ホテルのフロントでお言葉に甘えてマスクをもらって、
帰りはホテルから空港直通のバスが出てるので荷物も置いて、
身軽に豊田市美の開館時間に合わせてゴー。

さすが会期終了間近の日曜、開館直後から人多め。
つっても、ガチ抽象の現代美術で、こんなに人が来るものなのか、、、
世の中も変わったものだ。 

同じく豊田市美の抽象の力展もそうだったが、
展示序盤の導入構成がめちゃ素晴らしい。
会場に入った瞬間に、あかさかみつけのシリーズがズラーっと並び、
ガラス越しに大きなペインティングもチラ見せ、
ドローイングマシンによる作品もタイル作品も並び、 
展示室に入ってすぐ、目線を移せば一望できるようになっている。 

少し進んだら、ルネサンス経験の条件で展開した、
ブランカッチ礼拝堂のAR分析を必ず通過するようになっていて、
この分析の方法が鑑賞者にインストールがされれば、
作品の鑑賞脳もそれに引っ張られるようにできている。 

引っ張られ過ぎるのをまたかわすように、
ペタペタとした妙な痕跡だらけのお馴染みの大作とサムホールも並ぶ。 
塗りのプロセスを想像しながら見ると、トリッキーなことし過ぎてるんだよな。
小さな絵具の塊のキワ、綿布が少しカリカリ削られてるような跡が見られたり、
顔料の粒が表面に露出してたり(まぶしてるのかな、、、)、
違うナイフの跡が重なりながら、くっきりお互いを避けあってたり。
そもそも、剥き出しの綿布に複雑なぺたぺたを塗ってるのに、
下描きや葛藤の跡が、一個もないのだ。
下準備の段階で時間をかけた何かをやっているに違いない。

サムホールのあの不思議な額も、わざわざ一枚板から凹凸を彫り出してたり。

、、、と展示のことを書き始めるとキリがないので程々にしておこう。
展示途中に、 偶然次々に友達に遭遇してビビる。
栃木から1名、神奈川から1名、青森から1名、北海道から1名。 
ようみんな遠くから来るよなあ!!笑ってしまった。
しかしやっぱり、意外にみんなマスクしてないな。
したくても手に入らんってケースもあるようだ。

バスの時間ギリギリまで鑑賞。お腹いっぱい。
札幌が強風で、スタジオのシャッターがぶっ壊れたと連絡が入り動揺する。
直るのか?それ以前にそんな強風で飛行機が飛ぶのか、、、?

空港に着き、またあの遠い遠いLCCのターミナルを経て、
無事に飛べた。シャッターも大きな破損ではなかったらしく、
夜には元どおりになったらしい。良かった良かった。

これでまた、しばらく遠出がないんだったら安心なのだが、
3月の東京アートフェアは未だどうなるか発表が出ていない。
さすがに開催怪しいところだと思うけど、
どうなることやら。