やまもとのグレーゾーン

札幌の絵描き山本雄基のきまぐれ雑感と日常。

昨年の9月にGALLERY門馬で行った個展をベースにしたカタログがついに完成!
ギャラリーで販売しておりますので、ぜひお問い合わせくださいませ。
http://www.g-monma.com

また3331アートフェア期間中は3331のショップでも取り扱っていただいております。
http://www.3331.jp

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Yuki Yamamoto Paintings
¥1,000(税込)
発行: GALLERY門馬&ANNEX
助成: 公益財団法人 現代芸術振興財団
サイズ: A4
頁数: 40頁
表記: 日本語、英語
テキスト: 
降旗千賀子『目の中の至福ー豊潤な層と色の絵画』
伊藤隆介『山本雄基作品は絵画ではない?<二重のノスタルジー>』

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以下、長々と経緯を振り返り

去年の初夏くらいからぼちぼち動きだしていたカタログ計画。
個展の話が決まった直後に現代芸術振興財団さんの助成を頂く機会を得たので、
こりゃあカタログにして記録残したいです!とギャラリー門馬さんに打診、承諾を得る。
始めは展示中に発行するつもりで意気込んでいたのが、
けっきょく展示が終わってから発行に至るまで半年も経ってしまった。 
その分、内容はとても充実させることができた。
 

会期中に会場写真も含め作品全部プロの撮影をお願いした。
カメラマンの我妻くんは大学の後輩で、
先輩権威をここぞとばかりにふりかざし透明層の質感が出るまで何度も撮ってもらう。
もっと!もっとディープに!!と、撮影のうしろでウザい煽りを続けながら撮影は深夜まで続いた。
やっぱ、自分で撮るのとはワケが違います。

自分の言葉では取りこぼしているような客観的なテキストも絶対必要で、
あれやこれや計画してるうち、
• 北海道外の方に新しい視点で書いてもらう(道内に籠りがちな傾向対策も込めて)
• 昔からの作品展開を深く知っている方にも書いてもらう
という方向で固まり、当初1本の予定から2本に増えた。


道外の方、といっても自作をたくさん見ている方はほとんどいない。
どうしようか考えた結果、
昨年のアートフェア東京で作品を初めて見ていただき、
何か展示があったらお知らせくださいと名刺を渡してくれた目黒区美術館の降旗さんにお願いすることになった。ひとつのキッカケからの強引依頼、降旗さんもまさかの展開だったと思います。
実物をしっかり見なければ書けない、と超多忙な中わざわざ札幌まで作品を見にきていただいた。

もう一人は、前々からいつか自作について書いて欲しいなあとと考えていた伊藤先生だ。
個展のトーク相手にもなっていただいた上テキストまで依頼、
しかも映像作家の方に絵画論を書かせてしまうという展開、
さらに先生の怒濤の連続展示の時期と丸かぶりで申し訳ないと思いつつ…
元生徒というポジションの乱用である。
 

そうなると今度は英語の翻訳量も倍になっちゃって、
全ページのチェックも必要で超無茶な締め切り設定。
これをお願いできるのはアトリエご近所でS-AIRの匡子さんしかいないと泣きの依頼をし、
これまた超多忙ななか見事にクリアしていただいた。

デザイナーの中川君は高校大学の同期でもあるので気も遣わずに要望ガンガン出せて、
長い期間最後の最後まで粘って頂き、
文字校正も自分よりちゃんと見てくれちゃったりして助かる。
校正って永遠に終わんないんじゃないかってくらい、
まあ次から次へとミスが見つかるもんですね。 

ああ振り返ったら外道な依頼だらけ!
関わって頂いた皆様には多大なご迷惑をおかけしましたがひたすら感謝感謝であります。

いやあ、本作りおもしろいなあ。
編集の大変さを少し体感できた。
いや、編集といっても上記の皆さんにめちゃくちゃがんばってもらえたのであって
僕は真ん中でワーワーとバタバタしてただけな気もするが。。。
そんな外道依頼の結晶なので、ぜひみなさん手に取ってみてください。
予算もオーバーしてGALLERY門馬さんにもモチロンご迷惑おかけしてますので、
お気に入りいただけたらぜひご購入ください!!

今回で大まかな段取りは覚えたはずなので、
今後また時間をかけて2冊目、3冊目と、より濃いカタログを残していきたいっす。 

今年もよろしくお願いします。
2014年分の作品をウェブサイトにアップしました。
ぜひご覧下さい!
 http://www.geocities.jp/yamamotopaintings/ 


2014で起きたことをさらに膨らませるためのあれこれを考えつつ。
昨年11月個展の図録作り中、3月4月アートフェア、11月個展2発の予定で動いております。

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写真 2014-10-28 20 20 00

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伊勢丹新宿店5階アートギャラリーでの展示、無事終了しました。
おこしいただいた皆様ありがとうございました。

札幌のギャラリー門馬での展示作品と昨年帯広美術館で展示した作品を中心に構成。

美術評論家の市原研太郎さんが、
ご自身のブログで展評を書いてくださいました。
http://kentaroichihara.blog.fc2.com/blog-entry-34.html

※展示終了までこの記事をブログトップに表示します


山本雄基 作品展 

2014年10月29日(水)〜11月4日(火)

open 10:30〜20:00(注 最終日は16:30までです!!) 

伊勢丹新宿店本館5階 アートギャラリー
作家在廊予定 29日(水)、30日(木)、4日(火) 

http://isetan.mistore.jp/store/shinjuku/floor/main_5f/art/index.html;jsessionid=yTBgJCvGpm3L1x8bhV75929X65vGXgG0Jh3Cf3VkpWzJqysqtDLY!-535583912


Facebookイベントページはこちら
https://www.facebook.com/events/304852566369697/


北海道在住の山本雄基の東京での展示は、東京アートフェア、VOCA展に続く展示となります。
本展では、帯広美術館に展示した大作を含め新作を展示予定です。

山本の作品は、
手の込んだプロセスによって作られています。
様々なサイズのキャンバスにカラフルな円を描き、さらに透明なアクリル絵具を厚塗りします。
そして表面を何度も磨いたのち、再び描写作業を行います
それらの行程は最大10層以上繰り返され、最後には平坦で光沢のある表面となります。
装飾的な水玉模様のように見える画面の中には円の配置パターンやルールが隠されており、
秩序と混沌が入り乱れ、見る者の視界を惑わせるようなイメージを持っています。
また重層的な画面を貫く穴のようなヴォイドの存在感が画面の空間に揺らぎを与えます。
積み重ねによる空間を反転させ、境界を融和させるような奥行き。みえないことへの問いかけ。
浮遊感のある作品群から、鑑賞者はどんなことを感じるのでしょうか。ぜひご高覧ください。

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東京での個展は初めてです。
2013年の帯広美術館で展示した作品数点と先日のギャラリー門馬で展示した作品を中心に、
新作も加えた内容になります。
ぜひご覧下さい!


 

ギャラリー門馬にて作品展、終了いたしました。
ご来場いただいた皆様ありがとうございました。
今後も札幌での個展は隔年置きくらいでここギャラリー門馬をベースに
やっていこうと考えております。

展示風景の様子はこんな感じ。

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入り口。

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最初の部屋は小作品でまとめ、

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 大部屋には大きめの作品を。

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下部屋。

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上部屋。 
といった感じです。


ここは邸宅を改造したギャラリーで、
玄関からある程度巡る順序が決まっているため、
どの作品をどういう順番で見せるかは事前にけっこう考えた。

入り口に展示した最初に眼に入る作品では、
画面の中に矩形のユニットを円で組んで仮のフレームに見立てた上で、
複数の仮フレームを重ねるという要素を
最もシンプルに見せた。このアプローチは今展というか最近の取り組みだ。

また今回展示した作品群はできるだけ作風を散らして、
多様なバリエーションを見せようと試みた。
前述したような明確な配置ルールを集合円で組み、
それをバラバラに配置した集合円で半無効化させることのバリエーション。

あと長い間画面の基本要素として使っていた、
ヴォイドの存在を明確に意識してみた。
このヴォイドについては今までうまく説明ができないままだったのだけど、
画面内に現れる透明な奥行きの深度にはっきり関わる要素であり、
各層がシンクロする要素であり、あるいは各層のルールを飛ばす要素であり。
ヴォイドが画面に揺らぎを与えている状況を、
常に画面の中で作りたいのです。


初日には大学時代の恩師でもある伊藤隆介氏とトークを開催した。
伊藤氏は映像作家/美術家/評論家と多数の顔を持ち、扱える表現の幅が広い。

飲み会などの席では絵画の話もたくさん出て来たりするので
これは一度公の場で、絵画についても言及をしてほしいという期待と
自作を昔から知っているので話も通じやすいのではないかということから
半ば無理矢理オファーをして引き受けていただいたのだった。

平日の夜にも関わらず50人以上のお客さんにご来場頂き、感謝!
1時間半ほどのトーク、公の場で言葉をやりとりするのはまだまだ場数が足りないなあ、と
今も反省点を考えている。
それについてはまた次記事以降に。


 

母方の祖父の23回忌で帯広へ。
久々に親族が集まる。
子供の頃盆正月のたびに遊んでいた従兄弟たちもすっかり大人だ。
2歳になった甥っ子は、お坊さんや法事のヘンテコさを満喫しているようだった。

祖父は樺太の落合の生まれだった。
さらに、ひいじいちゃんの遺影は立派な制服なので、
どんな仕事をしていたのか聞いたら落合で消防団の団長をやっていたのだとか。
若い時に亡くなったらしい。へえ。
祖父は戦後樺太から函館へ、仕事探しにさらに岩手の花巻へ、そこから北海道に戻り、
そこからまた二転三転…と大変な人生が次々ばあちゃんの口からでてくるわ、
昔の人は兄弟姉妹も多いから誰と誰がどう繋がり誰に呼ばれてここに移動して、
などなど、簡単に聞いていてはとても把握しきれない。
芦別の明治鉱業という炭坑で11年働いている時に、僕の母が生まれたのだとか。 

父方の祖父母も同じ市内に住んでいる。
会って少し人生を聞けば、
そちらはそちらで色々と濃いエピソードが出てくる。

先祖話は、たかだか2代遡っただけでも
バラバラの地域関係と壮絶な人生観が顔を見せる。
母曰く、色んな話がちぐはぐになっちゃってる部分もあるようで、
どこまでホントなのかわからんらしい。

法事の前日、札幌国際芸術祭のイベントで中谷芙二子さんのトークを聞いた。
その人生にはまた全然別の壮絶な過酷さがあり。
中谷さんは実は祖父母に近い世代なんだと気付く。


うちの両親は昭和中期生まれ
バブル崩壊やらやはりいろいろ大変だったのだろうが、
具体的な人生話は今までそんなに沢山聞いてこなかった。
ちゃんとしたサラリーマンで、地方生活。1つの幸福の形。

さらに1代後の僕は、
親世代が必死に築いた平和平凡を、よく知らんまま当たり前の生活基準として育ち、
呑気な気分のまま勝手無邪気に退屈を感じ、結果、芸術方面をめざして今に至るのだと思うと、
その自由は2世代かかって作られたタイヘンな自由なのだ。
生き抜く感覚が祖父母、父母、僕では、全くちがう。
北海道における、近代から現代への意識、家族編。。。。

美術畑に浸かる僕の現在の日常、特に震災後は、
入ってくる情報もシリアスな事柄が多くを占めるようになった。
全体的にカリカリしている。
でも地元に帰ると色々とズレを感じる。
都市と地方、日常と非日常。
どちらが正しくどちらが優れているという話ではない。
しかしこのズレは大事な思考のきっかけだと思う。 

人生のいろいろを聞いてるうちに、僕の凡庸さがある種の時代性と思うと同時に、
その感覚をどうやって意識の中にうまく取り込む事ができるのか、考える。
1つだけ意識しときたいのは、
いま芸術を行いながら生きるのならば、
1、2世代前に笑われないくらいの何かしらの大きな負荷を自らかけにゃ、
笑われるわってこと。 

いよいよ札幌国際芸術祭2014が明日から。

といっても実際アトリエに引きこもりすぎていて
一週間前までその実感がまったくなかったんだけど、
数日前にチカホを歩いたらデカい広告が並んでいたり、
インフォメーションセンターを作っていたり、
展示会場がそのままPRになっている。
おお始まるんだなという気持ちになって来た。

加えて、事前準備として近所の書店で平積みされてた
switch別冊札幌国際芸術祭公式ガイドブックを購入しといた。
これ出来が良い!インタビューやオススメスポットなど読み物として普通に面白いし、
デザイナーの長嶋さんのカッコ良さが雑誌のフォーマットに凄くフィットしている感じがした。 
読んでるうちになんだか妙にワクワクしてくるので、興味ある人はマストバイでしょう。 

連携事業の、Actinium〜核を巡る文化〜展の会場設営のお手伝いをしたり、
一瞬だけ本展会場の赤れんがのお手伝いしたり。
ん〜もっと手伝って裏方の現場感を見たい気持ちもあったのだが、
自分の制作が追いつかないのでやっぱり引きこもりを重視する。 

そして本日内覧会。
去年関連イベントに参加したからか、内覧会のインビテーションを授かったので
さっそく回ってみる。
チカホ→北3条広場→赤れんが→500m美術館→近代美術館→資料館。 
自分の街なのに芸術祭目的で回ってるとちょっとした旅人気分になって不思議な感じ。
近美の展示が渋すぎてビックリ。逆にそれが好感触かも。 

これまでの流れの実感や、関わってる知り合いもごっそりいるのでぜんぜん客観視できなそうだけど、
細かい感想は全会場回ってから整理したい(できるのだろーか?)

レセプションも参加する。いやー結構名を聞く関係者も来てるんだなあ。
不思議な気分だ。祭太郎さんが矢面に立ってパフォーマンスしてたのカッコよい。

その後さらにカフェ和三盆で渡辺真也さんのレクチャーを聴く。
ユーラシアを1つとして考える壮大な研究とフィールドワーク、
各地域の文化の源の連結の考察が凄まじい。どんどん境界線が融解していく感じだった。
制作中の映画の一部も見せてもらえて濃密。

核を巡る文化展のレセプションでOYOYOにも顔を出す。
こちらも空間構成が良く、映像が多いけど見ごたえがある。

さすが、かつて無く現代アートシーンが盛り上がってる感ビシビシ。
これは良いぞ。

その後芸術祭の打ち上げ4次会まで。
久々にいろんな人と飲んだ。 

北京から帰って来てから、ほとんどアトリエに引きこもっている。
9月と10月に立て続けに個展があるので急ピッチで制作しなきゃならん。
今月から札幌国際芸術祭2014も始まりワタワタしそうなので今のうちに少しでも前倒しせねば。
けっこうな作品数が必要で、同時制作しているともうアトリエがキャパオーバー。
そこでアトリエの壁面積を増やしてレイアウトを変更した。
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 うん、3日間で作った割にはまあまあか。
壁がパカッと開くように蝶番をつけて、裏を収納スペースに!
リサイクルショップで無骨な棚も買って来て、スペース確保!
アトリエばっかにいるので、本棚も増やして良い本は家からこっちに移動、
読みたい本も追加購入!

ここに入居して早1年。ずっと仮っぽい佇まいだったが
これでなんとなく、画家のアトリエっぽくなってきた気がする。
それでもやっぱ狭いなあ。

巨匠達のアトリエ風景をyoutubeで見てたらデカ過ぎカッコいい途方に暮れる。

テリーウィンタースのアトリエ


ゲイリーヒュームのアトリエ




 

北京滞在最終日。

宿の近くの店で朝から餃子をほおばる(外に響くカーーッ!!ぺッッ!!を聞きながら)。
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ふつうに美味い。

滞在最終日は先日入り逃した毛主席記念堂、やっぱり気になるので手荷物預り所を調べる。
天安門広場の道路渡って東側すぐ、国家博物館の並びだった。
カメラももちろん預けなきゃいかん。
30元とられて、いざMao主席とご対面へ!

やたら混んでるとの情報だったが、意外とすんなり。
列がだんだん進んでいき、途中3元で献花用の花が売られているがこれはスルー、
デカい建物内に入ると、兵士数名とMao主席の巨像と献花ポイントが。
手を合わせる参拝客もたくさんいるが、警備の人がどんどん急かすので、列は進む。

裏の部屋に回るとついに、暗い部屋だ。ちょっと緊張するわ。
超デカい建物の割にこの部屋は小さく感じる。
やはり兵士数人に囲まれて、
がっちり透明のケースに入りスポットライトを浴び、共産党旗を半身に纏って
仰向けMao主席の遺体が現れた。

しかしここでも警備が急かすので、
実際Mao主席の遺体を見られるのは遠目にたったの20秒くらい、すげえ演出だな。
僅かな時間で出来る限り凝視してみたが、顔に妙な半ツヤが…
冷凍状態の遺体があんな半ツヤな表面になるだろうか?
特殊処理をしているのだろうか。どうも蝋人形っぽいんですけど…
まあたとえ蝋でも顔はデスマスクだろう。
リアルに老け顔のMao主席には、うおっときたよ。

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Mao主席の遺体を見終わったらすぐ外に出る。あっけない。
あっけないけれど、首都のど真ん中で建国者の遺体が見られるなんてやっぱし衝撃的だな。
永久保存と言うが、100年後200年後もこのままの体制が続くのだろうか…
蝋人形なら大丈夫だろうけど笑
1000年2000年続けばキリスト的存在になるのだろうか。
そうしたらデスマスクのリアリティはものすごい威力だよな。
どうもキリスト様と重ねがちな思考になるのは深い意味は無く、
ヨーロッパで浴びる程キリストの遺体の絵画を見たことを思い出してるからなのと
別文化の中で同じようにケタ違いな崇められ方をされてるからなんだけど。
ああ、不思議だ。

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エアポートエクスプレスで空港へ。

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 空港もめちゃくちゃ広い。とてもカッコよい。
安いエアチャイナだからかゲートまでかなり遠かった。
さて初北京、ニュース等の情報だけでは何かと殺伐とした印象を受けるが
だいぶ印象は変わったなあ。たかが1週間だけでも、現地で見て回るのは大事だ。
所々違和感はあるけれど、おそらく上の世代が抱いて来た20年前の中国のイメージとは全然違う。
経済発展のパワーをとても実感する。現代美術シーンにおいても同じ。
Lさんも信頼できそうな人だ。でも今後どうやって付き合っていけばいいか
正直まだわからんなあ。近いうちに798芸術区で個展をやって欲しいと言っていたが、
さすがにその展開は早過ぎる。板室、ハンブルク、札幌、できれば東京、
このバランスの中に北京も入るとパンクしそうだ。
旅直後は冷静な判断もできんのでゆっくり考えたい。

帰りも4時間くらい。羽田着は東京の夜景が近くに見れていいな。
うお到着して飛行機を降りた瞬間に、千住さんの作品が!
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入国審査所の向かいにも、巨大な千住作品が!
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そうか羽田での帰国者や外国人旅行者などを最初に迎えるのは巨大な千住作品なのか…
1人まじまじと見ててちょっと怪しかったかもしれない。
改めてまじまじと見てると、滝のたらし込み的な部分に特殊テクニックを感じるな。
ブルーの狙いすぎなキレイさといい、確かに見応えとJapan感とあるけれど
どうもワクワクしないんだよね。
 
東京2泊の宿は前回気に入った外人だらけの一泊2000円のエースインです。 

Facebookでオススメされた場所に今日は行ってみる。
まず世界遺産の頤和園。けっこう郊外にあり地下鉄使って30分くらいかかった。
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大胆に水のある光景はそういえばめずらしい。
ヨーロッパ各国は街の中心に川があったのに比べ北京はいつも砂っぽい。
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昨日に引き続きまた登りが…

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トランプやってる。

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これが昔の貯水池兼避暑地の別荘、なんでもかんでもスケールがデカい。
ここも軽い登山状態で足がもう限界だ。

続いて中央美術学院美術館へ。
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北京でトップの美大の横にある、

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付属美術館。立派だなあ。建築は磯崎新だって。
展示は修了制作展だった。ここまで来て学生展か!とちょっとガッカリしたが 
いざ見てみると興味深い。
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若いお客さんは学生かな、観客のオシャレ度が全体的に高め。

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草間弥生のもろパクリとか、

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Neo Rauchのモロパクリとかもあったけど

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こういう古典的水墨画などもあり

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なかなかおもしろい。つーか院生こんなにいるのか。絵画だけで相当なボリュームだ。
そして、デッサン力あります!的な絵が結構多めなのは東京っぽくもある。

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彫刻、インスタレーションも良い悪いは置いといて、バリエーションに富んでた。
こんだけ色々でてくれば、きっと優れた作家も輩出されてくるわな。

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デザインの方も、こんなイイ感じのがあったり。

勉強できる環境はどんな感じなのだろう。
798芸術区の本屋やここのショップを見ると、
現代美術系の本はたくさん読める環境のようだけど、
西洋の同時代の現代美術はどのくらいの頻度で展示されてるのか。
ギャラリーみると割と国内の作家が多いようだけど、
現代美術館の状況は今回だけではイマイチ掴む事ができなかったな。

最後の夜は、A12Tのメンバーと待ち合わせて中華をごちそうになっちゃった。
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北京ダック!!
 
話を色々聞いた感じだと日本の学生の方がリアルタイムの情報量は溜め込んでるっぽいけど
実際のところはわからんなあ。彼らはそれほど現代美術オタクっぽくないし。
日本文化は凄い好きみたい、恒例のマンガアニメチェックタイムに、
国の仲が悪いのは政府同士ばっかりで若者は今の政府嫌いな人もたくさんいる、など。
あと「カーーーッッッッ!!!ぺッッッッ!!」だけは法律で禁止して欲しいと言ったら
めっちゃ爆笑してた。私たちはやらないよ、確かにあれはイヤだけど
空気が汚いから仕方ないと思う面もあるって。ううむ、マトモな人達だ。 
楽しい。

いやあしかし久々に全英語での会話はなかなかドッと疲れがでる。
今も、何回もsorryって聞き直すし、けっこう聞き間違ってるし
数日前も聞き間違いで何度か意思疎通失敗しちょっと迷惑かけた。
成長してなさすぎてヤバいなあ。

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