1月、2月、3月と立て続けに関東方面での展示があるので今年は年始から制作詰め。
真冬の制作詰めは本当キツい。そして梱包もキツい。

北海道外、及び国外に作品を送ることが増えてきて、作品の売り上げも増えてきたので
その度に梱包のクオリティもちょっとずつ上がってきてる。 

以前若者と梱包の話をしてて、軽くお説教したことがある。
曰く、グループ展の搬入のための運搬を赤帽さんに頼んだら、
扱いが荒くて通路の壁にぶつけられたりしたので信用できん、とかなんとか。
似たようなこというひと、結構いそう。
それに文句言うならば、金稼いでウン十万円の美術梱包雇ってみなさい。
赤帽さんのように安価でモノ運んでくれるサービスにどこまで自意識過剰にサービス求めるんじゃい。
むしろ得体の知れない生意気な自称美術家の梱包を運んでくれることに感謝しやがれ。
そんなに作品が大事だったら、
どんな運搬にも耐えられる梱包を自分でするのが当たり前だろボケえ! 

。。。と堂々と言えるようになったのは、
ドイツ生活でタフになったからかもしれん。
ドイツでは小包を届けてもらった際、
チャイムが壊れてたらしく電話で連絡があり、
玄関に出てみたら配達員にブチ切れられてびっくりした記憶がある。
ワタシ日本人、サービスに甘えすぎてました!て思った。 


自作は表面がアクリル絵具のグロスのバーニッシュでフラット仕上げのため、
跡がつきやすい。
直接プチプチは完全にアウト。
紙もいろいろ試して、クッツカーネという専用の梱包紙ですらくっつきはしないけど跡がついてしまうし、一番有効だと思われていたレーヨン紙でも、長期間保存ではやはりくっついてしまいアウト。
結局表面に何も当たらないように箱に固定するのが一番という結論になった。

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1×4の木材を組み、

写真 2017-01-26 2 11 32
最後ダンボールで包みやすくなるように凹み部分もできるだけ無くしておいて、

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裏の木材に作品をビスで固定し、(ここはまだより良い方法がある気がしている)

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表面は多めに支え木を。

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 プラダンで保護。

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厚いダンボールで包んでPPバンド張って完成。 


小さい作品も同様に。
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写真 2017-01-27 1 21 17

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このくらいやれば、大抵の国内輸送は大丈夫。
ただ毎回作品完成後にこのプロセスが待ってるのは イヤすぎるので、
これ専門のアシスタントが欲しい。。。今は配偶者を強制的に手伝わせている。 

※3年後のアップデート編
(http://yamamotograyzone.ldblog.jp/archives/52292071.html)