ゲント翌朝。
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宿の部屋からの眺め…もしや夢ではという光景の昨夜の彷徨いはやはり現実だったか。
改めてなんなんだこの景色は。
宿のwifiで無事友人サム君と連絡がつく。
サム君はコロンビアへ彼氏のユアン君に会いにいってるので、
ゲントの友人に部屋の鍵を預けてるとのこと。

その友人アンドリュー君と連絡を取り、
お昼に街の中心部のスタバで待ち合わせ。
それまで周辺をブラブラ。
雪の降る白いゲント、またたまらん風景だ。
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あ〜この街歩いてるだけでめちゃ楽しいんですけど。
さすがの僕でも風景にたくさんカメラを向けちゃう。
しかも、こんな城まであった!! 石でできた古い城。
ハッキリ言って、ドラクエの世界観だよ。
こんな中世観ってドラクエやFFなどゲームの世界でしか体験したことなかったわ。
きっとこういう場所を取材して作られてるんだな…。

城の中に入ってみたら、博物館みたいになってた。
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剣や弓やヨロイにくさりかたびらなど武器防具、
やっぱりゲームの世界に入り込んだ感。
ギロチン台の複製まで。

その後アンドリュー君と会えまして、無事鍵ゲット!
サムのアパートまで案内してもらう。
サムの部屋はめっちゃ広かった。
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かなりボロいコンクリのアパートを、
自分でリノベーションしながら住んでる感じでカッコ良い。さすが建築士だ。

 さて一段落したので本腰ゲント視察へ。
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この街の真ん中にあるデッカいセントバーフ大聖堂で、
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目的その1ファンアイク兄弟の「神秘の子羊((ヘントの祭壇画)」を見る。
中は撮影不可。やはり荘厳な内部に、この作品専用の小部屋があって別料金で入場する。
一部修復中で印刷パネルにすり替わっていたけれど、十分すぎる見応え。
ものすごい描写の質だ。
それに教会で観音開きの宗教画を見られるという体験。
美術館で宗教画を鑑賞するのとエラい違いだ。

キリスト教のことをほとんど知らんかった自分にとってこのような宗教画は、
描かれているテーマが何なのかをある程度でも知らないと中身がさっぱりわからんわけなのだが、
ここにもなんと日本語の音声ガイドと解説文が!これはありがたい…
真ん中の、血がピューッと出ているのがキリストではなくて子羊だったり、
各パネルの配列や描かれた人物もわかってただただ勉強になる。
作品の裏側にも、パトロンの肖像画が一緒に描かれていた。

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聖堂の裏側には、ファン・アイク兄弟の銅像があった。

トラムに乗って中央駅方面へ向かう。
途中で降りて大きな公園を横切っていく。
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ソリ滑り。冬の光景もいいが夏も見てみたい街だ…
通行人に道を尋ねつつ、

目的その2 ゲント現代美術館S.M.A.Kも見る。
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あまり見た事がない現代美術作家の作品がたくさん見れておもしろい。
また一部だけ。
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Panamarenko パナマレンコ、名前だけ聞いた事がある。
キャプションの下のほうに、
ツイートのハッシュタグを指定しててノリがイケてる美術館だな。

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これ、なんかめっちゃ良かった。

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Mark Manders マーク・マンダースというオランダの作家だって。

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お、やっぱりありましたミヒャエル・ボレマンス。
実はヨコトリで見た時などあんまピンと来てなかったのだが、

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この不思議な家を巡る一連の物語的な作品群はおもしろかったな。

映像作品もあったし、

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ちょっと暗くて見づらいけど立体作品まで。これはイマイチよくわかんね。

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タイマンスもゆったり一部屋。

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Francois Morellet 初見の幾何学系抽象作家。

結局絵画ばっかり注目してみてしまうが、
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ラウル・デ・カイザーもしっかり締めとして展示。
大きい作品でも絶妙な抜けてる感は変わらない。
ベルギー現代絵画、アツいな。
フランシスアリスの絵画もそうだけど、
緩めにキャンバスを貼って、ボソっとしたグレイシュな気品塗りって感じの
ベルジャンペインティングの系譜ってのがあるのかな。

良質なオルタナ感に好感が持てるいい美術館だった。

隣のゲント市立美術館は古典絵画館。
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規模の割には地味なコレクションで
ドイツやフランスで見た様な大御所が並んでいない。
どこにでもあると思われたお隣の国のレンブラントも無いのは不思議だった。

ジェームズアンソールなんかが並んでたり
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ちょっと奇特な無名作家の作品等が目立ってた。
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なるほど。 
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こっちにもデ・カイザーか。すごいリスペクトされてるのかな。
いや〜見るたびに微妙に変化があっておもしろいな。

ゲント、良い!!!
サムのアパートに戻りひと息。
お風呂に浴槽があるので、超ひさしぶりに湯に浸かる。
自分のレジデンスもシャワーしか無かったし
今まで泊まり歩いたとこも全部シャワーのみだったので
これは嬉しすぎる。