やまもとのグレーゾーン

札幌の絵描き山本雄基のきまぐれ雑感と日常。

2014年07月

いよいよ札幌国際芸術祭2014が明日から。

といっても実際アトリエに引きこもりすぎていて
一週間前までその実感がまったくなかったんだけど、
数日前にチカホを歩いたらデカい広告が並んでいたり、
インフォメーションセンターを作っていたり、
展示会場がそのままPRになっている。
おお始まるんだなという気持ちになって来た。

加えて、事前準備として近所の書店で平積みされてた
switch別冊札幌国際芸術祭公式ガイドブックを購入しといた。
これ出来が良い!インタビューやオススメスポットなど読み物として普通に面白いし、
デザイナーの長嶋さんのカッコ良さが雑誌のフォーマットに凄くフィットしている感じがした。 
読んでるうちになんだか妙にワクワクしてくるので、興味ある人はマストバイでしょう。 

連携事業の、Actinium〜核を巡る文化〜展の会場設営のお手伝いをしたり、
一瞬だけ本展会場の赤れんがのお手伝いしたり。
ん〜もっと手伝って裏方の現場感を見たい気持ちもあったのだが、
自分の制作が追いつかないのでやっぱり引きこもりを重視する。 

そして本日内覧会。
去年関連イベントに参加したからか、内覧会のインビテーションを授かったので
さっそく回ってみる。
チカホ→北3条広場→赤れんが→500m美術館→近代美術館→資料館。 
自分の街なのに芸術祭目的で回ってるとちょっとした旅人気分になって不思議な感じ。
近美の展示が渋すぎてビックリ。逆にそれが好感触かも。 

これまでの流れの実感や、関わってる知り合いもごっそりいるのでぜんぜん客観視できなそうだけど、
細かい感想は全会場回ってから整理したい(できるのだろーか?)

レセプションも参加する。いやー結構名を聞く関係者も来てるんだなあ。
不思議な気分だ。祭太郎さんが矢面に立ってパフォーマンスしてたのカッコよい。

その後さらにカフェ和三盆で渡辺真也さんのレクチャーを聴く。
ユーラシアを1つとして考える壮大な研究とフィールドワーク、
各地域の文化の源の連結の考察が凄まじい。どんどん境界線が融解していく感じだった。
制作中の映画の一部も見せてもらえて濃密。

核を巡る文化展のレセプションでOYOYOにも顔を出す。
こちらも空間構成が良く、映像が多いけど見ごたえがある。

さすが、かつて無く現代アートシーンが盛り上がってる感ビシビシ。
これは良いぞ。

その後芸術祭の打ち上げ4次会まで。
久々にいろんな人と飲んだ。 

北京から帰って来てから、ほとんどアトリエに引きこもっている。
9月と10月に立て続けに個展があるので急ピッチで制作しなきゃならん。
今月から札幌国際芸術祭2014も始まりワタワタしそうなので今のうちに少しでも前倒しせねば。
けっこうな作品数が必要で、同時制作しているともうアトリエがキャパオーバー。
そこでアトリエの壁面積を増やしてレイアウトを変更した。
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 うん、3日間で作った割にはまあまあか。
壁がパカッと開くように蝶番をつけて、裏を収納スペースに!
リサイクルショップで無骨な棚も買って来て、スペース確保!
アトリエばっかにいるので、本棚も増やして良い本は家からこっちに移動、
読みたい本も追加購入!

ここに入居して早1年。ずっと仮っぽい佇まいだったが
これでなんとなく、画家のアトリエっぽくなってきた気がする。
それでもやっぱ狭いなあ。

巨匠達のアトリエ風景をyoutubeで見てたらデカ過ぎカッコいい途方に暮れる。

テリーウィンタースのアトリエ


ゲイリーヒュームのアトリエ




 

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