午前中にハンブルグ市立美術館で常設展示を見る。
現代美術の部屋が1部屋1作家、全13作家の見やすい常設。
http://www.hamburger-kunsthalle.de/index.php/15-years/articles/15-years-gdg.html


IMG_2540


IMG_2538
おなじみリヒターはフォト系も抽象系も揃ってて質高い。
このカラーチャート絵画の筆跡が良かったな。



IMG_2531
 ポルケついにきた!!!!!
しかもこの透明支持体のデカいやつあり。 
これを望んでたんですよ〜なんでもっと早く見せてくれなかったの。

_MG_0652

透明部分はどうも透ける生地のようで、その上にニスっぽい何かで
下塗りして描写して、またニスっぽい何かを塗っているようだった。
よーく見ると、表面に小さな黒いツブツブがたくさんあって、
さらに凝視すると、これは虫の死骸だ!
マチエールになっちゃってる。キモい。

IMG_2532
 小振りだけど、これもめっちゃ良い。
こっちは真ん中上部に茶色いツブツブが。
これはどうも最後に塗ってるニスっぽい何かの滴りかけた痕で、
つまり最後の過程で、描写面を下に向けて吊るして乾かした可能性がある。

_MG_0665
描写の細部はこんな感じだった。

_MG_0667
これは透明素材じゃなくてプリント生地の布に描いてるやつ、デカい。

_MG_0668
額との関係がイイ感じ


IMG_2536
あとこれも見れました。
上のスイッチを押すと、下のイモが回るやつ。
どのお客さんも失笑してた!

IMG_2537
サインのところに24/30って書いてるので、
マルチプルなんだな。 


IMG_2528
 1990年近辺のクリストファーウールの作品も。
アルミの硬質な支持体にマットなホワイトとアルキド系のグロスペイント黒を使ってる。
_MG_0697

カメレオンって書いてるこの作品は、グリッドマス目の鉛筆下書きもうっすら見えた。

_MG_0698
てことは、文字は筆で描いてるかな。


IMG_2529
これすごく良かった。
落書きっぽく見えて、複雑な構成を持ってる。 
記号的な黒い描写はおそらく版で、
グレーがかってる部分はブラシで塗ってるのだが、
それがコンポジションを作ってるし、グレー層の前と後に
黒い記号の層があるので、消えたり消えてなかったり層が混ざったり。
十字の直線で画面中央をマスキングされてたり。
IMG_2658

あーなるほど自分の作品に欲しい構造がこの絵の中にガッツシ表現されてるから
気になったのか…

質感が硬質なせいもありでなんだか都会的な絵画だ。

IMG_2530
これらも微妙な版のズラしを表現していて、よーくみるとトリッキー。

IMG_2661
左の作品の拡大。ところどころ、柄がビョーンと伸びていて、
全体を見るとそのパターンが不揃いなので不思議だ。
興味深い。
これらの作風のあとにあのスプレーとストロークの抽象になるんだよな。



他にも、ブルースナウマンのネオン作品や、
_MG_0699

ローズマリートロッケルの作品群など、
_MG_0692

質の高いのが揃っていた。
ここの展示室の空間は正直そんな広くないし渋いんだけど、満足。