伊藤先生が出品している旭川美術館のウルトラマン!アートを見に行く。
普段札幌から旭川に行く場合、国道12号という日本一長い直線道路(個人的には風景が平凡すぎてすこぶる運転がツラい道)を車で行くのだけど、今は期間限定で岩見沢〜旭川間の高速道路が無料実験中なので、ズビューン!と2時間ちょいで到着した。すごい快適だけど変な感じ。

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入って最初の部屋は写真OKなので、自慢の一眼レフでウルトラマンのチャックをパシャリ。

ウルトラマンの変身シーンで使われてる模型のグーの拳が、パース強調するためにめちゃくちゃデカかった笑

展示の中で特に面白かったのは、高山良策さんという怪獣の造形制作をしている方のブース。個人ドキュメントとウルトラマン制作ドキュメントが合体してて非常にリアリティがあった。アトリエの風景や、奥さんにも手伝ってもらっていたり、画家なのに絵が描けない葛藤とそれでも造形物を作る誇り。子供用の記事にも現実的なインタビューが載っていたり。

ちなみに現代アート作品は伊藤先生の作品のみだったので、ウルトラマンの制作自体のアートワークに注目した展示内容なのだった。なのでガンダム展やドラえもん展の構成とは若干異なる。しかし確かにウルトラマンのアートワークは、普通のエンターテイメントとはなんか趣が違うので、たくさんグッときた。

実際、展示を見る前と見たあとに、ウルトラマンをDVDで借りて見てみた。実はちゃんと見た事がなかったんだ。
急ぎで見たので1話、2話、最終話をチェック。
バルタン星人のフォッフォッフォも初めて見て感動!!バルタン星人でって人間サイズで登場してたのか!!アキコ隊員がめちゃ美人なことにも感動!!と、そういうレベルの知識の僕。
セットや特撮シーン、セリフまわしや全体のノリが、当時の独特さでかなりおもしろい。

それはさておき、とりわけ最終話で出て来たゼットンがシュールでサイケ。怪獣デザインももちろん変だし、妙な鳴き声もヤバい。光線のオプチカル効果もそのサイケ感を増幅させている。現代のポップなエンターテイメントにはあまり感じない、なんともいえぬ独特の不穏さが漂っているんだ。たまらん。
っつーかポップとかサイケとかって60年代ビートルズなどほぼ同じところから出て来てるんだよなと思えばなんとなく納得。現在のポップの要素が表層的すぎるんだよなー。

そんなこんなで、モノを造ることやポップのこと、エンターテイメントのこと、時代性のことなどについて考えさせられた。ちゃんとウルトラマン見たほうがいいなこれは。想像以上に深みがあるぞ(影響されやすいんです)!