro-daikokuya.com


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その2

企画協力させていただきました。


500m美術館vol.27「絵画の現在地」

Sapporo 500m Gallery vol.26 Exhibition

札幌大通地下ギャラリー500m美術館

http://500m.jp/exhibition/4443.html 

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僕らの運営するnaebono art studioと、S-AIR(札幌アーティストインレジデンス)共同で行った座談会をnaebonoウェブサイトに公開しました。
僕も参加、編集と直接関わったコンテンツなので、ぜひご覧ください。

naebono Talk 02
naebono×S-AIR共同企画
[高橋喜代史 & 風間天心のレジデンスW帰国 座談会]

http://www.naebono.com/naebonotalk/naebonotalk02-1

宇佐美圭司壁画処分問題。

http://www.utcoop.or.jp/news/news_detail_4946.html

東大から正式謝罪文がでたので、これでなんとなく収束してしまうんだろうか。
納得いかんよね。
仮にも東大の名がつく場所ですら、こんなことが起こるのか?信じられん。

僕にとって宇佐美さんって、作品自体より著作の方を先にを読んでいて、以来ずっと関心があった作家さんだった。
「絵画論 描くことへの復権」(1980年)は、国内で絵画を学ぶにあたって押さえておきたい一冊で、
プリベンションという考えを軸にして、自作及び絵画の分析をどう行うかという知的アプローチを追体験できたり、
デュシャン、ピカソ、マチス、クレーなどを軸に、現在において絵画を描くための場を思考することを体現した内容だった。一部抜粋してみると、
「抽象絵画が表現した悪魔とは、自由が均質へと移行してしまう「均質化の危機」であった。抽象絵画は、均質化の道を避けて通れず、均質化は形式へと循環するというアポリア。だからこそ私たちは循環系の世界にいる。「見えないもの」へのアプローチが、その見えないことによって自律的に語れず、「見えるもの」の側へ循環してしまう。 ー中略ー 循環系に至る表現をもう繰り返す必要はない。私たちは今、循環系を正面から受け止め、それと対抗するような表現の場を築かなければならぬだろう。」
といったシビアな指摘は、当時より絵画を選択した自分にとってグッと緊張感をもたらしてくれたものだった。
 

なかなか実物を見る機会に恵まれなかったんだけど、
僕は2年前の宇佐美さんの回顧展を見に、はるばる和歌山県立近代美術館まで足を運んだんだよな。
もちろん魅力的な展示だった。
そこでは作品のメインモチーフとなる、LIFE誌の実際の黒人暴動写真記事を見ることができたし、
特に90年代以降の高密度で巨大な作品群を何度も往復しながら鑑賞した。
当時の鑑賞メモ抜粋→「…人型を円形に閉じ込めることによる瞬間的かつ永続的な自己時間の現れ。これは暴動写真を見ることで自身の感情が動かされた出会いの鮮度が後々まで固定されたまま画面の中でリフレインしてるような感じ。それってまさに写真的要素、像。その外側に踊るように拡張していく自由な人体のドローイング線描はもっとなんというか自由があって、描いてる今その瞬間もたっぷり含みながら時間の幅が広い感じ。さらに絵画史っつーか人類史の時間軸に触れようとする試み。それらが、地底面に属さない楕円含む遠近法的パース、透明不透明、形態の重なりによる複雑な図と地の反転によって発生した絵画空間で混ざりあって、独特の画面のうねりのダイナミズムをもった多次元がこっちに向かってドバッと畳み掛けてくる。」
ちなみにこの時の展示作品は、カタログを見ると数点が和歌山近美の所蔵品で、残りはすべて個人蔵だったようだ。
そのせいか、80年代の作品展開が抜けていたのが気がかりだった。
 

実際、宇佐美作品を展示している美術館は現状多くないように思ってる。
何度も東京の大きな美術館に足を運んでいるが、収蔵はされてるものの、常設の常連作家という印象は未だ無いんだよな。だから和歌山まで行ったわけで。地方美術館ではどうなんだろう。セゾン現代美術館にたくさん収蔵されているようだけど、軽井沢まで足を運ばなきゃ見れないのも勿体無い話。
東大の対応は論外として、
宇佐美さんの価値付けってもっともっとちゃんとされるべきだよなあ、とも思う。
今回の問題も、新聞やテレビでも報道されるようになったきっかけは、Twitterで岡崎さんが提起したのが始まりで、もしこれが無かったら、いったいいつ表面化されたんだろうか。
今こういう形ではあるけども作家名が注目されたのだから、ドーンと、こんな魅力的な作家さんなんですよって証明することが、せめてモヤモヤを晴らすための正攻法な気もする。何よりもやっぱり、展示でそれをやってほしいなあ。
 

それにしても、自分も作品制作していろんな方に持っていただいている身なので、作品を来世まで守る大変な現実が身に染みる。
美術作品は、大きな他者評価をもって初めて、来世の文化財、お宝価値となる可能性が生まれるので、ただの商品ではない。しかし、いつその価値付けが起こるかはわからないし、そういう状況に恵まれなければ、大事にしてくれる方がいなくなった時点でただの産業廃棄物だ。
作家が亡くなって、自分で保管してた作品が残された家族によって処分されるケースも多いって聞く。それって相続税の対象になってしまうため止むを得ずって場合もあるようだ。
周りにも、作るひと、売るひと、買うひと、それぞれたくさんいるけれど、この問題を起点に、それぞれが、守るひとの属性も意識していけたらいいですね。

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