昼過ぎ起きてアトリエへ。
僕の後輩でゆきちゃんの友達夫妻が、
この機会に、前々から欲しかった自作を購入したいとのことで、
香港出展予定だった作品を見にくる。お、マスクちゃんと付けてる。
本来なら現地に送ってるはずが、
現在Artsyというサイトでウェブ販売状態なので、
実物は全部アトリエにあるのだ。

後輩夫妻は作品の前で、
家の壁はこのくらいで、、、光はあそこだと強すぎるしあそこだと暗いし、、、
と、飾った状態をシミュレーションしてる様子。

ちょうどギャラリー門馬でも別作品が展示中なので、
そっちとも見比べたいと、ギャラリーへと向かって行き、
結局そっちの作品が部屋に適しているとのことで、買ってくれた。
ありがたや!!

その後輩、学生時代にも4000円で手のひらサイズの作品を買ってくれてたんだよな。
あの時はギャラリーとのやりとりも存在しておらず、販売のルールも知らぬまま、
なんとなく4000円と自分で決めていた。今は10倍以上の値段になっとるな。
他にも何名か同じシリーズ買ってくれた。
今考えると無謀だが、4000円だし幸いトラブルもなかったので良かったけど。
学生の皆さんや若い作家さんは販売のあれこれ、
周りの信頼できる大人に聞いたりしながら、気をつけてください。

ちなみに今回は、作品がアトリエにもあったわけだけど、
知り合いだからと言って、僕から直接売らないようにしている。
たまに古い友人や知人などに、
僕自身からアトリエにある新作や古い作品を安く直接買ったりできないのか、
と聞かれるけど、販売については必ずコマーシャルギャラリーが窓口になってもらっている。
作品が売れた時は、ギャラリーによって割合は多少違うとはいえ、
基本50パーセントずつの取り分と決まっている。
お互いの役割(作家は全力で質の高い作品制作。ギャラリーは全力で作品販売、プロモーション、作品破損や輸送、トラブルなどの窓口全般)のために、50/50。
だから、一緒に仕事をするギャラリーは真剣に考えねばならんし、
信頼関係を作って共闘する。
勝手に僕が直接お客さんと販売のやりとりすることは、
ギャラリーとの関係を裏切ることになる。
どうしてもなイレギュラーな事態(例えば作家同士の作品交換とか)があれば、
ギャラリーに相談するなりなんなり、後々トラブルが起こらないように。

ちなみに値段は全ギャラリーと相談しながら決めてて、
すべてサイズで決まっている。
絵画は日本ではよく、号○○円、というルールがあるんだが、
僕は号という特殊単位では作品作ってないし。
ウチの場合は大まかに言えば、(タテ+ヨコ)×〇〇euroという計算式があって、
どの国のどのギャラリー、どのフェアで買っても基本一律同じ。
(消費税は各国別。通貨の違う時はレートを参照に1euro=〇〇円と基準を設定。数年越しに大幅に変化した時は再調整。端数も切りよくする。そのため国が変わると多少のズレは発生する)
違うギャラリーで大幅に値段が違ったり、自分の思い入れなどで金額が不自然に変化すると、
一貫性が無くなり、信頼も落ちる。
作品形態によって価格の算出方法は様々だと思うけど、
客観的な説明ができるルールで決めること。要注意。

、、、、みたいなことって、ある程度学校で教わりたかったよなあ。
今はそういう機会あるのかな。

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昨日メッセンジャーでウザいオジサンモードでテキスト送ろうと思ったら、
妻に止められたんですよ、という話を別のメールで別の人に話してたら、
ある本の1ページの画像が送られてきた。
老シャガールが、夫人がいる限り、何一つワシの自由にはならん、
と愚痴を溢しているという内容だった。笑
なるほど、、、
これはシャガールも、本人は自由で夫人が裏で苦労して支えてるタイプということでもあるな。
こういう巨匠の些細なエピソードが残っているのは良いことだ。
しかしよくこんなピンポイントなネタを即答で送ってきたなあ。
その方も、同じ境遇なのだろうか、、、

今日も割と淡々と制作。
ちょっと新しい、円のランダム配置の仕組みを取り入れて実験してみてるところ。