一泊二日でハンブルグに行く。
先輩の武田さんの個展を見に行くためだ。
会場のMikiko Sato Galleryは、
秋の僕の個展会場でもあるので、会場下見も込めて。

というワケでZOBという長距離バス乗り場へ。
予約もしないでカタコト英語で、
ハンブルグ行きのバスに乗れるのかはデタトコ勝負。

窓口のオッサンに若干困られたけれど、
チケットも買えたしきちんと乗れた。
札幌帯広間のバス乗る時とほとんど同じだ。
距離も似てるし親近感。2階建てバスってところが違う。
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2階建ての乗り物って大人になってもなんとなくテンション上がりますね。
3時間半、見える景色は風力発電の風車にキレイな菜の花畑の黄色、
牛や馬。しかし、平野だなあ…
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このヒョロイ木の集まりは新鮮に映る。
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お昼に着いたハンブルグは、ベルリンとはずいぶん違う雰囲気、
なんかブラウン系の色彩が多めでリッチな感じ。
中央駅のバスターミナルで降車。
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昼過ぎに到着、MIKIKO SATO Galleryは
中央駅から徒歩5分。良い場所だなー。
徒歩10分圏内に美術館もたくさんある。良いロケーションだ。

武田さんの個展は18時からオープンなので、
まずはすぐ近くでやってるゴームリーの個展をみる。
ギャラリーじゃないのに入場無料…どんな仕組みで無料なんだろ。
しかもめちゃくちゃスケールでかい!!
靴を脱いで入場、とてもデカい板が宙に浮いていて、階段で上に登る。
パッと見、ゴームリーな感じがしない。
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登るとこんな光景が。
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黒い反射床になっていて、くつろいだりできる。
なるほどイレギュラーだけどゴームリーっぽいのはこれでわかった。

その他ドキュメンタリー映像なども見れた。

今度は、ハンブルグ美術館Hamburger Kunsthalleへ。
ここもまた非常に良い美術館で、2時間くらいいたけれど、
写真が多くなりすぎるので詳細は次の記事に書きます。

さて武田さんのオープニングに向かう。
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ピンクコーディネイトに蝶ネクタイ!!
キュートな反面、
黒ぶちメガネとおかっぱと蝶ネクタイは大木凡人でもある
と思った僕は悪い後輩です。

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ここ数年のポートレートシリーズがまとめて見られる総決算的展示になっていた。
個人的にはチビシリーズと、大きな縦長シリーズがやっぱりグッとくる。
また、中央の階層のある神殿はトオンカフェで出展していた作品で、
これについて以前ムリクリ辛口意見を言ったところ、
そこがしっかりバージョンアップされていた。できる人だ…

そしてこの作品達をすべて送ったガッツがすごい。
そうとうお金もかかったらしい。
梱包もずっと大変そうだったし、恐ろしい。

ギャラリーの空間は、
天井がとても高く開放感がある。
ただ外光の差し込む方向や、壁と壁が垂直でない部分があるなど、
絵画の展示をするには少しクセのある空間で、
武田さんもかなり試行錯誤したような感じだ。

僕の時はどうやろうか、イメージを練ってみる。
六花亭さんでやったときみたく、
またしても照明などでワガママ言いそうだ…!

お客さんはひっきりなしにたくさん出入りしていたし、
作家にたくさん質問をしたり、
日本でみてきた感覚と違った。
なので武田さんもみきこさんも、忙しそうだ。

けんさん夫妻はもちろん、
先にケルンに渡航した大島さん夫妻も来ており、
皆ドイツで再会。

この日は近くのギャラリーが同じタイミングでオープニングパーティを
やっている日で、ハシゴできた。
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こんな絵画があったりしました。絵画が多めだったけど、
うーん、なんとなくモヤモヤ感。

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ハンブルグ街並。なんかリッチ感!

オープニングが終わって、打ち上げ。各ギャラリーの打ち上げも行われていたので
かなりガヤガヤ。隣の夫婦やお兄さんと超ブロークンな英語で話してみるも、
やはりムズ痒い気分に…これではイカン!
とりあえずこういう英語で話せる機会は逃せない!

打ち上げハシゴでクラブにも行ってみるも、場違い気分満載ですぐに退場。
あのカルチャーはホント苦手。自分の人生観にまったく必要性を感じない。

みきこさんのトコに泊めてもらう。
半ば強引駆け込みのため、
武田さんと同じベッドで一夜を共にした笑