昨年の地元帯広の個展のとき、ほとんど会場にはいられなかったのだけど、
後で芳名帳を見ると懐かしい方々がたくさん見に来てくれていてうれしかった。

その中でも、中学時代の音楽の先生の名前があったことが一番感激だった。
お世話になってから15年。若い女性の先生でサバサバしてとても良い先生だった。

僕は中学時代、体育の成績がめっぽう悪く、
文化系で通信簿の数値を稼がなければならなかった。

美術はそこそこだったが、むしろ音楽の歌テストを堂々とやって好成績を収めたので、
ある日その先生から
「どうしても混声合唱をやりたいので、ピンチヒッターで男子合唱部になってほしい!」
とお願いされた笑
そして、女の子に囲まれながら、変に波長の合う体育会系からオタク系まで様々な男子達が集合して、
もともと歌うの好きだし(今も家にいる時は絵を描いている時も含め、ひとりで何かしら歌を歌っている)、
結果、緊急男子合唱部員時代がやたら心に残る思い出になっている。

先生も、どうしよもない下ネタなどにきっちり対応してくれたりビートルズを教えてくれたり、
夜遅くまでアホな男子達をまとめながら発声の特訓をしてくれた。
今思えば本当にありがたい。

そんなわけで無性に懐かしくなり、次の展示のチラシとお手紙でお礼を書いたら、
なんとその展示にも足を運んでくれた!!しかし残念また会えず。
またお手紙でお礼を書いた。

そして先日、長いお手紙がその先生から届いた。
丁寧でユーモアがあり、泣けてくる!
15年も前の生徒なのになあ。懐かしくて会いたい人からの直筆の手紙ってうれしいものだなー。
今はあの頃の先生の年齢より年上になってしまった自分が不思議だ。

大地讃頌のテノールパートでも、熱唱するか!!!