やまもとのグレーゾーン

札幌の絵描き山本雄基のきまぐれ雑感と日常。

2018年09月

YUKI YAMAMOTO

OHNE TITEL. WENN UBERHAUPT, DANN EINE HYPOTHESE:

MALEREI UBER AQUIVALENTE DIFFERENZEN
(タイトルなし、あるいは等価の差異についての絵画) 


EROFFNUNG: FREITAG, 07. SEPTEMBER 2018 AB 18 UHR

AUSSTELLUNG: 08. SEPTEMBER BIS 26. OKTOBER 2018
2018年9月8日~ 10月26日

Mikiko Sato Gallery
https://www.mikikosatogallery.com/de/ 


ミキコサトウギャラリーで3年ぶり、3回目の個展を開催中です。
大小合わせて16点の新作を展示しておりますので、ぜひご覧ください。




 

個展のオープニングは盛況に終えることができました。会期は10月26日までです。
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ハンブルクではもう3回目の個展で、今回はその3回分をまとめたカタログも作る予定!!
みっちり打ち合わせもしてきたので、出来上がりが楽しみ。
 

さて今回は約1週間の滞在で、
搬入したりお客さんに会ったり、ご立派なホテルに飾られてる自作を見学したり、作品のアフターケアなどしてたので、他の街や展示巡りは殆どどこにも行けず。

そんな中、ミキコサトウギャラリーから徒歩3分の、
DeichtonhallenでやってたCharline von Heyl(カタカナだとシャーリーン フォン ハイルか?)の個展だけは堪能できた。
素晴らしい!!!2005年から2018年の13年間の集大成的展示。
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昨年ミュンヘンで実物を見て、完全にリスペクトの対象となったvon Heyl、
そん時もおんなじような事を書いたかもしれないが、
キャンバスの目が潰れない程の薄塗りをキープしてるので、追おうと思えばほぼ全てのプロセスを目で追うことができる。特に形と形の際に注目すると、巧みにマスキングや塗り残しを駆使して、描く順序を計画的に倒錯させていたり、薄塗りながら複雑なパターンを幾つも展開させていることがわかる。ストリートグラフィティに繋がりそうなガサッとした描写も、何かしらの引用を匂わせる謎のイメージも意味を中和しちゃうように効いてくる。それに、意外に色の組み合わせが繊細で、実物じゃないとわからん綺麗さ。絵画は進んでいるよなあと実感させてくれる展示。
自分の展示と比較してがっつり凹むかと思ったが、むしろなんだか清々しい気持ちで、色々アイデアのヒントももらいながら鑑賞することができた。

これから札幌に戻って制作再開だ。まずは地震で壊れた作品を早く直さねば。次の展示は来月のアート台北です。

空港でMezzo Mix飲み納め!

台風の日にフライトで北海道も大荒れ、
さらに着いた次の日に北海道地震というタイミングでハンブルグ入り。
連続する大災害情報に驚く。帰国は13日とまだまだ先だ。
今回は妻を残してひとりで来てしまったので、すまん!という気持ちもあり、
共同スタジオのnaebonoは大きな被害もないようで、メンバーはSNSで盛んに情報交換しているので心強さもあり、
あの大都会全域どころか北海道全体が夜真っ暗、という現象を共有してみたかったという好奇心もあり、、、

ギャラリストのミキコさんも北海道出身なので心配している。
まだ電気や電波の復旧はエリアによってバラバラらしいけれど、
お互い家族友人知人の無事が確認できたのでとりあえずはひと安心。

ニュース確認しながら展示準備だ。
今日7日18時から個展オープニング!!!
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