やまもとのグレーゾーン

札幌の絵描き山本雄基のきまぐれ雑感と日常。

浪人時代に同じ下宿に暮らし、大学も同じ研究室だった10年来の友人が横浜で結婚式を挙げるので参加。
前日朝から東京入りして展覧会を一通り漁ったあと、玉川大学で助手をやってる新進気鋭の作家で後輩の東方君のウチに泊めてもらう。
泊めてもらう前にちょうど大学の近くで生徒さん達と飲んでいるとのことでちゃっかり参加してしまった。
大学生とやんややんやアート話などで盛り上がるのはなんだかいいなあ!!そして東方が誰よりもはしゃいでいた笑 エネルギーあるな。。

生徒1人も一緒に東方の部屋へ。隣の住人が叫び声と共に壁を殴ってくるも一度のみ。「頭狂ってるんだよねきっと」と慣れた口調でその後もバカ笑いを続ける東方を見ていると、タフな強みの重要性を感じた笑 深夜までアートトーク。関東圏のアート話は新鮮だ。
変な柄のカーテンがイカしてたのでどこで手に入れたのか聞いたら、ウィーンらしい。
 
当日、横浜駅直結の会場とのことだったが、横浜駅前は複雑で迷いながらなんとか会場へ。久々に同じ研究室の後輩達が勢揃い。お嫁さんも同じ研究室で学んだので、大学の友人ばっかり。友人は、親の仕事を継いでお坊さんなので、登場した時の格好が袈裟だった笑

本来、祝うとか祝われるとか自体苦手だし、ビシッとしたフォーマルな場も苦手だ。
行く前はスーツ着たくねえ〜とか、マナーとかわかんねえ〜とか頭を悩ませるメンドクサさばかりだったけど
いざ参加してみると、シェフ自ら料理の説明をするくらい料理の質が高く、こんな美味いモンはしばらく食えんだろうとイイ思いをしたり、本人達がのんびりした人達なので式もまろやかムードでみんな幸せな気持ちに。そうか結婚式ってこういういいもんなんだな、と参加する毎にわかってきたような。
オトナになるってこういうこと!?(今年30歳)

余興みたいな感じで僕はチャゲ&アスカのLOVE SONGを披露。新郎を巻き込んでおおいに楽しんだ。
1ヶ月前くらいに、「スライドショーの最中にスキマスイッチの人のソロを歌ってくれ」と依頼されていたが、
スキマスイッチはキツいな…しかも依頼された曲を調べてみたら、親に向けて感謝のキモチを捧げる歌だった。
なぜ僕がその歌を歌う必要がある、しかもスライドショーの最中に!?と却下した。
彼の天然プロデュースで結婚式が成立するのか不安だったが、良い式になって安心した。

そして、式が終わってから気付いたが、二人を出会わせたいわゆるキューピッド的存在って実は僕だったってことだれか意識してたんだろか。

遅くまで皆で飲んで、ヘトヘトになって東方の家にもう一泊。やっぱり隣の住人が叫び声と共に壁を殴ってきた。


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KOHBUNDO ART CASE #05
山本雄基 個展『グレーゾーンが踊っている』

2011年5月21日(土)〜6月19日(日)
10:30〜18:30
毎週水曜定休
最終日は16:00で閉廊
初日/最終日は作家在廊

KOHBUNDO ART CASE
北海道帯広市西2条南9丁目6 六花亭3階
(当画廊へはエレベーターをお使いください)

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KOHBUNDO ART CASE #05
山本雄基 個展『グレーゾーンが踊っている』

2011年5月21日(土)〜6月19日(日)
10:30〜18:30
毎週水曜定休
最終日は16:00で閉廊
初日/最終日は作家在廊

KOHBUNDO ART CASE
北海道帯広市西2条南9丁目6 六花亭3階
(当画廊へはエレベーターをお使いください)


さてさて、地元帯広市での個展もいよいよ始まります。
前回の個展の別バージョンということで、展示していた作品達をベースに、
新作4点と旧作数点を合わせて再構成します。
小さなスペースですが、内容で濃い展示にしたいと思いますので
宜しくお願い致します。

上の画像は新作です。サイズは20×27.4cm。
前回の個展で透明色の使い方の幅が少し広がったので、
応用させてまた空間を複雑に仕上げてみました。


去る4月30日、無事に今年一発目の個展が終了しました。ご鑑賞して頂いた皆さんありがとうございました。
いかがだったでしょうか。
最終日にはお客さん数人ともお話できました。
教え子達とも久々に会えて、その教え子達をケーキで釣って急遽搬出を手伝わせたり。ええ、人使いの荒い大人ですとも。

しかし会場には基本いなかったので、反応がどのようなものだったのか把握しきれていないので気になるところです。
そんなわけでお客さんとあまり対話ができなかった分、自己分析も含めながらここで少し振り返ってみます。


今回は、透明色のレイヤーのみで攻めようというのは最初から決めていた。
不透明色を使うとその色面が光を直接跳ね返して来るので、やや攻撃的な絵になる。
あまり攻め攻めな絵だと落ち着かなそうだと思った。
透明色のみで重ねると、絵の中にできる空間を覗いた時に、奥に奥に視線を沈めることができる。
で、下地の色からのやんわりとした反射で戻ってくるくらいが飲食しながらだとちょうど良い。
それに、前回の個展とは少し違った雰囲気でやってみようと。

階段は高い吹き抜けのキレイな白壁なので、空間を贅沢にゆったり使える良いチャンスだった。
階段を登ったところが展示空間のスタートなので、スタートでドンっとインパクトを与えられたらいいなあと考えて、
一番小さい作品と一番大きい作品を順に持ってきた。これはなかなか上手くいったと思っている。
_MG_1308

_MG_102
踊り場のチビ作品と展覧会キャプション

_MG_1306
2階から大きい作品を見る。
大きな丸がユニットになって、カラフルな丸の空間を覆う、
という構図がフッと浮かんで、こういう絵になった。
個展タイトルも、この絵が元になって決めたのだった。


階段を上って喫茶空間に入ると見えてくる6色作品、
こいつはどうやら今回の作品の中で一番賛否両論具合が激しいみたい。。
_MG_100

褒めてくれる人も沢山いたのだけど、
反面、とりわけ近い作家さん達からの評価が低い笑

酷評の一例
・場に馴染みすぎ、インテリア化
・1枚の中にいっぱい色があるのが山本作品なのにモノトーンじゃ微妙
・レインボーなカラーチャートが「ももいろクローバー」とか「セーラームーン」みたい
・わかりやすい色すぎる
・そもそも色自体あんま良くない

…などなど。皆さんはどう思ってるのだろう??

この作品はあらかじめ絵を引っ掛けるフックの数と場所が決まっていたので、
そこから逆算して、6枚同じ大きさで壁とのバランスが合う作品イメージを作った。
普段から色を沢山扱ってたら一度は試したい、色彩グラデーションの作品をここでやってみようと決めた。
お恥ずかしい話、色のグラデーションと来ればメトロポリタン美術館で見たケリーの大規模なスペクトラム絵画があるので、
何をやってもパクリにならざるを得ないとは思いつつ、あのあっけらかんとしたキレイさに憧れもある。

それとこの6パネルは、パネルをくっつけると丸の位置が隣同士で連結するようになっている。
こうしてみることで、自分に染み付いてる「1枚の中での丸の配置バランス」を崩してみようという試み。
1枚毎の色調が決まっているので、側面もカラフルに。
組作品というのも久々だったので、結果的にいろいろ試せる作品だった。

決してただのインテリアとか装飾にならないように、ちゃんと美術作品としてのモノを作ったつもりだったんだけど(絵画が装飾として機能する事はむしろ肯定的ですが、装飾だけになってしまっては絵画である意味が無い)、
まとめて辛口批評を頂いたので、考え込んでる上になんだかこの作品には妙な愛着が湧いて来てる笑
レインボーって、人によって強い既存イメージを持っている色なんだなあ。

6パネル作品の場所には事前にお願いして照明を追加してもらったので、一番光をしっかり当てる事のできた作品でした。
絵の中に光が入ると、かなり見え方が変わってくる。


窓際3点。茶色作品は、いつもの作品に近い丸の混ざり具合、水色の作品は、丸の混ざり方を少し変化させている。半不透明色を多用。
_MG_1307

この2つも、モノトーン気味。今回モノトーンが多い理由は、全作品が色多用だとやっぱりウルサくて落ち着かないんじゃなかろうかという想像と、
モノトーンでできることを試してみたいという欲による。

中型作品は、とても薄い透明色を薄ーいまま重ねていったので、今までの押しが強めの作品とは
少し雰囲気が変わった。
_MG_1304

これはこれで自分の引き出しを追加できた作品になったのではないかなと思ってます。
こいつらにも、もう少し光を当てられたらまた見え方が変わったなあ。


奥の小作品は、丸を重ねる技法で少し違うバリエーションで遊んでみた。
境界をハッキリさせないという要素は残しつつ、特別な狙いを含めたわけでもないので、タイトルなし。
_MG_101

「小さい丸の作品、六花亭の「雪やこんこ」みたい」
と言われ、確かに似てる…と後から気付く。しかしそんな意識をして作った訳ではない笑

そんな感じでした。空間ありきの展示プランで、いつもと違うアプローチを実行できたのが何より良い経験。
表面の質感を今までより硬質に見えるようなツヤにしてみたけど、写真ではやはり伝わらない…。



ブログで展覧会の事を書いてくださった皆さんのリンク貼ります。ありがとうございます!

・栄通記
  http://sakaidoori.exblog.jp/15898179/
   今回の展示で考えていたことを鋭く言ってもらえている気がしています。

・フリーペーパーWG
  http://www.freepaper-wg.com/archives/1426
   店内全体と作品との雰囲気を書いて頂きました。
           また他にも休日来店された方々からはかなり店内が混んでいて、
   作品の鑑賞がしづらかったとの報告も。。
   申し訳ないです!

・kockaの日々日
  http://blog.livedoor.jp/kocka_mov/archives/51234086.html
   これは展示というかお店の様子をイラスト化して見せてます。
   飲食店絵日記を書いてるんだったらここも書いてよ!と
   無理矢理お願いしたら書いてくれました笑

・ワーキングフロー
  http://takuji0808.exblog.jp/16271548/
   搬入を手伝ってくれた後輩作家に感想くれくれ言ったら書いてくれました笑
   デミアンハースト云々っていうのは、
           サメの作品とか主にショッキングでグロ寄りなモノをつくってるのに、
   ドットペインティングみたいなアプローチもちゃんとやっててズルいって言ったからでしょう。

・石倉美萌菜情報
  http://fukutaroh.exblog.jp/12543620/
   プレビエンナーレでデカい絵画を出品していた作家さんにも、
   キビシい感想欲しいってダダこねたら書いてくれました笑 
   六花亭の店員さんの目撃情報曰く、
   絵に穴があくような凝視をしながら長い事鑑賞していたとのこと。


こうやって挙げてみたら、半分以上お願いして書いてもらってますね。。。
まだまだ、感想お待ちしております!
鑑賞してもらえた方達と会ったら即聞くと思いますので、ウザいかもしれませんが宜しくお願いします笑
展覧会は、反響あってこそ。。


搬出では、大きな作品を外すためにちゃんと業者さんを呼んで頂いて10分もかからずに無事に取り外された。
階段用の脚立って便利…!!
_MG_

土田俊介 - 考えても作れないんだけど、考えていないと出会えないモノ。

タイトルが素朴すぎるな〜と気になりつつ、
ギャラリートークを聞きに行く。
そうしたら、トークもいろいろはぐらかされる感じで何か釈然としないままだった。
なるほど、こうやって作品の謎を保っているのがこの作家さんのバランスなのだなと取り、
作品を鑑賞。
グリッド状の鉄格子のなかにやはり意味をはぐらかすような羊毛やヒモやビニール袋、スパンコールなどが配置されている。ポップなのかグロテスクなのかも判別しにくい。

しばらく作品の周りを回りながら見ていると、
そのバランスのさじ加減や、無意味さを超えるような妙な存在感がみえてきた。
造形的にも良く出来てて、実に長い時間ぐるぐる周りを回った。
これだけじろじろ見れるということは、良い作品なんだろうなと感じてしまう。
なんかくやしい気分だけど!
普段なんだかんだ絵画ばっか注目してるんで彫刻作品は新鮮だ。

トークに出て来たロバートモリス、最近妙に連続して耳に入るな。
リバイバルヒットしてるんだろか。



cojicaで鈴木悠哉君の個展。
有料茶室を作り、人工芝を床に敷き詰めてポリタンクが転がっている。壁に文字。
シンプルな作りながら何か深みがある。
本当は2時間くらいいて、本人と話したり、一人でまったりするのがベストな空間だと思った。
チラ見しただけではこの作品の良さに気付けない。
その仕組みとして有料にして空間に留めさせるのはウマいやりかただけど、
有料とはやはりリスキーな面もあり、挑戦してるなと思った。

密かに感情的ランドスケープ。
そこでくつろぐうちに不思議と時間の流れや、空間の質が違うように思えてくる。
ヘンな言い方をすれば、すごく小さなかみさまの部屋のようでもあるし、
誰でもこっそり心の中に持っている守られた原風景のようでもあるし、
子供の頃に靴を脱いで遊んだ屋内遊具のようでもある。
心地よい、寂しさが空間に流れている。詩的だ。
このような感覚はどっかで感じた事があるなと思ったら、
奈良美智さんの作品を見た時に感じた感情に似てるんだった。
それを鈴木君に言ったら、元々は影響があったとのこと。
東北的なものなのかな。

札幌でちゃんとインスタレーション出来る人って実は少ないと思ってるけど、
今展はインスタレーションとして体感に耐えうる力があった。

小一時間まったりくつろいで、まったりしすぎて芳名帳に名前書くの忘れた!!

さてさて六花亭福住店での展示も早いもので残り一週間を切りました。
僕は会期中に常駐はしていないのですが、今までに何度か足を運んで、
日中の外の光との相性やお客さんがいる空間でどのように見えるかチェック。
てなわけで、そろそろ展示風景を。

_MG_1070


六花亭福住店の外観はこんな感じ。


_MG_1212


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2階への階段。踊り場の作品がDMに使用したもの。とても小ちゃい作品なのでした。
階段上に100号大の作品。2階からはガラス越しに見えます。


_MG_1080


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柔らか外光と空間がゆったりとした時間を作る。
お会計カウンター付近は薄い緑色になっていてアクセント。


_MG_1107


窓に近い作品はちょっと暗めに見えるかな。
階段付近の作品と、正面の広い壁の作品はお客さんが入ってても近距離で見る事が出来るけど、
やはりどうしても座席近くの作品はお客さんが座っているとしげしげ眺めるわけにもいかず。

これは展示前からわかっていたことなので、その代わりに!ということで座席毎のリーフレットを作ったのでした。
展示作品と展示説明とプロフィールを載っけてます。

_MG_1098


_MG_1099


こんな感じ。
なので、ぜひ座席に座ってこいつも見ながら全体の雰囲気をゆったり楽しんでいただければ幸いでございます。



21日以降は突如六花亭包装紙50周年記念オブジェが出現すると報告があってどうなることかと焦りましたが、
様子を見に行ってみると

_MG_1206


こんな感じで、鑑賞には大きな支障もなく安心。


ちなみに僕なんかは貧乏ドケチな心の小さな野郎なので、誰かの喫茶の展示では何も頼まないでなんとなく罪悪感が若干残ったりすることもあるのですが笑
ここはリーズナブルでおいしいので、普通にオススメできちゃいます。
メニュー宣伝いきます、

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強食定食が400~550円。
ハヤシライスが680円。
コーヒーは200円でおかわり自由(安い!)
ケーキもショートやレアチーズ等200円台。
ピザは600円台で5種類。
その他スイーツも多数。


一階のお菓子売り場では新作チョコのカラフルマンスという品の宣伝ポスターが。

_MG_1112


なんか…似てる…

というわけでこういう展示です、会場の空間の雰囲気をその場で味わってみてくださいませ。
会場にいないせいもあり、ギャラリーでやるより感想ご意見を聞けていないので、レジ横に置いてる芳名帳になにかしら(お名前だけでも)書いてもらえるとありがたいです。
またここのコメントやmixiやツイッターでも激甘批評から激辛批評その他イロイロ何でも受付中です!!



山本雄基 個展 『グレーゾーンが踊っている』

 4月1日(金)〜4月30日(土)
 11:00〜17:30(LO 17:00)
 六花亭福住店 2階喫茶室(飲食店内での展示です)
 北海道札幌市豊平区福住2条5丁目1(地下鉄東豊線 福住駅より徒歩10分)
 企画:六花ファイル

_MG_1200



しかし4月の頭から札幌では、プレビエンナーレや、討論会や、森山大道さんのすばらしい写真展など様々なイベントが盛り盛りで、
相変わらず書きたいことが溜まってばかり。
改めて告知もしますが、5月21日〜6月19日は、今の展示作品数点に新旧作も少し加えて帯広でも個展のため、タイト!!

31日、栃木から帰って来て仕事してそのまま寝ないで小冊子の印刷と足場作り。結局ギリギリまでかかってそのまま搬入へ。

さすがに飛行機帰りからの徹夜は無茶しすぎた、地に足がついてないし頭もダメ。一階で好物のマルセイバターサンドを購入しほおばりながら気合いをいれるものの、ヨロメキが止まらない。

ピンチヒッター頼れる後輩旧ヤマモト派の笠見君と西田君と、企画の日浦さんに完全バックアップしてもらう。多謝。

さらに階段の展示がやっぱり危険で、照明工事をしていた業者さんにすべて助けてもらう。すさまじい手際の良さに衝撃。

tenji


写真の木製足場が直前に作ったお手製。フラフラな僕とガタツキのある足場で何かを確信した日浦さんの「手伝ってもらいましょう!!」というとっさの判断は大正解だった笑。

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絵を取り付けている様子。写真でも少し伝わるでしょうか、階段の踊り場の壁が白くて広い、そして喫茶室からはその壁がガラス越しに見えるという魅力的空間。
直感で、ここはデカイ絵しかねえだろぅ。と。
しかしこんなにタイヘンな作業になるとは…肝心な部分で想像力の欠落が発生する悪い脳みそのせいでムチャできるのかもしれません。

業者さんのチームリーダーの方は、地元が僕と同じの十勝っ子とのことで盛り上がり「同郷だもん、ほおっておけないでしょう」と。十勝の糸に救われた。。。こうしてまた故郷愛に拍車がかかるのだ!

誰かに助けてもらえなければ生きていけません手伝ってくれた皆様本当にありがとうございました!!

結局4時間くらいで搬入無事終了!13枚、8作品のなかなか充実した内容となりました。

ヤマモト派にラーメンを奢り、またそのまま夜勤 今年30歳で2徹は酷すぎるっつーかこんなギリギリだったのは初めてだ。ほぼ死んでた。

1日、朝から夜まで寝て、師匠のやまゆう先生と飲む。道展を退会する話などをする約束をしていたが、少し寝坊してしまったごめんなさい。。。

やまゆう先生は僕が寝てる間に早くも六花亭に足を運んでくれたとのことで、一早い感想をいただいた。ありがたや。
展示を見て頂いた上で、「お前とは一緒の会員の立場でやりたかったなあ」と言われたけど、ほぼ僕の考えている事はお見通しだった。
会員にならなければ一緒には辞められん!とのことで先生は残りますので皆さんご安心ください!!
久々に先生のスナップコレクションを存分に浴び、ここ最近のいろんなお話。さらに、2週間くらい沖縄に滞在するぞ!というムチャぶりもあり。

やまゆう先生とは実はけっこう久々に会ったのだけど、やっぱり懐の広い最強の師匠です。

てなわけで、個展始まりました。改めてよろしくお願い致します。
あ、ちなみに会場では価格はつけてませんが販売可能なのでそちらもぜひご連絡ください!


山本雄基 個展 『グレーゾーンが踊っている』

 4月1日(金)〜4月30日(土)
 11:00〜17:30(LO 17:00)
 六花亭福住店 2階喫茶室(飲食店内での展示です)
 北海道札幌市豊平区福住2条5丁目1(地下鉄東豊線 福住駅より徒歩10分)
 企画:六花ファイル

3月29日にもともと行く予定だった栃木の大黒屋さんへ。福島空港経由だったのでギリギリまで行こうか悩んだけれど、
最終的には行った方がいいはずだと自分に言い聞かせ、まずは急ピッチで作品を完成させる。

千歳から福島行きの飛行機には満席の乗客。途中飛行機の窓からは被災地の津波の跡がまだ残ってるのがハッキリ見えた。空気が澄んでいたら、着陸寸前に原発も見えたはず。空港は原発から50km弱離れている。空港にいた半分くらいの人達はマスクをしていたけれど全体的なムードは落ち着いている様子だった。
そこから郡山に移動、5分くらいで乗り継いだので駅前風景しか見ていないけれど街は普通に動いていた。山の向こうでは大変なことになっているなんて信じがたいけれど、何かそわそわする。

在来線が止まっているのでバスとタクシーで大黒屋さんまで。
今年のコンペの入選者さんは、やっぱり半数くらいしか来れていなかったけれど、作品展はおもしろかったし各作家さんと話して現状どんなこと考えてるのかも聞けて良かった。

社長の室井さんともお話。知識が豊富で自身の哲学をしっかり持っている方なので、勇気づけられた。審査員さんは天野さんは多忙で来られなかったけど、菅さんと小山さんにはお会いすることができた。小作品を館内に飾って頂いているので、今年も実物を見てもらう事ができた。小山さんには今後この方向で進む上での問題点を鋭く指摘された。貴重だ。さらにカメラマンの鈴木さんと前回に続いて深夜の飲み会。よく来たなと言われたので、迷ったけど勘で来ましたっつったら、「若いときは、迷ったら、GO!だよ」説得力ある!

面白い人が集まっているこの宿屋さんに一日いるだけで頭の回転がハンパ無い。思考が少しだけ前に進んだ気がする。


みんなやっぱり震災について考えてるし、各々の現実問題も沢山あるはず。連日の衝撃的映像と情報を浴びて平気でいられるわけがない。札幌では被害はほとんど無かったけど、直接強い揺れを体感した人もいる。精神的なショックは何倍もあっただろう。
それでも芯からくるようなエネルギーを感じた。状況はシビアでも精神的にタフなのは重要だな。
美術作家や美術に関わっていく人の強みってそういうところかもしれない。

そういやここ最近札幌ではいくつかのアートチャリティの話が持ち上がっていたけど、断ってしまった。
美術って今回のような災害に対する即効性は本来あまり持ち合わせていないような気がするし、
義援金のために誰かに自作を買ってもらうってなんとなく自分の考えと照らし合わせると違和感が残ってしまう。
そこは人によっていろんな考え方があると思うけど、
僕は美術のことは個人的に行って、震災については人としてできることをやろうと決めた。

美術ができる一番のことは、物事を繊細に捉えてしっかり作品に変換させていくことだろう。
それが意味のあることなのかどうかは人によって違うはず。良い作品作らなきゃほんと社会的に無意味だし。

でも、戦時中にクレーは殺されるかもしれないのに隠れて作品を作ってたし、マティスは妻子が捕虜になっても制作を続けていた。
そんな風に生まれた名品を美術館で見て、感動できるということは、やっぱり何かがある。

少し時間はかかるかもしれないけれど、今回体験したことは、なにかしらのかたちで今後の作品に必ず反映する。
それは震災をテーマにするとかそういうことではなくて、時代そのものを取り込んでしまうのが美術作品だと思うし、
実際フォーマリズムって言われる抽象表現主義の作品だって実は戦後の空気が色濃く反映されてる結果のシリアス具合でもある。

今回のことは、戦争ではないけれど、天災と人災が連鎖して問題も複雑化している。
今偶然と必然が垂直に交わってる状況で作家はさらにそれら必然と捉えて作品をつくることも可能なのではないかみたいな話を菅さんがしてて、
難しい言い回しもたくさんあったんだけど、内臓にくる話だった。

んな事を温泉に浸かってリラックスしながらいろいろ考えた。

30日、昨夜の皆さんと話してる時は夢中でまたしても写真を撮り忘れるというミス。
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早朝の大黒屋さんロビー。入選作品が並んでいる。
今年10月の個展のため、壁の大きさなどを再チェック。

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菅さんの作品が一望できる倉庫美術館。一度に一人のこれだけの量の作品を見られるおもしろさ。やっぱり数多く作品体験することで、なんとなくだけれど作品の共通性とかその作家がやりたいことの根本を感じられるんだなあと思う。


帰りは金沢組と小野塚さんと関東平野一望&那須の有名カフェSHOZOに。
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那須高原から見た関東平野は、壮大。
日本を回ったとき、この国はほとんど山で、少ない平野地帯に人間文化が集中してる実感をした。地震国であることとその裏返しでこんな深みのある自然環境、なるほどそういう地形と日本人は共生してきたんだと考えると、今問題が起きてしまった原発の存在はなんとなくのうちに土地との対話を忘れてしまった象徴のようにも思えてくる。六ヶ所村の横を通った時も、あのあたりの土地はやっぱり独特の怖い存在感を持ってたな。
爆発すると怖いけど、もうあるんだから仕方ないしまさかそんな大事故にならんだろう、でも怖いよねえやっぱり、って程度の認識の人も沢山いたんではないか。自分はそうだった。そういう意識が国全体でくつがえってしまった。一体どうなってしまうのかわからないけど、何かが劇的に変わっていくまっただ中にいるんだよな。

最後は福島空港まで送っていただいた。途中の道路がボコボコしてたり、屋根の瓦が破損してる家があったり地震の揺れがいかにひどかったかが想像できる。

空港で冊子のデザイン構成をやる。今回の展示は喫茶空間なので、テーブル毎に展覧会説明の小冊子を置くのがいいと提案したものの、
思った以上にこれも時間がかかって参った。

帰って来てからそのまま夜勤。

個展のお知らせです。よろしくお願い致します。

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山本雄基 個展 『グレーゾーンが踊っている』
 4月1日(金)〜4月30日(土)
 11:00〜17:30(LO 17:00)
 六花亭福住店 2階喫茶室(飲食店内での展示です)
 北海道札幌市豊平区福住2条5丁目1(地下鉄東豊線 福住駅より徒歩10分)
 企画:六花ファイル


この六花亭の喫茶室、空間がとても良い。
聞いた話によると、六花亭の社長さんは建築もとても好きらしく、たとえ六花亭が無くなったとしても建築が残ればいい、みたいな発言をしたこともあるとか。。。
そのため何度か偵察しているうちに展示の欲がでてきて、企画担当の六花文庫の日浦さんにいろいろ無理をお願いしてしまった。
階段の高い壁に大きな絵の展示を許可してもらい、照明を追加してもらうことに。
というわけで失敗するわけにはいかず、気合い入れてやってます。

今回の作品は、表面処理の方法を少し変えてるのと、透明色の使用に限ったところが自分的にポイント。
それと、せっかく春だしレインボーなカラフル色調をメインに、作品が孕むダークサイドは少し抑えめにしたつもりです。
展覧会タイトルは、今までのコンセプトとさほど変わらないのだけれど、
なんとなくこうザワザワしてる感じを加えたかったのかもしれません。
昨年の個展は、「今出来ることをギッシリ詰め込んだ!」という肩に力が入った気がするので、
今回はちょっと肩の力は抜きつつ的をしぼっていろいろやってみてます。
丸と透明層ってのはそのままで、少し雰囲気が変わったと思います。

飲食店内なので、ギャラリーと比べるとどうしても落ち着いて鑑賞しにくいというデメリットもありますが、
空間とのマッチングや、リーズナブルでおいしいメニューを一緒に楽しんで頂ければ幸いです。
できるだけ鑑賞しやすいように展示する予定です。

札幌市内では、最近話題になっていた『THE BEGINNING』『サッポロ未来展』や、4月頭に始まるプレビエンナーレなど怒濤の展示ラッシュ。
そんな流れにコッソリ便乗したい。福住は遠い!と何人かに言われましたが、そんなことないよ!!地下鉄東豊線は意外と短いので、大通から福住まではけっこうすぐです!!駐車場もあります!!ドームも近いし、ダルビッシュとかハンカチ王子ついでにいかがでしょう!?


搬入は後輩のK君やN君にヘルプを頼んだ。
3年前くらいには勝手に「ヤマモト派」として恐れられていた3人だったが価値観の違いにより解散したメンバーだ(ウソ)

すっかり制作に追われて一ヶ月以上更新を怠っていたので時間を見つけてこの間を埋めていきたいけれど、いろいろありすぎてる。

 余裕の無い制作漬けの毎日になっていて、はかどっている割には遅れ続けている。間に合うのか…。と言いながらついに現実逃避で久々にブログ更新!!!

冬にたくさん制作すると、アトリエにいる時間が増えて暖房費はかさむ、絵だけじゃ食えていないので金稼ぎしてるけど、そちらは減らさないと制作が出来ないので収入は減る、という悪循環が起きてタイヘン困っているが仕方が無い。

 眠くて筆が動かない時は、オシャレでカッコ良い風な音楽で気取るのは止めて、チャゲアスやラルクアンシエルをかけて熱唱しながら制作して目を覚ますという荒技も使い始めている。

 ここ数日を振り返ろうとしても、いまいちボンヤリしてしまって思い出すのに時間がかかる。ブログに残さないと過去が消えて行く笑

 昨日の事は覚えている。スノースケープモエレというアートイベントを見に行った。
http://www.sapporo-park.or.jp/moere/ssm/2011/

 ようやくハンフォンさんの作品を鑑賞できた。鏡を使った作品。

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ゴミを上手い色彩バランスで配置して鏡の反射で雪の結晶に見立てるような作品。冬にモエレでやるということをきちんと作品の要素に入れる器用さとわかりやすさ、造形センスが感じられた。また、反射ガラスがやたら質が高く、作品の完成度にも一役かっていた。ちょうどハンフォンさんに遭遇できたので、あのガラスはどうしたの?とカタコトで聞くと、「スポンサーがここのガラスのピラミッドの会社さんで提供してくれたんだ」と(たぶん)話してくれた。なるほどー。

小さいサイズの同シリーズもあり、そちらはゴミではなくコラージュ。このコラージュ、チラホラとエログッズが散りばめられててウケた。きっと誰かが豊富にエロネタを教えたんだろう。オナホールとか電マとかの画像(こういう単語を書くとアクセス数伸びるかな笑)、そこに連結された魚の切り身などの画像を使い、全体では雪の結晶の形というなんともおかしい作品。

村山さんの作品は、山のドローイング良かった。でも、雪に埋まった冬のモエレで、草で色付けするというのはいささか無理があるような気がしないでもないという。

屋外の作品はちょっとよくわかんなかった。
あと、最近モチーフが山っていうの、流行ってるんでしょうか?

moere2

モエレ山のソリ滑りがめちゃ楽しそうだったな。


駆け足で今度は六花亭福住店へ展示の打ち合わせへ。
この空間、とっても魅力的なので、何度か偵察に行くうちに展示プランにも欲が出て来た。

本来作品展示用の空間ではないので、いろいろと制約や問題がある。なんとか照明の追加と展示位置の相談をする。
無理を言って検討してもらってるけれど、階段部分の高い位置に大きな絵を架けるため、自分で展示のための足場を作る必要がでてきた。これはキツい。
キツいけど、このプランがうまく決まれば展示の質は倍良くなるはず。

あと一ヶ月ちょい、Nintendo 3DSを買うのも我慢して制作します。あ、こないだ札幌駅でデモ機見たんだった!あの没入感はヤバい。欲しいー個展が成功したらご褒美に買うか。

ブログ更新頻度も減るだろうと、こっそりブログの横にツイッターのタイムラインを表示してみている。ろくな事つぶやいてないけど笑

次の更新は、次の現実逃避時期でしょう。

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