丸一日寝たら、
朦朧としてはいるものの動けるレベルにはなったようだ。良かった。
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窓から外を眺めてみる。バルセロナは2日目も雨…あらら。
宿はカテドラルのすぐ裏なのだが、時間も体力も無いので
行き先は最低限に絞ることに。

宿からすぐ近くのピカソ美術館へ。
雨だけどずいぶん人が並んでいる。
20分程並んで入場する。立派な個人美術館だ。
撮影は不可。今回の旅では撮影不可がやたら多いなあ。

有名な初期作品の「初聖体拝領」や「科学と慈愛」、
15,6歳の時の作品とのことで驚かれる作品だが、
確かにめちゃくちゃうまいが描きかたなどはさすがにオーソドックス。 
それに根本的に根暗なピカソ…という感じ。

点数はそんなに多くないけど各時代毎につまみ食い的展示で
ピカソの驚愕の雑食感はあまりプッシュされてない印象。
展示は洗練されていてキレイ。
奥の広い部屋でラス・メニーナスのシリーズの多数のバリエーションが
一挙に展示されていて、それが一番おもしろかったな。

その後、サグラダファミリアへ移動。
地下鉄駅を出て振り向くと、さっそくあのファザードが見える。
サ、サ、サグラダファミリア… !
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もっとドデかい、それこそケルン大聖堂レベルのファザードかと思っていたが、
想像よりは小さい印象。しかしながらいやこらホントにもの凄い唯一無二感。
細部が…
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いっこいっこの彫刻がボリュームある。
これは時間かかるわけだ。

中に入ってなお驚く。
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こんな風になってんだ!
作ってる途中なのでファザードに比べると出来立てホヤホヤな質感だが、
上の方のギザギザなディティールは、
どういうスケールでどういう構造なのかもはやわからん。
ステンドグラスの抽象的な柄もカッコ良い。

全体に比べて祭壇が地味だったがこれもこれから変わるんだろか。
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作りかけの照明がごろごろ転がっとる。でけー。


しかし病み上がりの朦朧状態では。
ピカソとガウディだけでももうキツい。
一気に体力の限界がきて、向かいのケンタッキーで休む。
雨も上がらないし、本当はもっとガウディ建築を浴びたいのだけど歩くのキツイ。
渋々マドリードへ移動する事にする。 
ああ…現代美術館MACBAも行きたかったし、
海の方のバーなんかも見てみたかったなあ。
バルセロナらしさをほとんど体感できずに終わってしまった。

バルセロナ・サンツ駅へ。ここもキレイだ。
英語可能なチケット窓口が少ない。

スペイン国鉄レンフェ(Renfe)、イタリアに比べると高額だなあ。
Aveという特急でマドリードまで90ユーロくらいか… イタリアの倍する!
新幹線と同じくらいだな。
高いだけあって、ゲートが空港のような感じ。
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そんなのいらんわ〜 そして高い割には車内でwifi使えねえし。
と文句を言いつつ乗り込んで、
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3時間でマドリッド到着。

さすが首都、都会だ。
宿は駅からすぐ近く。ホステルというかホテルのようだ。
でも安い、一泊20ユーロ弱。 
体調も優れないので早めに寝よう。やれやれ。