やまもとのグレーゾーン

札幌の絵描き山本雄基のきまぐれ雑感と日常。

カテゴリ: 日常

同級生むつきちゃん(今年はスト兇離ャミィの格好で露出度が高かった)に誘われて、
毎年恒例ららつーです。
すばらしい!!

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せっかくauからiPhoneが出たのでiPhoneに変えたいと思ってたけど、MacがOS10.4だから同期できねえという問題がある。
10.6にアップグ レードすると、たぶんほとんどのアプリケーションが使えなくなる。
もう中古で買った黒MacbookもボロだしいっそAir買うか?
いやどっちにしろ、アプリケーションが問題だ。 iPhone変更ハードルは高い。

…とそんなことをつぶやいたら、10.6でもアプリはイケる!という情報を耳にして、
一気に実行!
外付けHDDにtigerをまるごとうつして、本体はsnow leopardに上げた。
今の所アプリも動いてるぽいし大丈夫そうだけど、いろんなセットアップにえらい時間がかかる。
まだ油断はできない。

んなわけでOS問題も一応解決したので満を持してAppleストアへ出向き、
あっさりiPhoneに機種変してから一週間が経つ。

そう、今までの僕のスマートフォンはIS01!
未だに、それは何ですか?と聞かれるような機種で、
起動するたびにエラーはでるわ、OS上がらないから非対応アプリ多すぎるわ、Androidなのにフラッシュ見れないわ、
何かと問題ばっかりだけどその色や形、レア度で意地でもかわいがっていました。
が、実際iPhoneにしてみると、圧倒的にiPhoneがいいや!!

う〜ん、まさかこんなに差があるとは…。触ってるだけでも快適さが違う。
Android張り合えてるのか…?
今まで、なんだよ皆してiPhoneiPhoneて同じものもっててもおもしろくないじゃん、
なんつって斜に構えていた部分もあったかもしれない。
しかしこりゃ持ったモン勝ちだった実際。

最高のオモチャを手に入れてしまったので、時間奪われ気味。ヤバいヤバい。
Instagramって、iPhoneアプリだったんだな…。
シャレオツなフォトを何かしてなんたらかんたらな何かと思ってたけど、
やってみるとハマっとる!こりゃ楽しい。
iPhone4Sのカメラは思った以上に使い勝手が良くて、
これでいちいち一眼レフ持ち出さなくて済む。
同期も楽なので快適だ!



梱包は苦手だ。なので清志郎を流して自分を励ましながら、
Approach展に出展するための大作をなんとか完成させ、梱包をやってた深夜1時。

ピンポーンと突然家のチャイムがなった。
一体何事かとビビりながら玄関をあけると、そこには警察のオッサンがいた笑

おいおいついにリアル古谷実ワールドに足を踏み入れてしまったのか!?なんかヤバイことやったっけ!?
と瞬間的に自分を疑ったが、
警察のオッサン開口一番「ここ誰か住んでるんですか…?」って、「え、僕が住んでますね…」
清志郎の歌声が響き渡った。

聞けば、近所に不審放置車(ボルボ)があるらしく、持ち主がこの辺の人な感じらしいので、ウチが怪しまれたようだ。
…さすがにボルボは縁がないですわ。

しかし、玄関は木材だらけでぐちゃぐちゃ、
かつこんな深夜にボロ家の中で、左手にメジャーを持ってボロボロの作業着の僕も十分怪しいが、
深夜にチャイムを鳴らす警察はかなり不審だ!勘弁してくれ!

巨匠メビウスの『エデナの世界』というフランスのフルカラー漫画を買った。
日本語訳だけど、日本語でも理解度はさほど変わらん笑 密度ギッシリ詰まってるので一日じゃ読み切れん。かっこよいなあ。

高校3年の頃に寺田克也の絵の上手さにびっくりして、いろいろ調べたらメビウスに行き着いて、
美大に行ったらこういう人達のような絵に近づけるかもしれないとささやかに無謀に思っていた。
今はもう無くなってしまったパルコブックセンターで初めてメビウスの漫画を発見して買った時は、札幌すご い!って感動したもんだ。

大学生になってまもなく、そんな絵を描く才能はどうやらないようだと悟り、
その後、運良く(?)「絵画」という、ようわからんジャンルを発見した。
丸ばかりの抽象画を描いている今、
10年のタイムラグでメビウス漫画を日本語で読んでるのが不思議だなあ。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%83%87%E3%83%8A%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C-%E3%83%A1%E3%83%93%E3%82%A6%E3%82%B9/dp/4904376625/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1323199341&sr=8-1

描けないからこそ、こういう絵が描けることにたいする憧れ、とってもあるのですよ。いまだに。

どうも8月下旬くらいから、心臓の鼓動が定期的にボックンっておかしなリズムになって息切れがする。
ひどい時は歩くとフラフラするので、
これはこの間の大腸なんかよりよっぽどヤバいのでは…
普段からヤスリがけのホコリで肺にダメージ与えてるし、ってことでまた病院に行く。
肺や心臓となるとさすがに、オレも死ぬんじゃねえか!?とか落ち込んじゃうよ。
現世に別れを告げる覚悟で診察を受けたが、
とりわけ重病ではないから安心してーはははっつってめちゃノリの軽い先生だった。
念のためということで、丸一日心電図を体に装備することに。
これが痒いったらない。

で、最終検査結果は、
「ただの疲れですね。仕事とかゆっくり休めば治りますよ。キレイな肺と心臓だから大丈夫。
しかし無駄のない体で、無さ過ぎるくらいなので私のお肉を分けて上げたい」と先生にやはり軽く言われました。
死まで覚悟したのに拍子抜け!いやまあ良かったけど。

確かに若干ムチャが続いているので、知らぬうちに心労が溜まっていたようだ。
いつ休めるのやら。忙しいうちはこの状態が続くのは勘弁だ。

外出しようと玄関をでたら、うお、小鳥が死骸となって地面に落ちていた。
つい凝視してみると、周りにブワーっと大量のアリが群がっている。
大量ではあるが、さすがに小鳥でも君たちには大きすぎるエサだろ。部分を削って運ぶんだろうか。

生きると死ぬがこんなに小さな世界で揺れている… と感傷的になったあと、
小鳥を土に埋めてやって、残った大量の蟻には蟻の巣コロリを与えてやった!
なんか、生きるためとはいえ醜くみえたんだもの。毎日アトリエに湧いて煩わしいし。

そういう勝手な考えのゴミ人間のワタクシが小さな世界のバランスを変えてしまった気がしてエキサイト(変態中二病ぎみ)、
こういう瞬間に何かのヒントがあるかもしれないんだ!!いや、ないかもしれないけど!!
アリも興奮覚めやらないのか、ものすごい勢いで蟻の巣コロリを運んでいた。ごめんね。

労働を終え、夜にはsalon cojicaでセカンドライン展に寄る。
信頼してる作家が集まって、何やらバザーのような展示?イベント?をやっていた。
お金についてのコンセプトや、美術の敷居みたいなところがテーマになっているみたいだった。

なんとなく、今回はお金を出す気にはなれなかったなあ。
こういうメンツが集まるなら、本気作品展が見たいんだけど、そういうことでもないんだろう。

これは、同じ美術畑のヒトに向けてる展示なのかな。僕がお金落としてもあんま良い効果ではない気もする。鈴木君の似顔絵も描いてほしかったし、太田のクッションもなかなかの出来だったんだけど、ね。
仕方が無いので端っこで黙々とTシャツにペイントしていた石倉みもちゃんを捕まえてここ最近の悶々の犠牲者になってもらった。

セカンドラインは今後も続いていくようだ。
なので、参加してたみんな、こういうくだらん意見に反論してね!寂しいから!

すっかり毎日居間にもアトリエにもアリが現れ、生活の一部となっている。
今年はしぶといな…。さすがこのアトリエ最後の一年、虫も満喫する気なんだろう。

プチプチ潰しても懲りないヤツラだなあと観察してると、
削ったアクリルメディウムのカスをせっせと運んでるヤツがいた。
そんなもん運んで何かいいことでもあるのか?

働きアリって働いてるように見せかけてサボってうろうろしてるだけの愚か者が
必ず何割がいるって聞いた事がある。
こいつも適当にモノ運んでるフリをしてるだけなんだろうか。

ヒトもそんな感じだよなー集団を作ると一定のバランスの割合ってのがあるんだろうか。
どうしよもないヒトをDEATH NOTEとかでみんな抹殺して笑、エリートばかりを残しても
またその中から愚か者が一定数現れるんだ。
どうしよもないヒトの存在意義は、集団のバランス保ち係なんだ。
美術人間も必ず一定数現れるんだ。あれ、もしかして美術人間てどうしよもないヒトだっけ!?

このメディウムを運ぶ前衛アリは、美術人間タイプなのだろうか、プチっ!!
抹殺されないように謙虚に制作しよう。

O JUNさんが芸大の院生さん8人を引き連れて来札中。武田さんの呼びかけでBBQ!
新川のアトリエは、もう7年も前になるアウトレンジの時以来だ。懐かしい。
遅れて参加したら皆さんいい感じでまったりしており、
Oさんはいつものように自ら率先して肉を焼いてくれた。

Oさんと学生さん達は、みんなで良い雰囲気が作れていたなー。
今回は8人みんな女の子だったので、Oさん曰く、
近所の人からは女の子を監禁している怪しいアジア人に見られてるんじゃないかとのこと笑

思った以上にたくさん人がいて、なかなか落ち着いて話ができなかったけれど、
それぞれの作品や展示の画像を見せてもらった。
画像で見る限り、さすがに造形のレベルが高い。
また、Oさんの影響をどこかに感じられる作品なんかもあり、
無意識的にも師匠の影響というのは出るもんなんだと感じた。

Oさんは、石川遼のウチワをパタパタさせながら「笠見君は、笑顔がいいよね」
とニコニコしていた。しかし油断していたらマジメな絵画の話が始まっており、
気付くのが遅くて聞き逃してしまった。
そうだ、この佇まいのバランス感覚にいつも揺るがされるのだった。
レイヤーの話や見る事の難しさの話をしていたと後から聞いた。うーんしまった。

水戸の展示見に行かねば!

東方君という後輩で作家やってる男が帰って来たので、絵描き3人衆で迎えた。
結婚式の帰りらしく、すでにかなり酔っており、
店を出た直後に彼はそこでリバース、そこは札幌テレビ塔の地下の屋内だったので、
ガードマンに哀れみの目で見られながら絵描き3人で処理をするハメになった笑

僕らは一体なぜこんな札幌の中心部で迎え入れた旧友のリバース処理をしているのだろう。
リバース処理なんて大学の時以来だ。元気な人だ!

まあ、セントラルの展示のいい意見を聞けたのでイーブンということにしておこう!!

東方君はツイッターでもよくつぶやく1人@pigashikataだけど、
会ってみると久しぶりな感じは全くしないもののこういう人だったと実感する。
へんなの。
リアリティの差は、画集で絵をみるのと、実物みたときのギャップのようだ。

今年の10月の大黒屋さんの個展でリーフレットを作成していただけるのだけど、
その写真撮影のためにわざわざ室井社長とカメラマンの鈴木さんが来札された。
撮影はボロボロアトリエでの制作風景、モエレ沼、街道のポプラ並木周辺と行われる。
どんな風にできあがるのか。恥ずかしいが楽しみ。菅木志雄さんの批評文も掲載される。

夜にはすすきの炉端焼きで打ち上げ。
関東の人と久しぶりに話してみて強く実感するのは、震災に対する意識がぜんぜん違う事。
北海道にいると、呑気なのが普通。ううむ。
美術の世界のシビアな話など盛り上がっていると、隣の席から関西弁の盛り上がりが。
こちらも酔っぱらい、「ようこそ!どちらからおこしなんすか?」などと話しかけてみたら、
ゴルフと観光で大阪からやってきたとのこと。10人くらいの団体さんで上は80代のおじいちゃんまで。ゴルフ!?

北海道、関東、関西のコラボ炉端で盛り上がったあと、店を変えて塩ラーメンで締める。
そのお店には、芸能人のサインが沢山貼ってあった。
その中に加藤鷹のサインもあり、「塩(潮)最高!」と書いてあった。
社長に加藤鷹がどういう人なのかを説明をしたら、感心された笑

小樽の素朴派展見て来た。ルソーの小っさい風景画良かった、
ルソーの良さに気付き始めたのは比較的最近になってから。
そういえば笠見君とMOMAに行った時、彼は「眠れるジプシー女」に感激していたが、
僕はその時「アビニョンの娘たち」に夢中でルソーは結構サラ見で終わってしまった。
今は、僕がジプシーを見たいと言っており、
笠見君はアビニョンもっと見ておけば良かったとか言ってるので、おかしな話だ。

それはさておき、今展では思いがけずバスキアとボテロの大きめの作品を拝めた。
バスキアはそんなに好きなわけではないけれど、なぜか今展では作品を作った作家の年齢がキャプションに載っていて、
24歳とか書かれててそこに感動した。
ボテロの本物初めて見たが、あの大きさであの巨体は不気味だ。顔の表情なども、いい具合に気持ち悪りい。
常設の一原有徳さんの展示も面白かった。初期の油彩と晩年の版画が良い。

ついでにおしょろのパン屋と余市の宇宙館とニッカ工場も寄る。
宇宙館の中にあるテクノロジーがハンパなローテクのままで、何とも言えないキモチになる。
ニッカ工場はおもしろかった。ワインの試飲で酔っぱらう。グッズがナイスセンス。
こういうところにあるネクタイがおしゃれだ。あんま使わないから買わなかったが。

で、帰ってツイッタみたらトゥオンブリが亡くなったと知った、巨匠がまた一人。
83歳だったそうだ。長生きだなあ。抽象表現主義の画家は自殺が多いけれど、
次世代のトゥオンブリは長生きしてずっと描き続けた。この点はいろいろ考えるべき事実だと思う。

ラウシェンバーグの3歳年下、、の割には、古さを感じない作品。
多種多様の線、線が文字になったり、線は船になったり、花になったり、色彩面になったり、
どれをとっても、同じような詩的なオーラのある美しい作品。ただ美しいだけではなく、危うさも感じられる。
画面に定着されるイメージは、決められた矩形の中で、ある自由を獲得できてる。その点はマチスのよう。
そんな画家は滅多にいない。
どんなにトゥオンブリの作品について言葉で説明しても、言葉をスルリと交わしてしまうような強度のある絵画だ。
自分も含め、今絵を描いている人はトゥオンブリを尊敬してる人、多いよなあ。

そういえば2010年に公開されたルーブル美術館のトゥオンブリの天井画って、円の集積という…。最晩年期の作品となってしまったんだな、見たい。
この天井画はまさかご老体一人で制作したわけじゃないよなー違う人が描いてる画像もあったし。
しかし、そういう情報をどう集めりゃいいんだ。
ARTnewsとか翻訳して見るとかか。これだって一年以上前の情報なのにぜんぜん把握できてないよ。
こういう時、英語の必要性を切実に感じる。。。

CAIスクールの卒業生に呼ばれて、お酒を奢ってもらう代わりに美術表現についての質問攻めにあう「あーとも会」なるものに参加。
エラソーなことばっかり回答する。なんかの役にたつのだろうか。
しかし学校でて気付けば4年以上も過ぎて、まあなんとか制作の日々を持続できてるわけで、
その実感とか、蓄積した事ほんの少しくらいは話すネタができてきたようだ。

テーマを設けなかったということの第5回。
中盤から参加したけれど、
後半戦で実用的な話になっていった。国内のどこのギャラリーがおもしろいだとか、
どういう作家が熱いとか、北海道からどうアプローチするとか。
弁護士のタイガ君も後半参戦し、カオスラウンジ問題を弁護士視点で説明してくれたり、
ULTRAへの野望の話など。

しかし、毎回、話にエンジンがかかるのが23時以降っていう。。。
半分以上の参加者さんは、終電で帰ってしまう。
お菓子やドリンクは用意されているものの、皆500円の参加料を払っているのだ。
最初からちゃんと有意義な議論がなされないと、なんか腑に落ちない。
もっとも、参加者一人一人が受け身ではなく、緊張感をもって議論しないと
人数が多いとそれだけダラーンとしちゃうな。


搬出のために札幌から帯広に向かう途中、2カ所の寄り道。
まずは、トマムの雲海テラス
夜明けくらいに札幌を出発し、早朝にトマムに到着。
運が良ければ、雲海に浮かぶようなテラスを体感できたのだが、
晴れすぎちゃった!
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なんとまあ、雄大な山脈風景。これはこれですばらしい眺めだったけれど、
みたかったなあ、雲海。またリベンジしよう。


日高山脈を越えて、今度は十勝千年の森へ。
山の麓の広い敷地に美術作品も点在してるところ。
美術作品をがっつり楽しみにいくって感じでもなく、作品が点在してるあの敷地を堪能する感じ。

セグウェイがあって、乗りながら彫刻の周りを回ってる人達が滑稽だったな。
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みやげもののセグウェイTシャツが欲しかった。

ヤギと羊と戯れる。
ヤギには親近感を覚える。
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外でパネル作りしてたら、隣の工場のおじさんがフラリとやってきて大量の木工用ボンドをくれた!
うほ。隣人5年目で初コミュニケーション。
「看板とかの仕事?」と聞かれたので、
「一応絵描きなんです」とカクカクシカジカ答えた。
へえ…アーチストなんだね!と不思議そうに納得(?)された。
「一応」を抜いて堂々と「絵描きで す!!」ってまだ言えねえなあ…。

しかし、以前目の前の美容室のおばちゃんの時も思ったけど、
工場の人から見れば、
隣のボロい家から防塵マスクを装備した絵具まみれの男が出て来て
昼間っから謎の直方体に電動ヤスリをかけてる光景、なんだよな。忘れてた。
安心してもらうために最大限キャッチーな振る舞いでお礼と、逆にどんな工場なのか聞いた。
いろんな配管を作ってる工場なんだって。

機械音をたくさん出してくれており、「いっつもうるさいでしょーごめんね!」って言われたけど、
むしろ周りから見れば、僕の電動ヤスリの音も目立たなくなっているはずなのでありがたい。

円山のCAIスクールで、単発この日限りで先生をやってきた。人前でセンセーするなんて久しぶり!!
任されたテーマは「絵画」。広い…。しかも僕が教えられることなんて限られてる。
結局、主に20世紀の絵画を時系列で教科書的に辿る形式にした。
ただあまりに教科書的だとつまらないので、自分で鑑賞して感じた持論を盛り込む。
絵画のどこがおもしろくて、どういう風に絵画を捉えればいいのかのヒントになれば良いのだが。
スケール感とかはどうしても伝えきれない部分があるし、3時間の尺では言い残しや言い忘れが多数。
事前準備をもっと綿密にやれば良かったな。教える技術ってのは本当に奥が深い。リベンジしたい。

帯広展示の時、実家に帰ったのだけど、
帰るや否や、「お前は病気だ」というネタが一時間程続く。
僕の体が異常に痩せていることにびっくりしたらしい。

今さらになって何を言っているのか。生まれてこのかた痩せていなかったことなど無いじゃないか。
話の流れで、そういえば半年前の職場の定期検診で大腸がひっかかっちゃったんだよアハハなんて口を滑らせたものだから、
札幌に戻ったらすぐに検査に行け!!さもなければ今後助けてやらん!!と脅される。
生活ギリギリで未だに米など救援物資を送ってもらっている情けない立場なので逆らう訳にもいかず、
後日しぶしぶ近所の病院へ行く事に。どうせ痔なだけなオチなのに…。

すると明らかにドS風な女医さんが担当になり、
「大腸カメラの検査しなきゃわかりませんね。予約してください。」と唐突な展開に。
「痩せてる人は結構痛かったりするんですよねー鎮痛剤も打った方がいいですね」など淡々と攻撃をしかけてくる。
渋っても仕方が無いので頷くままに予約完了。

4日後、検査前日のため、ヤマト糊のようなマズいおかゆしか食べることができず、
ああ以前、腹がイッパイになれば食べ物なんてなんでも良いと発言したことがあったけど、それはウソウソ嘘でした!と反省。
寝る前に下剤を飲んで、就寝中に何度かトイレに…キビシい!!
検査当日、やはり朝からさらに強力な下剤1800mlを一時間半の間に飲み続ける。キビシい!!

肛門が悲鳴をあげるくらい何度もトイレに行かねばならないので、ジャージのヒモを緩めておいたら、
佐川急便の配達が。玄関でサインを書いていたら、ジャージがズルッと落ちちゃった笑
ウッ!とトッサにジャージを戻して後ろを向きしゃがんで淡々とサインを書き終えたが、
配達のお兄さん笑いこらえてる…

病院に行き、人生初点滴。僕ホント痩せてる割に大病とか縁がなかったんすよ。
嫌だねー30歳になりたてでこの展開。

意気揚々とデジカメを持っていたら、怪しまれる。
貴重な経験なので記録しておきたいと看護婦さんにお願いすると、
「最近芸人とかがテレビでそういうの記録するからマネしてるのかしら?そんな人普段いませんよ。遊んでるんじゃないんだから真面目にやって下さいね。
一応ちゃんと手袋とかはめてしっかり検査するものなんですよ」
と怒られたけれど、検査前の姿と大腸内部の写真だけは仕方ないわね、、、とOKをもらう。
「ブログとかに載せちゃダメですよ!!」と釘をさされたので残念ここでは載せるまい。

鎮痛剤を点滴から注入され、肛門カメラスタート!
どんな感じかというと、

うげぇぇ ぬおぉぉ うわぁ…これキツいっすねえ いてててて!! 何センチくらい入るんすかぁ?「1mくらいですねえ」
うごぉおぉぉ あいたたた!「はいチカラ入れないでねーガス抜く感じではいー」 ああ抜く感じすね、うぉえー ぐごごいてて」

と呟きながらグイグイ入ってくる感じ。その間モニタで自分の大腸の中をずっと見ている。
「はいここが小腸の出口ですよー」…て言われてもよくわからない。
まあしかしキレイなもんで小さなポリープ1つも見つからない。
「肛門あたりがちょっと炎症おきてますねー」ってやっぱり痔のみかい!!

掘られた後の姿も写真に収めてくれと言ったら「どんだけ自分好きなんですか!」と呆れられた。
3日分の痔の塗り薬もらって終了。
帰ってから撮ってもらった写真を見てみると、
あれ?ブログにあげるほどのおもしろい写真でもないし(やっぱ肛門にカメラ入れられてる画じゃないとな)
大腸の写真なんて気持ち悪いだけだった。

最近芸術研究会などで仲良くなった作家さんやいつものメンツをウチに読んで、画集自慢をすることに。
何年もかけて少しづつ溜めた画集は宝物!!近場の展覧会図録も合わせたらそれなりのボリューム。まだまだ溜めたいなあ。
知識の共有はバンバン行って、ライバルは多い方が当然刺激的と思っております。札幌美術界狭いし。

一部を見せるとこんな感じ!古めの作家多めのベタなセレクトでチョイスしてみました。

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後輩太田がエリザベスペイトンに異常に興奮してたのはモチーフの選択趣味と愛情のセンスにえらく共感を覚えるかららしい。
画集であんなに興奮するとは。本物を見る時は泡でも吹きそうな勢いだった。
ペイトンはあの発色と小ささと支持体と塗りのバランスに構図と、絵画っつーモノとして輝きがハンパないのがいい。
絵画の輝きとモチーフと言うかモデルの華やかさをうまいこと一致させてる。いいよなあ。

僕は家を提供して自分のモノを自慢してるだけですが、
後輩が餃子やらカレーやらナンやらをいつの間にやら用意し、みんなミヤゲも持って来てくれるので
自動的に豪華な夕べに。良い仲間を持ったものだ!!(と言いながらいつもイジメてる)

しかしこう何度も集まりすぎても、
作品作る時間無くなるだろうが!!
芸術家が群れてんじゃねえ!!
孤独に生きろ!!
って説もあるので、
そろそろ10月の個展の為に本格的に引き蘢ろうかとも思っていたり。。。ひっひっひ。ひー。

伊藤先生に突然お呼ばれ。なにやら師匠の山本先生の主催らしく、ディープな飲みをやるらしい。
急いで笠見と小林あっちさんと先日おもしろい個展を開催していた額田さんを呼んで、札駅近くの飲み屋に集まる。
デ研の南君と林さんも召還されていた。

と、山本先生の口から「大事な話をする為に伊藤先生を呼んだんだが、偶然今日はオレの誕生日だったんだ」と出てしまって、
我々は、うあ!!と同じ顔をした。このうっかりは悪い意味で油研生らしい…来年は!!

ちなみに僕も誕生日が近いのだけど、
僕と、伊藤先生と、伊藤先生の愛弟子のデザイナー小川さんと、祭太郎さんは、同じ誕生日である。
これは札幌美術近辺のミニトリビアとしてこっそり知られている(?)。この4人ってのが絶妙なのでなんかおもろい。

同時に伊藤先生が教授になったとのことでお祝い会のような飲み会となった。

が、酔っぱらって来て、なぜか笠見と僕の服を丸ごとチェンジさせられて、お互いの服装センスは逆になったほうがいい!!
と本気で言われたり、近未来を心配されたりした。芸術談義にも花が咲く。
久々に絵画に取り憑かれたメンツが集まったので、もっと狭い絵画話もしたかったがあっと言う間に時間が過ぎちゃった。
ああ途中参加だったしもっと喋りたーい!!


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KOHBUNDO ART CASE #05
山本雄基 個展『グレーゾーンが踊っている』

2011年5月21日(土)〜6月19日(日)
10:30〜18:30
毎週水曜定休
最終日は16:00で閉廊
初日/最終日は作家在廊

KOHBUNDO ART CASE
北海道帯広市西2条南9丁目6 六花亭3階
(当画廊へはエレベーターをお使いください)

中学と高校が一緒だった腐れ縁の友人から連絡、久々に話してたら最近お前は友人を大事にしていないと説教をされる(ちなみに去年もされた気がする)。

どうやら連休に地元に帰らずにバイトしてたり、たまに連絡しても個展のお知らせだけだったり、
地元に帰っても地元友達に連絡もせず気付いたら札幌に戻っているみたいな忙しい展開が続いていたので、信頼を失いつつあるらしい笑
男のわりに友情に対してネチッこいとはどうこっちゃ!?といささか違和感を抱きつつも、少し反省。

僕の友達に対する適当さは今に始まったことでもなく、日頃連絡もしないし、かといって、さよなら友よ!!というわけでもない。
ただいちいち会う約束をとったりするのがメンドクサイだけかも…っていうより何も考えていないという。それってダメか。
ツイッターとかミクシーとかで言葉を吐いてりゃとりあえず最低限のつながりはあるとか思って油断してしまうよな。

でもこんな風に人生テキトーにやってる自分に定期的に連絡をしてくれる友人達がいることは有り難いと思ってるんです。
そういうバランスで関係が成り立ってるんだったらいいんじゃないかとか思ったりと自分でそーゆーこと言ってはイケナイですよね、
ええ結局あなたたちには全力で甘えさせていただいておりますごめんなさい!!

とりわけその腐れ縁の友人Mは、現在中学校の英語教師をやってるのだが、中学時代から花がある男で、
笑いも取れるし空気も読めるしスポーツ万能、愛読書は矢沢永吉の「成り上がり」、自信家であるしなによりたいへんな努力家である。

とりあえずスポーツとか僕の苦手分野は置いといて、人として特異でなんかスゴみがあってユーモアがある存在を発見すると、
どうしても僕は、どこかでは負けたくないという謎の闘争心が発生するのだ。そしてそういう人のことが好きなのである。
ただし僕の方はコンプレックスの固まりのくせに何かこっそりやらかしたいみたいなヤツだったので、
結果芸術の道に迷い込んでしまったけれど!

お互いたまに状況を確認しながら自分の道でがんばってればそれであとは流れるままに…
とか言って友人の存在は忘れる、非情な人間なんでしょうか僕は。

美術やってたら結局美術仲間と主にツルむようになっていき、
その周辺での交遊がメインとなっていくのは自然の流れであって、
ちゃんと働いてる立派な社会人とかパパになった友人と会って、
芸術家はよくわからんけどスゴいみたいな反応をされちゃうのは結構切ないものでもある。

何が切ないかって、皆が働いてるのと同じようにやるべきことを選択してやってるだけっつーかむしろ、
制作以外ではだらしのないグダグダなゴミでごめんなさい人間でいつまでもオトナになれないし、
芸術やってるからギリギリ皮1枚で生きていられるレベルでそれこそ友達とかに連絡1つもできないような!
そのくせそういう自分が嫌いなわけでもないっていうメンドくせえ生き物なわけですよ。

もちろん芸術に携わってここまでなんとかやってきていることに誇りも持っているけれど、
しっかりやってる人の前だと、そういうなんとなくな違和感があるのだよ。ねえそんなもんでしょう。

この出生率は下がったジパングで、放射能がナンタラカンタラだしもうよくわからん!みたいな状況な中で、
しっかり働いて家庭を持って子供作って親として教育者になり明るい未来を創造するなんて真っ当な選択してる人に何を言えるのか。
そういう選択を本来みんながしなきゃ日本無くなるじゃないか!
(とか言ってるのは最近結婚したり子供が生まれたりしている友人が輝いているからです)

それに対して等価になり得るような芸術家(つーか社会人ていうの?)になるには少なくとも、
遊んで飲んでダラダラして、さらに例えばパチンコ行って合コン行ってキャバクラ行ってなんてやっていられないでしょう!
アホほど良い作品作るようにストイックに過ごして、やっと人間一歩手前まで行けるんだから。

つってグダグダ考えながら、今度飲み会の約束をした笑。
三十路のそれぞれの人生哲学や、昔話に花を咲かせてやろーじゃないか。




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KOHBUNDO ART CASE #05
山本雄基 個展『グレーゾーンが踊っている』

2011年5月21日(土)〜6月19日(日)
10:30〜18:30
毎週水曜定休
最終日は16:00で閉廊
初日/最終日は作家在廊

KOHBUNDO ART CASE
北海道帯広市西2条南9丁目6 六花亭3階
(当画廊へはエレベーターをお使いください)




浪人時代に同じ下宿に暮らし、大学も同じ研究室だった10年来の友人が横浜で結婚式を挙げるので参加。
前日朝から東京入りして展覧会を一通り漁ったあと、玉川大学で助手をやってる新進気鋭の作家で後輩の東方君のウチに泊めてもらう。
泊めてもらう前にちょうど大学の近くで生徒さん達と飲んでいるとのことでちゃっかり参加してしまった。
大学生とやんややんやアート話などで盛り上がるのはなんだかいいなあ!!そして東方が誰よりもはしゃいでいた笑 エネルギーあるな。。

生徒1人も一緒に東方の部屋へ。隣の住人が叫び声と共に壁を殴ってくるも一度のみ。「頭狂ってるんだよねきっと」と慣れた口調でその後もバカ笑いを続ける東方を見ていると、タフな強みの重要性を感じた笑 深夜までアートトーク。関東圏のアート話は新鮮だ。
変な柄のカーテンがイカしてたのでどこで手に入れたのか聞いたら、ウィーンらしい。
 
当日、横浜駅直結の会場とのことだったが、横浜駅前は複雑で迷いながらなんとか会場へ。久々に同じ研究室の後輩達が勢揃い。お嫁さんも同じ研究室で学んだので、大学の友人ばっかり。友人は、親の仕事を継いでお坊さんなので、登場した時の格好が袈裟だった笑

本来、祝うとか祝われるとか自体苦手だし、ビシッとしたフォーマルな場も苦手だ。
行く前はスーツ着たくねえ〜とか、マナーとかわかんねえ〜とか頭を悩ませるメンドクサさばかりだったけど
いざ参加してみると、シェフ自ら料理の説明をするくらい料理の質が高く、こんな美味いモンはしばらく食えんだろうとイイ思いをしたり、本人達がのんびりした人達なので式もまろやかムードでみんな幸せな気持ちに。そうか結婚式ってこういういいもんなんだな、と参加する毎にわかってきたような。
オトナになるってこういうこと!?(今年30歳)

余興みたいな感じで僕はチャゲ&アスカのLOVE SONGを披露。新郎を巻き込んでおおいに楽しんだ。
1ヶ月前くらいに、「スライドショーの最中にスキマスイッチの人のソロを歌ってくれ」と依頼されていたが、
スキマスイッチはキツいな…しかも依頼された曲を調べてみたら、親に向けて感謝のキモチを捧げる歌だった。
なぜ僕がその歌を歌う必要がある、しかもスライドショーの最中に!?と却下した。
彼の天然プロデュースで結婚式が成立するのか不安だったが、良い式になって安心した。

そして、式が終わってから気付いたが、二人を出会わせたいわゆるキューピッド的存在って実は僕だったってことだれか意識してたんだろか。

遅くまで皆で飲んで、ヘトヘトになって東方の家にもう一泊。やっぱり隣の住人が叫び声と共に壁を殴ってきた。


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KOHBUNDO ART CASE #05
山本雄基 個展『グレーゾーンが踊っている』

2011年5月21日(土)〜6月19日(日)
10:30〜18:30
毎週水曜定休
最終日は16:00で閉廊
初日/最終日は作家在廊

KOHBUNDO ART CASE
北海道帯広市西2条南9丁目6 六花亭3階
(当画廊へはエレベーターをお使いください)

 余裕の無い制作漬けの毎日になっていて、はかどっている割には遅れ続けている。間に合うのか…。と言いながらついに現実逃避で久々にブログ更新!!!

冬にたくさん制作すると、アトリエにいる時間が増えて暖房費はかさむ、絵だけじゃ食えていないので金稼ぎしてるけど、そちらは減らさないと制作が出来ないので収入は減る、という悪循環が起きてタイヘン困っているが仕方が無い。

 眠くて筆が動かない時は、オシャレでカッコ良い風な音楽で気取るのは止めて、チャゲアスやラルクアンシエルをかけて熱唱しながら制作して目を覚ますという荒技も使い始めている。

 ここ数日を振り返ろうとしても、いまいちボンヤリしてしまって思い出すのに時間がかかる。ブログに残さないと過去が消えて行く笑

 昨日の事は覚えている。スノースケープモエレというアートイベントを見に行った。
http://www.sapporo-park.or.jp/moere/ssm/2011/

 ようやくハンフォンさんの作品を鑑賞できた。鏡を使った作品。

moere1


ゴミを上手い色彩バランスで配置して鏡の反射で雪の結晶に見立てるような作品。冬にモエレでやるということをきちんと作品の要素に入れる器用さとわかりやすさ、造形センスが感じられた。また、反射ガラスがやたら質が高く、作品の完成度にも一役かっていた。ちょうどハンフォンさんに遭遇できたので、あのガラスはどうしたの?とカタコトで聞くと、「スポンサーがここのガラスのピラミッドの会社さんで提供してくれたんだ」と(たぶん)話してくれた。なるほどー。

小さいサイズの同シリーズもあり、そちらはゴミではなくコラージュ。このコラージュ、チラホラとエログッズが散りばめられててウケた。きっと誰かが豊富にエロネタを教えたんだろう。オナホールとか電マとかの画像(こういう単語を書くとアクセス数伸びるかな笑)、そこに連結された魚の切り身などの画像を使い、全体では雪の結晶の形というなんともおかしい作品。

村山さんの作品は、山のドローイング良かった。でも、雪に埋まった冬のモエレで、草で色付けするというのはいささか無理があるような気がしないでもないという。

屋外の作品はちょっとよくわかんなかった。
あと、最近モチーフが山っていうの、流行ってるんでしょうか?

moere2

モエレ山のソリ滑りがめちゃ楽しそうだったな。


駆け足で今度は六花亭福住店へ展示の打ち合わせへ。
この空間、とっても魅力的なので、何度か偵察に行くうちに展示プランにも欲が出て来た。

本来作品展示用の空間ではないので、いろいろと制約や問題がある。なんとか照明の追加と展示位置の相談をする。
無理を言って検討してもらってるけれど、階段部分の高い位置に大きな絵を架けるため、自分で展示のための足場を作る必要がでてきた。これはキツい。
キツいけど、このプランがうまく決まれば展示の質は倍良くなるはず。

あと一ヶ月ちょい、Nintendo 3DSを買うのも我慢して制作します。あ、こないだ札幌駅でデモ機見たんだった!あの没入感はヤバい。欲しいー個展が成功したらご褒美に買うか。

ブログ更新頻度も減るだろうと、こっそりブログの横にツイッターのタイムラインを表示してみている。ろくな事つぶやいてないけど笑

次の更新は、次の現実逃避時期でしょう。

 円山のCAIにて第一回芸術勉強会なるものをスタートさせたキーボー君。twitterで参加者を集めているとのことで僕もどんなものになるのか興味があって参加する事に。

僕は去年、札幌の20代作家の中で「絵画絵画うるさいオッサン」というポジションを確立させるため、いろんなところで絵画の話を持ち出していたのだけれど、思った以上に、同世代近辺で絵画の話が出来る人がいなかった。だから勉強会ということなら、知ってる絵画ネタなら話します!その代わり他の事を教えて!間違ってる知識も補正して!というスタン スで行こうと。

どんなプランなのかもまだ手探りとのことで、一回目は今後どうするかなどのブレインストーミング的展開からスタート。参加者は若い人が多く、美術作家とし て作品つくってる人から、作家じゃないけど興味があって参加したという人までさまざま。以外と作家が少なかった。ガッツリ作品作ってる人とかガッツリ作品観まくってる人とガッツリ美術オタクになりたい人の激論場にどんどんなっていって欲しいな〜と思った。

序盤のブレストを聞く限り、やっぱり「美術」自体がなんなのかという根本的な部分が宙ぶらりんなので、なんとなく話題が浮遊してしまう印象。
途中で、これは観るべし!という作品を挙げていけばいいのでは?という話題になったので、それならば!と思わず衝動的に名乗りをあげて、そっからなぜか一人20世紀美術史オサライモードのギアが入ったw

美術がどんなもんなのかなんとなく解るには手っ取り早い方法として20世紀の美術の流れを理解してれば話は早い。
マネくらいからの絵画の流れから始めてみると、つい芋づる式にあれもこれも話したくなる。
便利なもんでこの作品ググってください!と壁にプロジェクションされたブラウザ画面で簡単に表面的なイメージならば共有できる。これはすばらしい。

僕も教科書的な基礎とニューヨークの美術館体験くらいの知識しかないのだけれど、体験脳内データのフル活用で3時間喋り続けた。
それでも、大好きなマティスやトゥオンブリなどの話は長くなるので抑え気味にして後から反省。戦後アメリカ絵画の話でマティスを抑えてどうする!!
今後、小出しにしていこう…
絵画史から現代美術に話をつなげようと後半は若干無理矢理に詰め込んだけど、なかなか難しいなあフルクサスあたりもっと押さえなきゃ整理が出来ん。

そんな感じで、こんなに話すならもっと下準備しておくべきだったとがっかりしながら意見をもらうと、やっぱり「美術には文脈が必要なのか。好きだと思う作品を事前意識無しで感動する体験こそアートなのではないか。」みたいな話もでてくる。

なるほど、でもこれは「美術」というか「ア〜ト」(ア〜ト、の方がマガイモノっぽい)の曖昧さが作り出す幻想ではないか。
文脈無しで話が進んでは「美術」の定義が融解していく、と思う。
子供の絵でも感動はできるし、人が描いたという事実もあるのでそのビジュアルには確かに感動できる要素がある。
でもそれが「美術」で感動したことにはならない。ただの「絵」に感動したんだ。

だから、例えばその辺で絵具をぶちまけてやりたいことやってても「芸術作品」にはならないし、変なイメージを組み合わせただけの油彩も「芸術作品」にはならない。
自己表現はやりきってる風で、わけわからん作品って「ア〜ト」っぽいので、多くの人はそれもアートで美術だと思っている。結果、「アート」はよくわからん。に繋がる。しかも「ア〜ト」な作品は世の中に溢れてるので、またますますわけわからんくなるんだ。

ただとりあえず、文脈って美術の世界だけにあるものではない。文脈って何かジャンルがあれば必ず発生するものだ。
例えばこないだ年始に大丸デパートでやってた赤塚不二夫展を観たのだけれど、マンガの文脈の中でフォーマットを拡張させていて刺激がびんびんだった。かつ、その精巧な描写や構成の質にも驚かされた。それは美術の文脈の進化の過程を見る感動や、モノの完成度を感じる感動と、さほど変わらない。

美術の文脈の中には、もちろんちゃんと言葉になってる歴史的な流れもあるけど、
端さんも言ってた「脳内コード」という説明しづらい要素も文脈に含まれる。
脳内コードって、絵具の塗られ具合とか、シミ汚れ、構成、空間、色、形、それらにも高いレベルの物があって、
それを体感して最初はよくわからんけど頭の中に印象がシミついて熟成されて、いつの間にか忘れられなくなるような、魔法のような力だ。
これは美術にしかないものだ。

それに美術作品だけが持つと美術作品らしさいうのは、独特の「結晶」な感じだ。
帰宅してから熱が冷めやらずkockaのボスと話していたけど、美術作品は、他のメディアに比べてとにかく情報が凝縮されているという話。
万物の事柄に直接リンクしてるようなチカラもあるし、そこに技の要素も絡むし、作品の多くの要素を受信するには文脈理解も必要不可欠だろうと。

確かにそうで、一度みた芸術作品を数年後にまた鑑賞したら、一度目の数倍の破壊力で感動させられた経験もある。それは自分の美術知識が増えた事で、見れる要素が増えたからだ。そして、その作品の無限の懐の深さに愕然とし、ただひれ伏すんだ笑
名作は、何度見ても新しい発見があり、何時間体験しても情報が溢れてくるんだ。
他の何にも変えられない刺激だ。

そんな第一回芸術勉強会あとがきでした
キーボー君お疲れさまでした。
第二回以降はどうなるのか!?
次は3月4日のようです。


CAI02のトークイベント、結局仕事のおかげでほとんど間に合わなくてハンフォンさんの作品見れず…。ううむモエレまでおあずけだ。
でも最後のハンフォンさんの奥様(上海でキュレーターをやっているのだって)のトークには間に合って、
上海のアート事情を少しだけ見る事ができた。表現がストレートな作品が多かった印象。

ところでブログをちゃんと書いてみようと決めてから1年すぎてた。続くもんだなー。
以前に1月はキモチの区切りが中途半端だとか言ったけど、
どうせ春になったらなったで特に目標なども立てずに虫に追いつめられる毎日になるのは目に見えているのだから、ここいらで今年の目標でも記しておこう。
1年くらい前のブログネタに、これから書こうとしてたことがすでに書かれてあったりしてあまり進歩してないのでは!?と不安になったので。

・3つの個展を成功させること、それに伴いさらに次ステップのきっかけを作る
・コンペをまたねらってみる
・ブログをそれなりに続ける

うーむ、去年とあまり変わらない。去年からの流れで攻めモードの2年目にしたい。

しかし、2月以降も札幌界隈でいろいろ盛り上がりそうな話が満載なムードだけど、制作が途方も無く遅れに遅れており、そろそろどこにでも顔を出しては八方美人するのを自粛して飲み会も断って引きこもる率を上げていかないとどうにもならんぞ。ジレンマどころだ。行動の優先順位をシビアに考えなければすぐに時間に潰されてしまうよ。

大谷短大の卒展と、資料館の居間展を見る。卒業制作って独特の大盛感が楽しいし難しいんだよなと思う。

絵画がたくさんあった大谷の展示を見て気になったのは、やっぱし20代のワカモノの表現としては渋すぎるくらいの古くささ(「どう描くか」のツメの甘さが関係している気もする)と、額の雑な作りだった。
元教え子の作品もあり、じっくり見る。教え子に対しては油断するとすぐに親バカ的になるのでキビシい視点でみる。今度会った時には泣かせてやるか笑

その後、S-AIRのレジデンスプログラムで上海から来ているチェン・ハンフォンさんを囲んで、小坂新居でお鍋パーティ。呼んでくれてありがとう!
後輩の太田は英語ある程度話せるので(これは常にうらやましい)、通訳してもらってコミュニケーションができる!
ハンフォンさんはとても丁寧に英語を話す事ができて、しかもとてもナイスガイ。
自分のポートフォリオもしっかりカバンの中に潜ませて行ったので、作品を間に挟んであれやこれや話ができるのはやはりおもしろい。
ハンフォンさんの作品も2月1日に見れそうなので楽しみだ。
http://sair.exblog.jp/12761930/

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