昨日は大事な後輩達の結婚式。良い式でした。
搬入直前の寝不足でナチュラルハイになっていた…

その後2次会をやむを得ず欠席してスタジオで深夜まで梱包作業。
昼と夜の落差が凄げえ…。 
今回から、作品の梱包を木の枠でがっつし保護する方式に
アップデートしたために、めっちゃ辛い。
辛いけど、これくらいやんないとやっぱ駄目だ。後々のためにも。

さて少し眠って朝から、
仕事でほぼ徹夜したYちゃんとフィットシャトルを道連れにして
梱包した小中型の作品を積み込んで、
朝から法定速度キープの高速で帯広へゴーゴー。札幌から3時間弱で到着する。
 
美術館の搬入は初。
今展の企画者である学芸員鎌田さんと、
学芸員石尾さんのサポートを頼りに、
そして専属のヤマトさんのスタッフ2人を付けてくれる。
こっ、これが美術館の搬入か。

あらかじめ送ってキープしてもらっていた大作2点含む全作品の
梱包を手分けしてサクサク解いて並べていく。
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配置は大まかに決めていたのでそれを元にスタッフさんに
作品を移動してもらうのだけど、
指示するボス的なVIP感覚に慣れずにキンチョー。
しかし常に配置による空間の変化を遠目で見れるので
すっごいありがたい。しかも早い。

結局少し元のイメージと変わり迷った部分もあったけど
学芸員さん達のアドバイスにも助けられる。
客観的視点とジャッジの早さにプロ魂を感じました。
無事しっくりくる配置決定。
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途中、すでに展示完了している隣の展示室の細木さんとご挨拶したり、
搬入中の他作家さん達の展示室にオジャマしたり、
展示が出来上がっていく様を体感するこのワクワク感。 


スタッフさん達は、超便利な三脚つきのタテヨコレーザー水平器を
駆使しながらサクサク作品を壁に取り付けていった。
技を学んでおこう…。
Photo 2013-11-18 15 56 11

この方達は聞けば、今シーズンだと札幌の近美のシャガール展とか
芸森のマインドフルネスの展示作業も担当したんだそうな。

取り付けが終わり、照明調整へ。
ライトの数も十分に用意していただけたので、
もっと明るくしてください要望を連発、
スタッフさんも「作品大丈夫?近美の展示なんかは光度制限のあったりだったけど、
現代のこういう作品は明るいのがいいねえ』っつってノッてくれた。
 
自作は光当てればそれだけ透明層の中に光も入って色がくっきりでるので
見え方がだいぶ変化するので、これだけ要望通り当てられるのはうれしい。
LEDに変えたばっかりだから省エネも大丈夫!とのこと。 

そんで立派なキャプションの位置決めもバッチリ、
ちょっぴり時間押しちゃたけど
この日のうちに展示完成!
チラッとだけメインの壁面を載せます。
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今展は各作家ひと部屋ずつ与えられている構成で、
自分の部屋が展示の最初に来るので、
180cm×180cmのこれら2つが最初にドーンと明るく目に入ってくるように
してみた。

ようやくビジョンが形になったこの瞬間。
感無量でございます。 

やっと肩の荷が1つ降りた…!