3日目は歩いてポンピドゥーへ向かう。
セーヌ川沿いにはポンヌフからのノートルダム大聖堂。
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ああああクリストが包んでるの画像で見た事あるわあ

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ああああここも、いろんな絵の中で見た事あるわあ…
マティスもこの並びのアトリエから見ていた風景というわけだ。

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大聖堂。ケルンの巨大さから見れば穏やか。
でもやっぱりデカくて気品がある。


さらに歩くと、一本間違ってポンピドゥの裏側に出た。
こんな感じなのねえ。
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辺りをぐるっとまわりこんで、近所のゲームショップで
SDカードを買って正面から突撃だ。
ポンピドゥ、堂々とした佇まいでカッコ良い。
ダリの顔がドーンと。企画展はダリの回顧展だって。
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中はいきなり美術館ではなく、複合施設のようになっていた。
アートセンターってやつだ。

美術館はだいぶ上の階なのでエスカレーターを上がって行く。
ちなみにアーティストカード、ここでは使えず!!
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まず常設から。
60年代以降の現代美術の入り口、
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トゥオンブリがいきなり。

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ブライスマーデンのこのシリーズ初見。
マットで粘土っぽい質感はワックスが混ざっているからだろう。
T字が並んだ様な意味深な構成と、各色面が別パネル、
鈍い色彩がイケてる。

同じ部屋にはライマンとケリーもあり。

そこから、長い通路の両脇に展示室があって、
時系列+国毎+系統毎にゆるやかにカテゴライズされてるような展示構成。
本格的な入り口はこんな感じ。
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モノクロのウォーホルの向かいにこのスーラージュが向かい合わせに展示されてる。
こういう組み合わせの時点でちょっと不思議な感じがする。

ちょっとランダムに写真をアップしていく。
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一番奥にネト。
で、回廊になってないのでまた折り返して展示入り口まで戻っていく。
独特だな…

展示全体の印象だけ記しておくが、
何というか、さすがのパリプライドを感じる展示の並びというか。
ユーロ圏ゴリ押しなラインナップでこれは新鮮。
ボエッティやペノーネなどイタリア現代ゾーンや、アンリサラやピエールユイグなど
ドクメンタで目立ってた作家もポツポツ重要っぽいポジションに置かれてるので
ドクメンタ見た後で良かったわ、自分も馴染みを持って流れを追う事ができたような。

メイン通路にはリヒターやポルケ、ライリーやドイグが並ぶ。
それらも、色彩の感じがパリチョイスっぽく感じるのはオレの先入観や偏見なんだろーか。
カタリーナグロッセの壁にスプレーじゃないキャンバス絵画なんかも。
なんとなくポップと言うよりは、
高貴な感じ華やかなビビッドさを持った色彩の作品チョイス。

アメリカ美術の比重が少なめな感じがすごーくした。
たまたまではないと思うんだけど。これも偏見なんだろうか。

上階に登って今度は近代ゾーンへ。
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ミロ。いつもは微妙に自分の琴線とズレる作家だが、この作品群はけっこうイケてる。

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下階と同じような展示構成。オエー同じボリュームがあんのか。
しかも間違いなく近代の方が点数が多い。

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さすが近代芸術の中心地だけあって、
序盤からマティスとピカソの重要な作品でがんがん攻めて来る。
クプカやドローネーなど、いぶし銀なポジションもしっかり並んでて見応えがある。

しかし!一番見たかったマティスの「コリウールのフランス窓」がやはり貸し出し中で見れず!
見逃したんじゃないかと思ってインフォメーションの人に泣きついたけど
やっぱり無いようだ。なんてこったい。。

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見覚えのない抽象達がたくさん。

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マレーヴィッチの大理石ペインティング。イイっすわあ。

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デュシャンも沢山あった。

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ベルメールの球体人形なんかも初めてみたが、
想像以上に手作り感や塗り感が強くてそれがけっこうイイ。意外。

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ベルメールからのバルテュス、とか。

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この構成にもけっこうビックリ。
ポロックとロスコの割と微妙な作品をポツンと単体で置いてる通路の奥に、
マティス晩年の切り絵の大作。
少なくともアメリカやドイツでこのような展示構成は見た事がない。

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このピカソに衝撃を受けた。
超晩年の作品たぶん80歳くらいらへん。
海辺で裸の女の人が放尿してんの。
空にはくにゃくにゃしたラインが浮遊している。
高齢の死に際でこんな表現できるかね。
ピカソの凄みを感じざるを得ない。
各時代のピカソが充実しているので、
所々でこの人まだこんなこともやってんの!?ってのが突然現れる。
正しいピカソの楽しみ方が出来てきた気がする。


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ジャスパージョーンズとラウシェンバーグは欧州でもどこの美術館にも人気なのかな。
かならずセットで置かれている。
上の作品はラウシェンバーグ、、、にしてはやや微妙なライン。
奥にジムダインも並んで。

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ポップアート辺りまで来るとこんな微妙な作品も…

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続・見慣れない抽象。


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アルマンやド・スタールも並んでくるのか。

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幾何学抽象まとめの部屋、モンドリアンを挟むこの謎の並び。

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後半はやっぱりアンフォルメルとかフォンタナとかイブクライン、
あとは妙なオップ系構成抽象、加えて堂々とヴァザルリがあったり、
妙なキネティックアートで締めるってのもおもしろい。

この何倍もの膨大な量があるので、目眩が…。

しかし自分の美術史の捉え方はニューヨークMOMA基準だったのねと
思い知らされた。
近代も現代も同時代の切り取り方がMOMAと全然違う!!!
アメリカ抽象表現主義をすっぽ抜いてる感が寂しいのだが、
そこが一番おもしろいっつーか。
フランスの現代美術の城がここ基準になってるのであれば、
アメリカとは全然美術観が違いそうだ。

ドイツだとそこまでの偏りはあまり感じない。

映像アーカイブの部屋もあって、かなりの量の有名映像作品を自由に見る事ができた。
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さすがに数作品チラ見で終えてしまったけどこれは良い。

もうすっかり疲れてしまって、さらに上階の企画は渋めでダリ。
ダリは結構見てるしさすが混んでたから、もうイマイチ気乗りしない。
でもせっかくだからと、いざ見てみると企画の厚みが今まで見て来たものと
格段に違ってとてもおもしろかった…!撮影は禁止なので残念。
小さい画面の絵画に持参の虫メガネを向けて観察するおじーちゃんにまで遭遇。

特に後半、ポップアートのようなドット絵画とかドリッピングとかを
積極的に取り入れててダリの印象からズレた作品がたくさん。
ホログラムの仕掛けを使った立体作品や、点滅するライトを仕込んだ絵画なども。
それらを見れたのが一番良かったな。

このエリアだけ、撮影OK。賑わってる中自分も行ってみる。
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真ん中の人は、僕です。
セットに座って、向かいのスクリーンに映った映像を記念撮影…

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展示エリアを出ればパリの街を俯瞰できる。
森美術館みたいな展望スポットとしての役割もあんのだね。
うおお、夕暮れのモンマルトルの丘だー。

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午前中から行って日も暮れかけるまでいたにも関わらず、
さらにもう1つ。
ポンピドゥのすぐ目の前にブランクーシのアトリエがあるので
こっちも。
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半分死にながら見てたのでもったいないが
必見だと思います。


夜はみっちゃんが厨房で働いてるレストランで食べた。
めっちゃ働いてた。Nanashiっていうお店で、
オシャレな客層でずいぶん繁盛してたしとてもウマかったです。
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癒しのおにぎり。