やまもとのグレーゾーン

札幌の絵描き山本雄基のきまぐれ雑感と日常。

2010年07月

 昨日展示初日を迎え、たくさんのお客さんが鑑賞してくれた。パーティや打ち上げも盛り上がって、今日の朝、多くの作家が帰ってしまった。とても仲良くやっていただけに寂しい。解散は8月3日のはずなのだけど、なぜか今年は皆早めのサヨナラでディレクターのマリアンも、しゅんとしているみたい。僕も明後日にスタリソンチを離れ、クラコフ周辺を観光して日本に戻ります。


巻いていこう写真コーナー!完全パーティモード編。

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牛!僕とても牛が好きなので興奮。
牛と湖のあるのどかな牧場で屋外パーティ。ここで作られるアイスがポーランドで最も有名なものらしく(ガリガリ君的な)、レジデンス企画のスポンサーなのだそうです。

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真ん中は最後に合流したイタリア作家タランティーノ。周りはすっかり宴会モード慣れしているので、若干戸惑い気味。

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飲めや歌えや。油断するとウォッカを飲まされて、いつの間にかウォッカに慣れてしまった。おいしいウォッカばかりです。ギターを持って盛り上げてるのはスタリソンチの副市長、ヤチェック。このレジデンスでも重要ポジション役で、ノリノリだし、気品があるし、カッコイー。

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大黒さんのツイッターにはこんな画像が!僕の貧弱なヒップですね。盛り上がりすぎてひょいって持ち上げられちゃったり。

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次の日は、街のお祭りと合体企画。地元の学生も参加して、広場でみんなで牛のオブジェを作って燃やします。真ん中中国のチェンさんは英語が全く話せないのでしばらく沈黙してたけど、もうすっかりお祭りモードに溶け込んでます。


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作家はサイン攻めにあう。

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日本文化好きのティーンネイジャー達に囲まれて、僕も調子に乗る。ちなみにこの公式Tシャツの胸部分のマークは昨日のアイスの会社のロゴです。


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参加作家全員とクレイジーな色彩の完成牛。


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夜になるまでまたパーティ。真ん中の女の子がすごい美人さんで、ベンとギーは速攻で近い席をキープ!クーさんとチェンさんも、いかにして写真に収めようかとカメラのズーム機能をフル活用!すごいね。
僕の限界はこの遠距離シャッターでわかると思います。チキンジャップですね。


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なんか立派なシェフが登場して、燃えさかる豚の丸焼きが。美味。


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夜も更け、燃えさかる牛。最後はちゃんと消防車が完璧に消化。

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結局、僕の周りにはティーンネイジャーが集まる。なぜ。
中学男子的下ネタに乗っかってしまい、日本の恥を置いてきました。ごめんなさい。


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次の日も、今度はディレクターのマリアンの家でホームパーティ。写真が下手すぎるので伝わりにくいがめっちゃオシャレハウス。
マリアン・ノヴィンスキはワルシャワの大学教授でポスターやデザインを教えてます。僕らにウォッカを飲ませるのが大好き。魅力的な人です。


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次の日は、燃える牛の記事が新聞に載る。

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教会見学などもする。でかい教会の内部って初めてみたけど、建築も彫刻も絵画も一体となって教会の神聖さを最大限演出していて興味深かった。


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で、バチェックの家で、パーティ。バチェックがパンでお出迎え。

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バチェックが描いた僕の顔。いいとこついてきた笑


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夜まで飲めや歌えや。♪ストーラト ストーラト


次こそは宴会の合間にネチネチ制作してた展開を…

巻いていきます写真紹介。

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開会式後の遅め参加のピーター(キャプテン翼が好き)とヤンデリック(ギターと歌がウマい)、ポーランド代表で、二人とも高校教師!イケメン教師ですね


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みんなで自然いっぱいの養蜂場に行ったりした。社会科見学か!!
ポーランドは養蜂が盛んだったらしい。ここで飲んだハチミツ酒がうまかった。ダチョウやクレイジーな木彫もあった。ダチョウに手を噛まれて爆笑されました。


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スタンドバイミーの如く、線路を歩く。死体を見つけにいくわけではなく、数ヶ月前の洪水で崩落した橋を見に行く予定だったが、途中でガードマンに補導された笑
ちなみ崩落のせいで今もスタリソンチには列車が来れない状況なのだそうです。直すのに一年くらいかかるんだって。

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補導されてカラ元気ダッシュ!


…遊んでばっかりではありません。アトリエ環境が整ったので、毎日みんな制作してます。

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マルチメディアな作業組。

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絵具のニオイが漂ってきてイイ感じ。


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僕もヨチヨチ腕ならし中。


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地元TVの取材も来た。


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廃校じゃないので、普通に生徒が遊びにくる。


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デッカい雲が出始めて、暑すぎる毎日から解放されるもこんどは雨で寒くなってきた。

続く。

 連日制作しては宴会という毎日が続き、さすがに疲れてきたので昨日今日はゆっくりしている。風景画は完成したので、日本から持ってきた新作を加えて明日は展示だ!

 さて写真紹介続き。なんとか現状況に追いつきたいのだけど、なかなか。。。隣町と開幕式、アトリエ紹介です。

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午後から中国の作家さんチェンさんとクウさんも参加。写真はランチタイムのクウさんと大黒さんだが、ディレクターのマリアンは未だにこの二人の区別がついていない笑 この日の大黒さんのTシャツはRolandのRに細工してPolandにしてる!ナイスセンス!


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隣町のノビソンチ。スタリソンチに比べて大きな街です。


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アイスクリーム屋さんに行列が。うまそー 食べてみたかったが時間がなくて残念。


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街を見学した後、ノビソンチ在住でポーランド参加画家バチェックの家に。壁が作品だらけ。バチェックはガタイの良いラテン系で、握手で手の骨が粉砕されそうになります笑

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お!バチェック家でこんなの発見。


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続いて、帰宅後に開会式。市長さんの挨拶や、地元学生のパフォーマンスで盛り上がる。


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開会式で、今回のレジデンスのカタログが配られる。ハードカバーで立派なものです!ウォッカを飲まされながらワイワイガヤガヤ。


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夜は酔っぱらいながら、ポーランドのピーター、スペインのパコ、フランスの2人と日本の僕らで談笑しながら散歩です。


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翌朝、90×90cm代のキャンバスが全員に与えられた。枚数もテーマも特に縛りなし。作品は持ってきたけれど、せっかくキャンバスももらったことだし、なんか描きたくなってしまった。
 次に向かったのは、ホテルから100m以内にある小学校。ここの2部屋を共同アトリエとして貸してくれるのだ。

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学校にいるワンちゃん。めちゃくちゃおだやかでかわいい。


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さっそく自分の場所をセッティング。気持ちがアガってきますね。


次は、何をアップしようか…制作過程やら、宴会風景やら、どんどんアップ予定!巻いていきます。



続、写真紹介inスタリソンチ。


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朝ご飯はセルフな感じ。バターがとてもおいしくて、寝起きでもパンが食べれる。ご飯後、近所を散歩。


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車が多いのは、教会の日曜礼拝があるから。

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ベンチに座ってる夫婦は、ポルトガルのアントニオ夫妻。アントニオは全く英語を話さない上に、マイペースなラテン系!その分奥さんはしっかりしてて通訳として行動を共にしている。仲良し。


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この日も朝から暑くて30度越え。広場の木陰に人が集まる。

スタリソンチの雰囲気はザッとこんな感じです。とても素朴な町。


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この日から参加のフランス作家、ベンとギー。ヤングなナイスガイで、このあと日本組と徐々に仲良くなっていきます。

次は、隣町のノビソンチ見学と、レジデンス開幕式など。

 スタリソンチに着いてから、早一週間が経過した。ちょうど半分。早いなーすっかり慣れてしまって居心地が良い。フランスの作家2人が25歳と22歳でヤングなノリで仲良し。マンガアニメの話や、好きな音楽の話、好きな作家の話など、盛り上がっている。
 僕の英語力は、うろ覚えのセンター試験レベルの記憶をフル活用してやっと2割くらい聞き取れる程度だが、日本にいても会話を半分くらいしかちゃんと聞いてないので感覚はあまり変わらない!?
 わからないとこは大黒さんに聞いてなんとかコミュニケーションとってます。敬語のないコミュニケーションはとってもキモチが良いな。

 制作はキチキチだけど、明日にはなんとか今描いてる風景画が完成しそうだ。

では写真その3。ワルシャワ〜スタリソンチまでの道のり編。写真アップしてたらすでに懐かしい気分。

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ワルシャワ中央駅から特急に乗って、まずはクラクフ(ポーランド一の観光名所)まで3時間。僕らの乗った特急は、6人分の席ひとまとめの個室風。個室ごとにドアがついてて、写真上部も隣の部屋が見えるわけじゃなく鏡です。照明もオンオフができるなど、部屋のようにとても快適な作りになっていた。



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都会を抜けたらずーっとこんなに平らな風景が続く。360度どこにも山の無い風景は、けっこうびっくりした。


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クラクフは乗り換えのみでバタバタしてて写真撮るヒマなかったので、帰りに改めて寄ろうと思います。鈍行に乗り換えて今度はノビソンチに向かう。少しずつ風景に起伏がでてきた。


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良い風景が続く。鈍行も3時間。


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ノビソンチに着いたら、すでにメイン進行役のマリアンがスタンバイしており、熱いハグで迎えてくれた。重い荷物ももってくれて、ここからさらに南のスタリソンチまで車で向かう。


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スタリソンチ到着、街の入り口すぐにあるここ、MOTEL MISが僕らの宿になる。


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着いたらすぐに昼食。写真は進行役マリアンと、スペインの作家さんのパコ。パコは英語ぜんぜん喋れないけど、陽気ですぐに笑わせてくれるナイスガイ。サムライ ハラキリ カミカゼ などジャパンワードも連発。ここでポーランド作家のピーターや、ポルトガル作家のアントニオ夫妻とも初顔合わせ。


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ホテルから歩いて1分で、スタリソンチの中央広場に出る。この小さくてかわいらしい規模の広場で、買い物や用事が済む。


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真ん中の建物は街のレストランカフェ、マリシェンカ。ここで昼間からビールを飲んだ。


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マリシェンカのテラスから見た広場。


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今回のレジデンスのポスター。いろんなところに貼られてる。ポスター下部には、いろんなスポンサーのマークが並んでいる。こりゃすごい。


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晩ご飯もこんな感じで毎日みんなで食べる。またしてもビール。まだ外は明るい。この時期のポーランドは、夜9時まで日が落ちないので変な感じ。


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デザートのケーキ。あら、なんか僕の絵に似てる!色付きの透明層もいいかもね。でもそんな技を習得するには1年くらいかかりそうだな。

次は、スタリソンチ風景続き。

おとといの夜、レジデンス開会式があって、市長の挨拶や学生の歌と踊りが披露され、立派な展覧会カタログが渡された。

そして昨日からアトリエとして近所の学校の2部屋を貸してもらって制作開始。廃校ではないので、フツーに学生がいる。
高校生くらいの男子学生が寄ってきて「日本語でコロシテヤルってどういう意味?」とニコヤカに聞いてきた。「Oh,こりゃ参った。Kill youだよ!」とニコヤカに教えてあげた。この子はエヴァ旧劇場版でも見たのか!?

80×80cmのキャンバスを何枚も提供してもらえるとのことで、まあもともと完成作品は持ってきているし、せっかくなのでいつもの丸ばかり描く作品の制作の他に、2年ぶり(ちくわぶり)に番外編キャンバス絵画に取り組むことにした。

画題はズバリ、スタリソンチの風景画で!!風景画なんて、まともに描くの6年ぶりくらいじゃないかーわははこりゃおもしろいわ。
絵に描きたくなるほどの風景ということです。
しかし時間が足りねえー。
ピータードイグさんとO JUNさんを合わせて、かつショボくしたっぽい風景画になりそうで怖い。なりそうというか、なる。
この2作家の風景画の引力はヤバいな。

ポーランド作家やフランス作家と飲みながら話していると、日本文化に興味を持っている人がとても多く、宮崎駿はデフォルト知識。マンガも余裕で語ることができて、本当にそういうことになってるんだなあと実感した。

明日はみんなで朝からウォッカ工場見学に行くようです。
毎日おいしいご飯です。

以下、写真ワルシャワ編その2。現状と写真紹介のタイムラグがあるのは気にせずにいきましょう。

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ワジェンキ公園。ここ、すばらしい。ポーランド出身・ショパンの像がドーンと迎えてくれる。

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公園の奥は整備された森になっていて、人に慣れたリスが「エサくれよ」という顔で寄ってくる。

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森の中にこんな宮殿がある。ポーランド最後の王様の夏の離宮だそうな。さすがにご立派。


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宮殿内部。肖像画やら大理石の像だらけ。

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周辺にはなんとクジャクが何匹も放し飼い!!変な鳴き声が印象的。こいつらも人慣れしてる…。宮殿のペンキを塗り直してるおっさんとクジャクを見つめていたら、近くに居たマダムが「ウッジュウテイクピクチャー、ウィズ、ピーコック?」と言ってくれたので「おねがいします。あのオッサンも一緒に」と一枚撮ってもらいました。

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公園近くにはワルシャワ現代美術館がある。どこの現代美術館も雰囲気は同じだー。内部はうまく撮影できなかったのでサラリと。

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オノヨーコ作品。自分と後ろの作品が反射した。

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国立博物館。ルーブルとかメトロポリタンのポーランド版といったところ。目玉作品のリューベンスやレンブラントが展示されてなかったのと、メトロポリタンを経験済みなので、ちょっと物足りなかった。贅沢な話だ。


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企画展がおもしろかった。「ARS HOMO EROTICA」て企画。タイトルで予想はできたがキワもの系。古典から現代まで裸体や男性器連発。


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宗教美術。こんな部屋がいくつもあって胸焼けした。


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古典絵画展示はこんな感じ。壁の色が白だけではなく、赤、青、ライムグリーンなど様々。暑すぎて監視員のために扇風機が回ってる。


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疲れて集中力が無くなった時にふと目にとまったちょっと良い小さい絵。作家の名前忘れた。


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この作家の部屋がお気に入り。おそらくポーランドの絵描きさん。
WITOLD WOJTKIEWICZ(1879-1909)


さすがにこの日は歩き疲れた。美術館巡りもなかなかおもしろかったけど、街とか公園を歩いた方がグッとくるのは中欧だからかなあ。

だいぶハショってますが、次は、ワルシャワ〜スタリソンチ移動、スタリソンチ風景など。続く。

ポーランドからコンニチワ。
ここを更新する余裕ができました。
不慣れな写真アップにとまどって、アップ失敗しまくりました。

さて、モスクワ経由でワルシャワで2日ほどフリー観光をしたのち、昨日ポーランド南部にある小さな街、スタリソンチに到着。この街がレジデンスの会場で、宿はアットホームなホテル。しかし、どこも連日暑い…ちなみにモスクワは過去最強に暑いらしい。

ここwifi完備なので、やばい。IS01大活躍です。いやでも、隣で大黒さんをみてたら、スマフォンより、iPod touchが激アツなのかも!?と感じています。

熱いハグで歓迎され、さっそくBEERなラテン系なノリ。
ポーランド、ポルトガル、スペイン、フランスの作家さんが到着済み。さらに中国とイタリアの作家さんが到着予定。
今日は日曜で朝はのーんびり。
夜は開会セレモニーが行われるみたいです。
制作は明日からだなー

では、写真を何枚か。取り合えず、ワルシャワ編その1。


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駅前はこんな感じででかいショッピングモールがあって、典型的現代都市。


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旧市街。大戦で破壊された町並みを復元したという場所で、まさに異国の風景。


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旧市街の王宮前。王宮の中にダビンチの作品「白てんを抱く貴婦人」が展示されてました。写真奥が王宮で、壁に展示ポスターがかかってます。本当はクラクフの美術館にある作品だけど、改装中でこっちに移動してるようです。
作品は厳重に守られ、両脇にガードマンが立ってたのでどうも落ち着かない。絵肌も近くで観察できない!
思ったよりサイズが小さくて、でもオーラはあって、でもちょっと変なところもあって、妙な感じのする不思議な作品でした。


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ワルシャワはもの凄く暑く、連日30度超え。王宮前では水が噴射されていた。水もしたたる美人レポーターと、それを撮影するカメラマンはもっと濡れ過ぎ。


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こんな感じで、オープンカフェがズラリ。僕らも真っ昼間からビールを飲みながら大黒さんと制作の話で盛り上がる。

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駅の横にある文化科学宮殿。デカい。ワルシャワに来たらまず目に入る。ロシアがポーランドに贈った建物らしい。

次は、美術館とか公園とか載せます。続く。

さて、今新千歳空港に向かっています。自慢のauスマートフォンIS01から投稿してます。昨日も準備に時間がかかり寝不足です。まったく、ぎりぎりにならなければ準備が想像以上にできてないことに気づけない性格はどうにもならんな。以前、徹夜で飛行機にのったら、この世のものとは思えない、頭が爆発しそうな頭痛が発生したので、寝不足は大丈夫なのか、不安だ!

最近はめっきりここを更新する余裕もなく、制作に追われていた…。
すきをみて、IS01を購入したり(こないだみんなに自慢したら割りとバカにされました)、村上隆氏のニコ生をみていろいろ考えたり、かさみ君と卓司くんという後輩と肉を焼いたり、attaで大先輩の中尾峰さんに会えたり、山本先生に恐ろしいプレゼントをもらったり…すべて細かく説明したかったが、とりあえず羅列のみで。

想像以上に画材を積み込んでしまい、荷物がくそみそ重くなってしまったけど大丈夫だろうか。現地にはネット環境もあるようなので、余裕があれば現地レポできるかなー

帰ってくるのは、8月6日。ポーランド漬けになってきまーす。

○メモ
描写されてる平面を見て感情が揺さぶられる→人の手で塗られた絵具を見た結果→
わずか数ミリの絵具の塗りに人は多くの感動を感じる事ができるのだなあ→
数ミリを数ミリとしっかり目で体感できてもおもしろいのではないか→
額縁にいれずむき出しの絵画だと、支持体とメディウムの境目を見る事ができる→
ここを利用して、描写の厚みを強調させる→マチエールが平らで、側面も平らなので何ミリくらいか、おおよその見当で鑑賞者が判断できる→
絵画そのもののリアリティを実感可能→描かれたイメージと、絵画そのものの存在感との揺らぎの発生

 
・場所によってインスピレーションを働かせて、その場ならではのインスタレーションができる人はホントすごい。
 僕はどこにでも移動可能な平面である絵画、のみなんだよなー。オーソドックスなキャンバス絵画というわけで。

脱絵画…壁から解放。オブジェクトから解放→無数のインスタレーションの可能性。
対して、絵画はやはりなにやら特殊な保守性と流動性を内包してる?

古典的な例えば教会の大壁画はむしろその場限定のインスタレーションのようだが、キャンバス絵画は場所に対してフレキシブルなところが魅力的でもある。
ただ、やはり垂直な面の壁に展示するのが一番で、かつ白いニュートラルな壁が理想で、
結局たいていの場合ホワイトキューブがいちばん作品が良く見えるのだけど。
でもやっぱ壁から離れてても絵画は絵画で。
例外、たとえばエルズワースケリーの作品だと、その場の壁面の大きさや質がとっても大事で、
壁が必要不可欠な要素、建築との関係が濃密だなあ。

絵画を制作する上で必要な場は、自分の住んでる半径数十メートル以内、
自分が訪れた場所、会った人、経験した出来事。場は自分の中に蓄積される。
蓄積された精神的な場を平面に結晶化するのが絵画なのかな。



○思いつきメモ
・落ち葉×アスファルト ・冬みかんやイチゴは手が汚れないから好きっつーか冬みかんってすげ ・死んだ時はお経じゃなくてマイブラのALL I NEEDがいいとチャリ乗りながら思った 
・マチスがピアノレッスン描いたの44歳 ・時計発明されたのいつ ・東橋から街中心部を傍観する瞬間の心地 ・コロチャーvsボソボソ肉 ・マルメロジャムうまい 
・ご近所付き合いで冷凍庫パンだらけ ・チャリ屋のおじさんの手つきとカタギ感 ・かわいいとはなんだ ・地元の伝説のラーメン屋、宝来が来年で閉店… 
・ブクオフで過去BT元持ち主ばれてる・なんでもZEROなJIDAI ・殺人事件 ・3回も訂正 ・酒で必ず次の日ジエンド ・サガ2やるヒマない 
・イトイ新聞に対談載るとちょっと複雑になる人 ・つーかモノツクリとウラバナシ の倒錯について ・つーかウラがオモテとごっちゃにというか ・なるほど漬物かー 
・道路ができる ・疲れないこと ・美味しそうとか触りたいとか・そうビートルズリマスターでストロベリフィルズフォエバ ・ライブにベストにいやいや録音で?的 
・言葉には責任もって ・オロナインH軟膏 ・オレンジ色むらさき色・わかってんだかわかってないんだかよくわからんな  ・ゲンダイビジュツと絵画 ・80年代 ・正当なまやかし
・曖昧受け入れ体制からの一歩脱却 ・人の引力 ・「お裾分け」でできている自分 ・25年前のUFO ・初めての絵画体験について ・星座に潜む空間 ・スパイス程度のユーモア
・豊かさに対する客観性 

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