_MG_1718
Tomma Abtsの画集を購入してじっくりみている。
なんでこんな渋い抽象がターナー賞までとったのか数年ずっと引っかかっていたけど、けっこう良く見えて来た。
にしてもターナー賞か!?

全部同じサイズのキャンバスに幾何学構成的な抽象。
画像で見る限り、キャンバス地にしみ込ませたままの色の部分を残しながら、
絵具でつくった形態を交錯させてる感じ。
そうやって、小さな画面の中にダマし絵のようにイリュージョンを発生させてる。

形態とマチエールが一致しているので、上の層で完全に隠れた形態もマチエールのみ残っている。
絵画の物質性と空間に自覚的。
この辺りが見どころか。

しかし、この一点がマスターピースだ!!っていう強度にはならなそう。
同じ大きさで等間隔で展示してるので、展示空間や建築に対する意識も強いのかな。
本物の展示を見てみたい。

Christopher Woolの画集も購入してじっくりみている。
前半のフォントのペインティングも好きだけど、
後半の特にモノトーンの線の作品が素晴らしい…

スプレーなのか、どうやって描いてるのかわからない半透明の不定形な線が擦りとられている。
その擦りもまた新たな線になって画面に複雑な空間を作る。
この線は一体どうしてこんなに魅力を持っているんだろう。

その他、印刷されたイメージの反復なんかも取り入れていたり、
パターンの意識についてもっと知りたいな。
本物の展示を見てみたい。



※追記2014
その後いろんな場所で実物を見た。その一例↓
http://yamamotograyzone.ldblog.jp/archives/52166169.html