昨夜はギリギリCAI02の今村さんパーティに間に合い、本人とお話。空間に対する、特に今回は床やコンクリートの雰囲気に対する意識の話を聞けた。よかったーなんかスッキリしたし、葛藤としっかり受け入れてる作家さんの強さを感じた。

同時にそこで正式決定したので報告しますと、ポーランドのレジデンスに作家として選んで頂き、7月に2週間くらい滞在することになりました。
英語でシンポジウムがあるって話だけど、僕は英語が話せない。
幸運なことに、もう一人同時に選ばれた作家さんが英語が話せるとのことでかなりお世話になりそう…。
その作家さんがなんと、先日CAI02でとても面白い個展を開いていたサウンドアーティスト大黒淳一さん
まだ本人にお会いしたことがないけど、調べてみたら経歴もハンパ無い…うわあ会って話すのが楽しみ。
ということで、その為の作品を作らなきゃイカンのと、与えられたテーマについて考えをまとめなければいけなくなった。これからはポーランドとその後の個展のことで頭がイッパイになりそうだ。

さて、本日は午前中からギャラリー巡りをした。石川亨信さんの個展、大泉力也君の個展、GRAND PRIX。中でもひと際緊張感をくれたのが額田春加さんの絵画だった。周りの誰とも違う雰囲気の絵を描くが、かなり絵画に入り込んだ絵で、見ててスリリング。ぐんにゃぐんにゃしてボッコボコのマチエール、でも本人は、具象で風景画家だとキッパリ言い切る。カッコ良い。奥行きの話をして思わず鼻息が荒くなったが、ほどほどで抑えた。

午後からは、ポーランド向けの知識向上のため北大植物園へ。森だとか、文化だとか、木の製品について調べる必要があり、真っ先に浮かんだのがクマの木彫りとこの植物園!
10年札幌に居ながら初めて入った。天気も良くてキモチが良い。街の中心部なのに異質な空間。園内から見えるビル群がなんだか新鮮だ。普段植物に対して興味関心は薄いけど、いざ見てみるとおもしろい。自然林は決して華やかではなく、どちらかといえば近寄りがたい存在だった。
動物の剥製展示室もあり、クマやオオカミ怖い。そして、南極から生きて帰ったタロとジロのタロの剥製がここに!!へえ〜

夕方過ぎて、画材を購入し、街をフラリ。札幌って、住みやすい街だな〜とふと思う。
で、ついチラ見のつもりで本屋に入ったらアリ地獄だった。
偶然手にとった象虫っていう写真集、おもしろい。形がグロかっこ良すぎる!
その他、中村一美批評集や川俣正の自伝や彦坂尚嘉の皇居美術館や美術手帖など目につくものをザッとチェックしていたら時間がエラい過ぎてる…
野田ヒロシのリアリズム絵画入門をチェックして批判的な態度を育てようと思ったけど時計をみてやめた。余裕があるときに再チャレンジだ。
だーこんなつもりじゃなかったんだ!サクッと予定を済ませてじっくり長時間制作をしなければならないはずだったんだ!!何をしているんだ!!余計なインプットより今はアウトプットだろ自分!!

戒めて、マックで夕食をとり、帰ってきて制作。100号は1層目ならし中。チビ作品は残り1~2層。あー歩いたから足がイタイ。そろそろ次のパネルも作らなければ…