先日アシ君が教えてくれた、
トオンカフェの藤田冴子個展『WASHING MY PANTY』をみに。
https://toovcafegallery.shopinfo.jp/posts/9464544?categoryIds=1097132

おそらく自身の性被害体験と性暴力のニュースをポップさの中に濃く絡めた直接的な表現で、
久しぶりにこのような、社会に切り込んでいくようなコンセプトの作品を体感できたのは良かった。
作品の強い個人の感情とテーマに異論なし。かつアシ君同様、異性として学ぶこともある。
まだ大学在学中の作家さんで、素材の選び方とか造形的な提示の仕方は粗さがあるように見えたし、
プラス美術作品として提示する必然、みたいな部分はまだまだいけそう。

札幌もなんとなく尖った作風の作家は減ったよなあ。
あ〜過去を振り返れば、
卒業後のいくつかのハードル、仕事、人間関係、恋愛、家庭、の中で、
美術への極度の嫌悪、あるいは社会の中で幸福を見つけるなど、
続ける意味が無くなるのか、
いろんな尖った若手がいろんな理由でいつの間にか活動をやめていった。
それで何も問題ないんだけど、おもしろい学生の展示を見たときは、
卒業したあとも、まずなにがなんでも5年くらい続けて欲しい、、!!
と思うようになってしまったな。



次はsalon cojica、小林知世 個展 『暗闇で手紙を読む』をみに。
https://www.salon-cojica.com

同じスタジオの若手なので制作中の様子も度々見ていたけれど、やはり展示会場は作品配置の緊張感が全然違うので、印象もガラッとかわる。そして意外、作家初の個展とのこと。
寒い地域の作家らしい独特の静寂さや、フィルタをかけられたような色彩、展示室入口からバンと目に入ってくる、DMに使ってるコントラスト強めな建物の中が描かれた作品の捉えにくい床面の不可解な状況とか、オーガンジーの皮膜越しにみる木板のドローイングとか、クールで格好よい。
以前見た展示の際は、絵画とオブジェが連結されていたり、タイルや金属プレートなど冷たく硬質なモノが敷かれているなど、空間に迫り出したギミックとかインスタレーションで見せていたけれど、
今回はコジカの空間を考慮しているのかシンプルなペインティングスタイル。

札幌で若世代ペインターの充実した展示が見れるの嬉しいよな。
なえぼの始めた4年くらい前は、30後半過ぎた中堅作家みなで次世代の層の薄さに危機感を持っていたけれど、
今気づけば26~7歳くらいの世代に集中して面白い表現をしてる作家たちが増えてる印象だ。 
そのさらに下の世代にも影響を与えているっぽいし。
小林さんもちょうどなえぼのに入居してきた頃、
美大卒業後の社会生活の中でひとつハードルを飛び越えた美術作家の覚悟を感じた。
そこから展示機会もどんどん増えてて頼もしい。

若い作家も伸び伸び制作発表できる場作りに、
中堅になりつつある?なった?自分も少しくらいは自分の活動を通して貢献していきたいものだ。

ギャラリー巡ったのち、通常モード。
と思ったら、突然アポなしで道外からスタジオ訪問があったり。おもしろい美大生だった。

制作制作。
今年は大きめの作品を多めにつくってるので、
メディウムの消費が凄まじい。3リットルボトル40個追加注文した。