10月18日 
再び栃木へ。今度は会期終了まで2週間の滞在。
朝一の飛行機。が、寝坊して危うく乗れないところだったが、メシアな同居人が高速道路をぶっとばしてくれてギリ間に合った。
今回ばかりは頭が上がらん。帰って来たらねぎらおう。
さて東京からそのまま栃木へ移動。急ぎなのでやむを得ず新幹線をチョイス…滅多に乗れんぞ。2階席だってなにそれ!隣のオッサン も立派な駅弁食ってるぜ。
那須塩原に着いて、小野塚さんと会津若松へ向かう。
なぜ会津若松かというと、そこの小児科のお医者さんが作品を追加で希望されており、
ご挨拶と実際飾られる予定のその小児科さんの壁を見に行くため。
途中の高速道路からの眺めは美しく、特に猪苗代湖と磐梯山が絶景。

小児科さんに到着し、お忙しい中院長さんにご挨拶。とてもおだやかなかただった。
院内も清潔でアットホームな感じ。ここに作品を持って頂けるならば安心。

せっかく会津まできたからということで、喜多方ラーメンを食べて那須に戻る。
戻ったら、先日賞を頂いたAAWの実行委員長である隠地さんと月刊ギャラリーの本多さんが
会場に見に来て下さっていた。そのまま取材をうける。

その後すぐに、「アートを語る会」が始まる。
室井さんからの事前課題、
「制作のキーワードを◯、△、□、に当てはめて色紙に書いてください。」
悩んだ末、それぞれ「日常」、「宇宙真理」、「絵画」に当てはめて、そこから話を膨らませていった。
話した内容は、このブログにもいろいろ書いて来たような制作の考えや絵画のおもしろさについてなど。

いきなり密度の濃い一日で、バッタリ寝る。


10月20日
写真家の鈴木幸輝さんがやってくる。こうきさんが来たならば、夜は二人でお酒を飲みながらお話が恒例行事だ。
こうきさんは話の引き出しが異常に多いので、楽しいし勉強になる。
飲み終えた後は小一時間、夜勤の従業員さんも巻き込んでyoutubeでの音楽鑑賞タイムも恒例。
こうきさんの、死ぬ前に聞きたいイチオシ曲は、イーディ・ゴーメのthe giftだそうだ。


それとこのトニーベネット&レディーガガがすばらしいという話。


この日の夜勤の広田さんのイチオシはトム・ウェイツ。渋みありでカッコ良い。


僕はこの日はマイブラで!


みんなバラバラな趣味で盛り上がった。


10月21日
菅木志雄さんの巨大インスタレーションの搬入手伝い。
山口県立美術館から大きなトラックに載ってその作品はやってきた。
大量の木材と、重さ40kgの石が100個以上もある。
am422


悲鳴を上げながら運んで並べていく。
ズラッと一列に27メートル。
JrVW6
こうきさん(左)も、毎回搬入手伝ってます。


10人がかりでなんとか展示完了。こりゃスケールがデカイ。達成感。
wV796

日通の美術運送の方達は、プロ!って感じがヒシヒシと伝わってくる物の扱い方だった。
細かいところでも、必ず声を掛け合っていたなあ。

その後、事前に送っておいた画材が届いたので、公開制作を始める。
公開制作した作品は、そのまま札幌に送られ、Approach展に展示される予定だ。

夜はこうきさんと晩酌。昼間の日通さんの話で盛り上がる。
興味の幅はノンジャンルだけど、「プロっていうジャンル」が好きなんだよ
という話になるほど。


10月23日
今年の公募展大賞の、坂井田さんが金沢からわざわざ車で来館され展示を鑑賞していただいた。ありがたや!哲学の話をいろいろ伺う。ご飯を食べた後、また金沢に戻って行った…。
滞在時間5時間くらい…タフだなあ。

夜になって、ようやく滞在も落ち着いて来て気が緩んだのか、風邪をひいたようだ。喉が痛くて体がだるいので、
早めに寝る。