朝から道展U21という21歳以下の為の公募展の搬入へ。道展という北海道の公募団体が運営している。なぜか自分はこの団体の会友なので、お手伝い。約700作品が運ばれてくる。ワカモノの作品の多くは表現がまっすぐすぎるので、見てておもしろい。
 去年と一昨年僕はセンセイをやっていたのだが、去年この展覧会で生徒が大賞をとったのだった。今ポスターになってる作品だ。

 U21搬入の隣の会場でビセンの卒業制作展をやっていたので、搬入を若干抜け出して鑑賞してみると、なんとここでも自分の生徒だった子が最優秀賞をとっているじゃないか!2m以上の大作で、あいつらしいセンスを発揮していた。作り込みのレベルも上がっており、しっかりやってたんだなって思わずジーンとなってしまいヨロけた。聞けば彼はしっかり就職を決め、今研修中だそうな。うれしい!

 続いてテンポラリースペースに寄ると森本めぐみさんが在廊中、目の前の大きな作品について何点か聞いた。思いつきの質問を放り投げてしまうものだから我ながら困ったものだ。しかしとんでもない女の子だ。制作を続けてる女の子ってだいたいとんでもないですねー恐ろしい。

 さらにこの日は僕の大学の師匠の退官記念展の搬入だ。山本勇一。僕も師匠も「やまゆう」だが親子ではない。親子ではないが、「オヤジ(演歌界で言う北島三郎的)」な感じではある。
 先生の作品をまとめて一気にみるのは初めてだ。なので搬入中もワクワク。公募展の中でも異彩を放つ絵を発表してきた先生、展示プランはバッチリ。まず入り口のレイアウトや受付の作り込みに脱帽した。札幌時計台ギャラリーでああいう事した人いるのか?

 並んだ作品群を見て思ったのは、ああこの人は絵画の事が大大大大大好きなんだ、そういう絵画だ、と。本当にそう思いました。絵画史が存分に詰まっている。絵を描くあらゆる技法が詰まっている。「形と色を求めて」という言葉の通り、追求しつづけている。それにユーモアもある。重厚なままポップ表現もしちゃってる。だからもしかすると絵画をよく知らない人(あるいはイラストレーション的油絵を絵画だと思い込んでる人など)がこの展示を見ると、「よくわからん絵」に見えるかもしれない。だけど絵画が大好きな人が見たら、こりゃ興奮しちゃいますよ。この人の油彩研究室にいて良かったなあ〜って思えます。やっぱ絵画はいいですよ。
 入り口のキャプションの言葉もなんだかジンワリきます。やばいぜやまゆう!改めてじっくり見に行こう。
 打ち上げで飲む。あらら気付けば周りには山本先生伊藤先生佐々木先生に加えて笠見君松尾君なんていつものシニアなメンバー。入り口の大きな抽象が大学3年時の絵だったと聞いてショックをうける。それとラブラブショーの事もあって伊藤先生の言葉を久しぶりに浴びた!