やまもとのグレーゾーン

札幌の絵描き山本雄基のきまぐれ雑感と日常。

カテゴリ: 日常

大谷短大の卒展と、資料館の居間展を見る。卒業制作って独特の大盛感が楽しいし難しいんだよなと思う。

絵画がたくさんあった大谷の展示を見て気になったのは、やっぱし20代のワカモノの表現としては渋すぎるくらいの古くささ(「どう描くか」のツメの甘さが関係している気もする)と、額の雑な作りだった。
元教え子の作品もあり、じっくり見る。教え子に対しては油断するとすぐに親バカ的になるのでキビシい視点でみる。今度会った時には泣かせてやるか笑

その後、S-AIRのレジデンスプログラムで上海から来ているチェン・ハンフォンさんを囲んで、小坂新居でお鍋パーティ。呼んでくれてありがとう!
後輩の太田は英語ある程度話せるので(これは常にうらやましい)、通訳してもらってコミュニケーションができる!
ハンフォンさんはとても丁寧に英語を話す事ができて、しかもとてもナイスガイ。
自分のポートフォリオもしっかりカバンの中に潜ませて行ったので、作品を間に挟んであれやこれや話ができるのはやはりおもしろい。
ハンフォンさんの作品も2月1日に見れそうなので楽しみだ。
http://sair.exblog.jp/12761930/

6色パネルの土台作りがなかなか終わらず悶々としている最近。
単色の土台にメディウムを重ねてはフラットにしていくだけなので、作業の進み具合があんまり目に見えず精神的に辛い。
早く色を重ねたいんだよソワソワ。

メディウム重ねてると、色と記憶のリンクが久々に起こった。

今作っているパネルの下地の色の感じや見え方は、「ポッキンアイス」の色に似ている。
正式名称は「チューペット」らしいけど、ググってみたらカビ混入で生産中止になってたショック!!でも無印とかで類似品売ってたかも。

これこれこういうのです。

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きっとだれでも食べた事あるはずのこいつ。
確か誰かに、「懐かしい感じがする」と自作の感想を頂いたことがあるけど、もしかするとこういうポッキンアイスあたりの記憶がよみがえったのかもしれないな。

あとこれ、ダブルソーダも。
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これはハッキリ子供の頃から味と色が好きだったことを記憶しているので、今の下地の色と脳内リンクした時にちょっと興奮した。

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こんな下地。前回のパネルの画像と変わってないじゃないかと思われそうだけどそれなりに質感が変わってるのです。

こういう色味が、やはりもともと好きなのか。
表面から直接反射してこないような、奥から出てくるような色味。
ポッキンアイスもそうだし、米粒なんかも近い。肌の色なんかもそれに近い。十勝石も真っ黒だけど色のあり方は似ている。空の色も近い。
こういう色味を絵の中に取り込んでいきたいんだなあ。

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なぜ玄関に雪まみれのH型の煙突の頭があるのか。
答えは簡単、折れたから。

なぜ煙突が折れたのか。
答えはやはり簡単、落雪のせい。

連日の大雪で一気に屋根に厚ーく雪が積もった。しかもしばらく寒かったので、落ちてくる気配もないまま溜まる一方。
が、昨日少し気温が上がったので、ドッサドサ屋根から雪が落ちて来た。
我が家の屋根は三角屋根で、なぜか煙突の位置はその三角の斜面の端っこに位置している。

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そのため、雪が降りすぎると、こういうことになる。
この家に住んで4年経つが、そのうち3冬は煙突が折れた。
設計ミスでしょこれ!!
煙突の手前の屋根は、一応落雪防止のために盛り上がってる細工はしてるものの、全く役に立っていない笑

例年はまあすぐ落雪するので全部雪が落ちた後にハシゴに登って煙突をハメ直すのだけど、今年は雪が多すぎてまだ全部落ちてこない。これは困った。大家さんに助けを求め、明日なんとかしてくれるかも。やれやれ…。

この家に住んだばかりの頃、煙突が短かったせいで空気の逆流が発生してストーブの中が破裂してぶっ飛んだという事態が発生した。
惨事にはならなかったが、ヘタすりゃ火事になって死んでたよ!
煙突直してる時にも落ちそうになって死ぬかと思った。
古い家に住んでると、なにかと精神力が上がるんですよ笑

ヘコたれず制作してたらジェッソ切れ。買いに行こうとするとまたしても大雪。バス20分待ったけれど全然来ないので結局20分歩いて地下鉄で街へでる。すると大丸藤井セントラルは定休日ときたもんだ。ついてねえ。追手内洋一。
オーク画材まで歩き、無事購入。Kさんにご挨拶。

本日ユナイテッドシネマのメンズデーのため帰りに映画でも見ようと思ってノルウェイの森の時間に合わせたはずが、バスの遅れで計画倒れ。でもせっかくなので見る映画をソーシャル・ネットワークに変更。とても面白かったので結果オーライ。最近けっこう映画見てます余裕あったら別項で書こう。

帰って来てから制作再開。
冬の白やグレーも良いけれど、カラフルに攻めてみる。

panel


春の六花亭喫茶室での展示なので、どんよりした色やキモい色はちょっとやりずらい。なのでベタにパッとした色で攻めようと考え中。
この虹色下地パネル群どう攻めようかなー


ニンテンドー3DSの発売が迫り、任天堂がustreamで3DS体験イベント中継していた。
当然夢中になって眺めてみる。桜井さんのパルテナ気になるー
芸人さん達がプレイした感想を見ると、どうやら飛び出して見える上に空間も感じられるらしい。
3D映画よりインパクトがあるか楽しみだ。
NINTENDO64の名作、ゼルダの伝説時のオカリナとスターフォックス64も移植が決まっている。
64のゲームは他のハードのゲームに比べて空間描写の感じが独特だったので、3DSであの空間感を失わずに3D化してほしいと願う。


公式サイト
ではいつもの形式で3DS対談。対談後半突入し、話の方向性が境界や曖昧やあっちとこっちといった話に移行して、そんな話題にまで行くのかい!と興味津々。

ところで対談の中にでてきた「バーチャルボーイ」というゲーム機を持っているので、思わず久々に押し入れから引っ張り出してみた。
この本体は大学時代、なぜか近所の古本屋でソフト6本付きで2000円くらいで売っていた。運命を感じて当然即買い。
赤と黒のストイックな3Dゲームのビジュアルは、当時僕の絵画観にも多大な影響を与えたのだった。(本当か?)

以来、数年に一度は押し入れから引っ張して、やっぱ異端っぷりがいいね!と満足する。
2010年は3D元年と呼ばれたくらいだ、2011年はこいつのすばらしさも伝えたい。

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このようにプレイしている人は若干アブナいビジュアルだが、機体デザイン自体は近未来おもちゃっぽくてソソられる。初代nintendoDSのデザインも似た雰囲気を持っていて好きだ。

僕のイチ押しソフトは、もちろん「レッドアラーム」!!
バーチャルボーイと言えばこれ。このゲーム機の機能を一番堪能できるソフトだ。こんなにカッコ良いテクノゲームは無いよ。ちなみにこのゲームは任天堂がつくったものではない。T&E softというところが作ってる。偉業!!
とりあえずyoutubeよりゲーム画面を。

http://www.youtube.com/watch?v=EBNEF1skmHE&feature=player_embedded



すごくカッコ良いでしょう!なんともクラフトワーク的なビジュアル。しかもこれが3Dで見えるのだから。
このゲームの良いところは、1ステージクリアする毎に、自分のプレイを360度カメラアングル操作しながらリプレイ鑑賞することができるところ。

3DSやレッドアラームについては以下のブログが面白かったのでリンク。「すっげー」の広告のくだりに笑った。
http://bonkura360.seesaa.net/article/180667360.html


これはレッドアラームのCM  レッドアラームレッドアラームレッドアラーム
たった15秒の中に突っ込み所満載。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm648686


この15年前の3Dゲーム、ストイックなビジュアルでハードの可能性に迫ったからこそ今も異端モノとして輝きを放つのでしょう。すばらしい。
CMからは魅力が全く伝わらないけど笑

ついに札幌でも大雪レベルの降雪。外出しようと玄関でると、ズボっ。足が埋まる。
こりゃタイヘンだと思いながら夜帰ってくるとさらに積もってる。家が埋もれてるやんけ。
くはー今年も本腰を入れて雪かきする季節がやってきた。

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アトリエ兼住居はボロい一軒家、そのため雪かきしなければならないスペースが無駄に広範囲で一回に2時間以上かかる。
こうなるともう腹をくくるしかない。普段滅多に運動もしないし強制的に体を動かすのも悪くないね!!とまずは自己暗示をかける。
アルミジャケットに身を包み、長靴マフラー帽子も完璧!!

びしゃびしゃになって冷える状態を完全装備で防いでしまえば、
これくらいの雪かきならやってるうちに結構本気で楽しくなるのも事実。
冬を相手に遊んでる気持ちだ。家の前に、雪捨て場=雪山を作って、誰もいないのを確認してから高さ1m強の頂上から深雪にピョーンとダイブするのが楽しかったりする。子供のような気分(≒大人になれてない)

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無駄に雪山を突っ切る通路を作ってみたり、足踏みをして雪山の強度を増してみたり、雪に埋まってボーッとするのも心地が良い。冬の夜の色と音は不思議。
そして最後には天からの声、
ちょっと待てお前は絵描きだろダラダラ雪かきばかりやってたら制作時間が減るんだYO!!
我に返った時のガクリ感と来たら、無い。

さて次の日、起きて出かけようと思ったら、なんと雪かきする前の状態に戻ってる!!おい、一気に降り過ぎだろ!!
また夜な夜な2時間雪かきして、山の標高が高くなっていくことだけを期待しながら眠る。
そして次の日になったら、なんと雪かきする前の状態に戻ってる!!This is 試練。
さすがに量が多すぎる、なんの仕打ちかと思うコンボ。

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最初の雪山から、

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3日でこれだけ高くなりました。

おそらく雪の重さで、家が「ミシっ…」ていう。マジで恐ろしい!
雪下ろししようにも、屋根が急だしどうすりゃいいの。早く晴れて落雪してくれ!!

3日滞在して札幌に戻る。わが家にはかわいいワンちゃんがいるのだけれど、悲しい事にどうやら僕は犬アレルギーのようで帰省するたびに鼻水が止まらなくなり目が痒くなるというトラップ。3日くらいがちょうど良い。
ただ今回は友人との同窓会とタイミングが合わずほとんど誰とも会えずじまい。皆、30歳目前でどこで何をしてるんだ。

帰る間際に友達2人と会うも、ナンパな話についていけずに終わった笑

帰りはJR特急で。

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JR帯広駅はこんな形。建物の上部がギザギザ状なのは、日高山脈がモチーフだからと聞いた事がある。

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日高山脈は帯広から西を見ると、パノラマで壁のようにそびえている。平野や広い空とのコントラストもあり、存在感は独特。特に夕暮れの青い山脈はたまらない。

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この壁の遥か向こう、大都市札幌での生活ももうすぐ11年目になるのだ。

今年の年末年始はちゃんと帯広の実家に帰省。親戚の車に乗っかって3時間強。
高速道路が悪天候で通行止めだったので、久々に日勝峠を通って帰って来た。
日勝峠、雪の量がいい具合でいい景色!

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もっと晴れてたら、ひろ−い十勝平野が一望できるんだけど、
今回はこんな風に見えた。

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峠を越えたら冬の風景と牛。いいねえ。

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帯広に着いたら、札幌より雪が積もっていた。そんな事もあるのな。
バス停が山の中…これは、いいのか?

毎年恒例のCAI02主催忘年会in門馬邸へ。
着いたらすでに大勢の人人人。今年で参加3年目だけど、徐々に知り合いも増えて来た実感。しかしやはり誰だかわからん人も多数。
まずはカレーを食べた後誰がいるのかウロウロしてたら、一番奥の方で伊藤先生を取り囲み美術談義をしているなんか知ってるメンツが笑
この見慣れた光景が発生している時は耳より美術情報の伝達が行われており、途中参加。
その後、磯崎さんも参加。2010年後半はこのタッグの美術話のシャワーが印象的だったなあ。
たくさん浴びた僕はラッキー、その分作品ちゃんとやらんとね。

とりあえず「アメリカン・スプレンダー」という映画を見るようにとゴリ押しされたので早く見よう。 

それと、札幌の今の状況はもしかすると未来から振り返ってみたらおもしろい時代になりそうかもしれないという話。

それと磯崎さんと絵の話など。
空間を意識したのはいつかという話にパッと閃いた記憶は、小学校の写生会。
十勝の田舎では、写生会は町の丘とか小高い山に遠足気分で行って、俯瞰視点で風景を描いた。
そん時見えた広ーい十勝平野のパースが全くうまく描けなくてムズムズした覚えがある。
磯崎さんは彫刻畑の作家さんだし伊藤先生は映像畑の作家さんだけど絵画の話もしっかりしてもらえるなー緊張感。
お二方が帰宅してからも美術話は続き、結局朝7時まで謙彰さんやキーボー君、森本さん達と盛り上がる。

中国でレジデンスを終えた石倉美萌菜ちゃんも帰国したその日にこの忘年会に現れるガッツを見せて来た。
そしてデリカシーの無いカラミをして反省した笑。こうやって年下に尊敬されなくなっていくんです。

ららつー後、そのまま久々に朝まで飲んでたので起きたら夕方。フラフラでこのまま一日が終わるのはあまりにも不毛だ。

そんな時ナイスタイミングで
テニスコーツ@時計台
というライブイベントが!!
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そういえば少し前に誰かが、「美術やってるなら絶対来なきゃダメでしょ!」
と言っていたことも思い出した。そういう挑発には弱い。
当日入場に賭けて時計台へ向かう事にした。

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ちゃんと入場できて安心。知った顔もちらほら。
テニスコーツ、あまり予備知識なしでの出会いだったけど、
とても良かったです。新鮮な音楽体験。
なんというか、いろんな関係がシームレスに進行していった感じが不思議な魅力。時計台だから、外の救急車の音も、8時の鐘の音も演奏中に聞こえてくるものの受け入れちゃうし、お客さんの笑い声も演奏間のユルい雰囲気もゲストアーティストの音も同じ空気の中に取り込んでしまっていた。ちなみにゲストの謎の機材が非常に気になった。単独の演奏もみてみたかった。もちろん、テニスコーツの演奏自体もすばらしい。

はー。こんなやり方もあんのねーって素人感想で唸りながら帰宅してすぐyoutubeを漁ると、まさにこういう感じだったっていう動画。これすごいね。



毎年クリスマスは、すすきのの有名ニューハーフショークラブ「ららつー」
のクリスマスショーを見に出かける。

高校時代の同級生で美術部仲間がいつのまやら、むつきちゃんになっており、ららつーのキャストなのだ。
そしてむつきちゃんは、クリスマスが近くになるとショーに誘ってくれるのだ。
今回は美術部仲間の中川君と石坂君夫妻と共に同窓会モード。

しかしスケジュール調整ミスで、待ち合わせより3時間程早く大通りで放り出されてしまった。
しまった聖なる夜は、街を歩いてみても、ツタヤやゲオにいってみても、カップルがアホかと言うくらい小虫のように沸いていて
いい加減煩わしいので、突発的に避難場所としてカラオケボックスが思いつく。
よりによってクリスマスに一人カラオケデビュー!

やはり客がカップルばかりのようで小部屋が埋まっていて、空いてる大部屋に案内された笑
外から見えないような場所に座りキモチよく歌っていたら、オバサンが部屋間違えて入ってきちゃった。
「あら!」だって。あら、じゃないよちょっと!
しかし一人カラオケ、なかなかいい。
カラオケなんて自分で歌ってる時が一番楽しいんだから全時間自分の歌いたい曲だけ歌えるのはいい気分だ。。
年を取る毎に恥の脱皮をしている気がする。
予定より30分延長して少し約束の時間に遅れてしまいつつ、集合後ららつーへ。

ららつーはさすがの内容!
エンターテイメントとは何か!働く美しさとは何か!といろいろズキュンと胸に来るショーです。
言葉より画像でどうぞ。写真は撮ってもOKなんだよね。ぜひ皆さん一度ららつーへ!

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同級生のむつきちゃん。

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クリスマスなのでサンタクロースさんもしっかり見に来てます。

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もーキラキラしてて、かっこいい(かわいい)です。

最近は制作のネタをあまり書いていなかったが、500m美術館用に制作した作品の後から、チビ作品3つ作った。
全部誰かの手に渡る事が決まっている作品なので札幌での展示予定なし、なのでここで少し公開。

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パステルカラーとか。

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派手なのとか

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最近側面の見栄えを変化させようとしてみています。側面のメディウムも厚塗りバージョン。写真で撮ってもやっぱりイマイチ違いがよくわからんなー、でも前よりいいかも?
この作業のせいで、パネルが出来るまでの鬱陶しさが倍増、くるしい!!
くるしいけど、まだまだ試したいことが出て来て困る。

側面の作業時間を差し引いても、この3作品制作中はちょっとペースダウンの傾向。イカンイカン。
とにかく寒さに負けてはいかん。さー新しいパネル作りだ。

トロンレガシー見てきた!
その前に、予習のために前作のトロンも借りて見た。

トロンは82年の作品とは思えないような、
コンピュータの管理とかユーザーに開放せよとかそういうテーマでそそられる上に、
当時の最先端的なCG!て感じがめちゃくちゃカッコ良い。
とりわけカッコ良いのは、オープニングやプログラムの中に入る時と出る時の抽象デジタル空間を飛行するようなシーン。
このビジュアルイメージを続編で超えるのは無理だろうと感じる内容なので、
レガシーではいかに新鮮なアレンジをしてくるかが気になるところ。
まず音楽がダフトパンクというところで、期待度5割増なのがいい。

で、トロンレガシーは。
もちろん最近札幌に誕生したIMAXシアターで鑑賞!2200円もかかることに若干戸惑ったけど
個人的にはとてもおもしろかった。
IMAX、画面が明るい。
一年前にアバターを違うスクリーンで3D鑑賞して、奥行きにはびっくりしたけど暗いのが残念だった。
今回のはほとんど気にならないし、3Dで楽しむシーンが沢山あった気がする。画面もデカいので没入感あり。
そして音がとても良いので、ダフトパンクも効果もばっちり。意外に映画サントラらしいオーケストラ曲が多かったけど、
こっそりデジタル音が入っていたり。

で、お話とか世界観は、
内容がつまらないというか、世界観の設定が大雑把すぎてむしろウケる。
どこかでみたようなSFシーンは置いといても、全員の行動がうっかりしすぎてて、
それでいいのか!?と笑ってしまうところがたくさん。
前作もけっこうユルいけど、大幅に上回るユルさ。

ネット上でレビューの否定的意見は、
この世界観の浅さに対する言及が多い気がする。

周りの某映画好き達に聞いても、おもしろかったとはいいつつ、世界観にどうも納得できないとか3Dが期待以下とか。
確かにそう言われたらそうかもだけど…3Dも見る劇場で変わると思うけど…
確かに前半のライトサイクルのシーンがその後の展開より見せ場になっちゃってたし、
確かにプログラム達が個性持ち過ぎだし、
確かにクオラ途中何の為に捕まったのかわからんし、確かにあの大量の兵士はなんで悪い方の親父に加勢しないのか意味不明だし、
トロンさんのおざなり感もハンパないし、父親が突然能力を発揮すると思いきやピンチになったりするし、
でもそれは突っ込み所ということで!

クオラが魅力的すぎたから問題無し!!つーかリアルなラブプラスを表現したんだな、と思った。
ただの映画でもアトラクションでもない妙な魅力がある3Dドラッギービジュアル系映画として満足した。
あーでも誰かが言ってたように、プログラムの世界に入るときと出るときの表現はしっかり描いてほしかったな。


しかし世界観の設定をきちんとするって相当難しいことなんだろうな。
いや、世界観の設定をかなり深く掘下げて描かないと中身が破綻してしまうようなストーリーをやることがリスキーなのか。
無駄に話のスケールをデカくするといろいろタイヘンだな。
それこそスターウォーズのスゴいところはその辺を徹底してるところみたいな話も聞いた。

これゲームセンターのシーンで流れてた、ダフトパンクではなくジャーニーの曲。

S-AIR 連続講座Vol.3 「国際芸術祭研究」講座なるものがOYOYO まち×アートセンターで行われていた。
僕は惜しくも遅れて向かう事になり、メインイベント第二部が終わる直前に到着。

壇上では、作家の高橋喜代史君、S-AIRの柴田尚さん、プレ・ビエンナーレディレクター端聡さん、学芸員の穂積利明さんという濃い4人が対談のまとめに入ったところだった。そこに、作家の磯崎道佳さんも乱入し、それぞれの意見がぶつかっておもしろいことに。

終盤参加のため流れこそよくわかっていなかったが、熱気が冷めない第三部の延長戦&忘年会から本腰参加。
いきなり高橋君に個別に「いろんなビエンナーレ見て来たけど絵画の割合が減ってる気がする。それについてどう思う?」と質問されたので、
自分なりに答える。
僕もたくさんビエンナーレを見ているわけではないので、なんとも言えないけれど、
絵画は、今のビエンナーレの、というか美術表現の多様性という性格上、場や雰囲気に即した柔軟性には弱いようにも思える。
ただ絵画が一切無いビエンナーレは無い気がするので、ああやっぱり一定の需要はあるのかなあと感じる。
個人的には、ビエンナーレは、美術のイロイロが見たい!という目的で見に行く。
比較できるし。良い作品に会えたらラッキー、おもしろくなくてもそれはそれで何かしら考える種になるし。。。
絵画を堪能したい目的なら、絵画展示が目玉の国際的美術館に行くか、最新作家の個展や企画展に行きたい。
…とビエンナーレの話の場で絵画の話をしているのもなんとなくニッチ。なんとなく、閉塞感…

そして気付いたら伊藤先生と磯崎先生をみんなが囲む輪ができてそこに端さんも参加、
僕はただただ耳を傾けて話の中からいかに自分の肥料になる要素をヒアリングするか?モードに移行する。

第三部も盛り上がり、僕も楽しくなってきたので顔の知れた6人くらいで居酒屋で第四部に移行。
毒舌を含むゴニョゴニョで朝4時半まで盛り上がった。
しかし、キーボー君の求心力がガンガン上がって来ているような気がする。
僕はまんまとそこに乗っかって、知らない人や事についていろいろ情報をもらう。
なので僕はもっと絵画の知識を深めて、情報貰う代わりに絵画の話は出来ます!的なポジションを確立したい笑

毎年12月になると、
山本雄基&笠見康大 with 小林麻美
という絵描きプチ忘年会が発生する。
正確には発生するというより、僕らのアコガレお姉さんである、小林さん(以下あっちさん)を半ば強引に誘って話をする企画だ。笑
笠見君とはいつもあーだこーだ話してるけど、そこにあっちさんという強力な調味料をブレンドし、新たなテイストにエキサイトしたいのです。

ちなみに、笠見君の先輩が僕で、さらに先輩があっちさん。学生時代より同じアトリエで切磋琢磨してきた。
あっちさんには何度も助けてもらった。教授と険悪な関係になりそうなところを仲裁に入ってもらったり、
悶々としてウザウザしい制作の悩みをぶちまけさせてくれたり、恥ずかしい当時の若気の至りっぷりにもいろいろ対応してもらってきた。

3人とも卒業後も制作発表を続けており、かつ絵画についてかなり考えている。
笠見君もあっちさんも、油彩で、タッチを残し、湿っぽい、ドロンとした、雰囲気を持っており、
それは僕の軽ーくてドライなアクリル絵画には無い要素なので、勉強させて貰っている。
頼もしいし、僕を残して誰かが一気抜きん出てにドーンと絵画の大舞台に行っちゃうんじゃないかという緊張感がある。
なので毎年この3人会では熱い画家同士としての話をしようと意気込むも、結局僕だけ酔っぱらって自分のムダ話をして終わるという情けない展開になる。
あっちさんはお酒を飲まないので、よし今回はノンアルコールでガチ美術トークを!!と肩肘を貼る。

話は最近の近場のいろんな展示の感想や、何を考えて描いているか、デュマスやトレスの話や、芸術とか宗教の話や、上海ビエンナーレや札幌はどうなるやら、
、やっといろいろ風呂敷を広げてノッてきたところでタイムアップ!!あらー全く時間が足りません!

帰って来てから、もう一軒強引にハシゴすべきだったか、とか、もっといろいろ突っ込むべきことはあるだろう!と自省した。←毎度のこと。
とりあえずお互いの絵の話が足りなかったので…そこを書き留めてみることにした。

笠見君の近作は先日某公募展で見ることができた。

以前は目止めしたキャンバスにテクニカルなボカシをつかってフラット且つストロークが際立つような画面を作っていて、
そこに光のような点がポツポツ配置されているような画風だった。
形として見えているのはボケた点のみなんだけど、
どこかグロテスクというか血なまぐささというか痛い感覚、と絵画のキモチよさやキレイさが
表現の中に混在している。

最近は筆の種類も塗り方も多彩に同列させて、キャンバスも目止めしなくなった。
点も無くなって、代わりに画面を走るエッジの効いたストロークが形体を作り上げたり、
途中で色面と解けあったり、その色面も絵具の厚みや塗り方が変化に富んでいる。
筆跡も多重に重なっていたりするのがわかり、以前の作品より時間の蓄積が感じられるような画面になった。
ただ、一見画風が変わっても、あの血なまぐさい雰囲気はもちろん健在していて、
さらにハッキリとしたストロークで画面を複雑に割ってるので、傷口スパッ!!と言いたくなるような暴力性も増した。
画面に生まれる空間は奥に行ったり手前に来たり、パカパカ入れ替わるような意識があるようだけど、
以前の作品のほうが、画面が孕む空間の深みはあった。あそこから空間の質を変えようと悶々としているような印象。

シュールレアリスムの自動表記の如く絵をスタートさせて空間を作っていくって言ってたな。
そういや抽象表現主義も自動表記からの流れを汲んでいるし、笠見作品の説明によく引き合いに出されているけど、
こんなに痛そうな抽象表現主義作品はあまりない笑。その差はおもしろい。

僕は気持ち悪いイヤーな感じのただの主観的な自己表現はとてもキライだけど、
笠見君のグロさは、絵画そのものの問題と本人の生理的性質がうまくブレンドされて、
このバランスの取り方に感心する。自分ではドロッとした表現できないし。。

ただ、あの表現をするにしては、サイズが100号はちと小さい気がした。
僕も人の事言えんけど、、、
学校卒業してからは、アトリエ問題や保管場所問題150号以上くらいの巨大サイズ作品を作るハードルが上がる。
実際周りの制作続けてる絵描きさんたちのタテヨコ共に2メートル級の新作はなかなか見ないので、
みんな問題に抱えてる部分だと思う。


あっちさんのここ数年の作品は、「あっちさんが見た世界の風景」が絵画として変換されている。
もっと前の作品は、部屋や花、意味を暗示させるモチーフと人を合わせたような、イメージ自体が作られた世界観だった。
あの頃の作品と今の作品には、変わらないジットリした空気を感じるけれど、あの別世界な感じが今は現実と合体してるみたいだ。
あっち・さんの「あっち」は、あっちの世界のあっち、かも!?(意味不明)

僕には世界があんな風には見えないのだけれど、小林作品を見てると、
描かれた風景を追体験してみて、
こんな風に現実を見てるのか!?こんな世界が見たいっていう願望ではなく、見てるのか。。
どこで見てるんだ?網膜?脳?五感?…ここはどこ!?と
こっちが次元の違う場所に立たされてるような気分になってくる。
少なくともあっちさんが描く世界の空の色は、青や水色とは思えない。
空の色が違う、同じで違う世界が二つ重なって同居してるような。

この人、映画「ゴーストワールド」のイーニドのように、だれにもわからない異世界に行っちゃう(行っちゃってる)んじゃないか??
でもこの麻キャンバスそのものに向かってベタベタ絵具を塗ってるのはあっちさん本人で間違いないから、大丈夫だ!!
と感じます。

ちなみにだいぶ昔に僕の中にあるボキャブラリーでなんとかヒネリ出した、少しだけ近いと思われるだろう感覚は、
スーパーファミコンソフトのゼルダの伝説神々のトライフォースの世界観だった笑
表と裏の世界があって、鏡のアイテムを使うとマップが微妙に違って変な敵がいて不思議な裏の世界に切り替わる。
そういう、感じ。
あの鏡のアイテムが、こっちとあっちの世界の境界線で入り口出口だ。
主人公のリンクは鏡アイテムを使ってガンガン世界を行き来する。

あの鏡のアイテムのような、「絵画」。
この「絵画」というところがニクらしさであって救い。
絵画だから鑑賞者は世界を行き来出来ないし。

あっちさんの修論テーマが寺山修司だったので、
後になってから、「田園に死す」を鑑賞してなるほどぉ、と思ったことを思い出した。

また、学生時代に、鈴木清順の「ツィゴイネルワイゼン」を教えてもらったことも思い出した。
こういうヤバい世界観にどっぷり浸かってるあっちさんはやっぱり確実に変態だと思った。笑
ずいぶん前なので内容もかなり曖昧にしか覚えていないが、とにかく危険なニオイが漂い、
対比されてる夢現実正常狂気生死世界を行ったり来たり、現実感が揺らぐような不思議な映画だった。

映画に比べると絵画は、描かれた世界、イメージ自体への没入観は弱いと思う。
なぜなら例えばそれは奥に入り込む空間の錯覚と同時に、
光を跳ね返す表面の物質感が強いからじゃないか。それに、時間の流れ方も違う。
さらに物質感の中に、画家がこのキャンバスの前に立ち、この距離で絵具を置いたという
絵画そのもののリアリティが含まれる。
近作であっちさんは、絵具のはじきのテクニックを取り入れたり、色数を増やしたり、タッチの残し方も塗り残しも大胆になってきている。
マテリアルは、鑑賞者の視点を絵画の表面に留めるし、マテリアルが作り出すイメージは、絵画空間に目を引き込む。
このバランスの取り方に凄みを感じ、不安も安心も貰えるんだ。

覗き見風な前景レイヤー構図の作り方は、あっちの世界に没入できないような仕掛けのようにも思える。入り口までしか、鑑賞者は入れない。
で、そのうち今度は前景と後景が、絵画的に混ざり合ってしまい、別の空間の複雑さを感じてくる。
あっちの世界(つーか描かれている絵画世界と言うべきか)の空間の深度と絵画空間の関係など、その辺もどう考えているのか気になる。

んで、500m美術館で新作を見る事ができたのだけど、地下鉄車内モチーフのほうは、近作の発展系というような画風だった。
もう一つの方が、少し違う雰囲気で、目に入るような場所に存在してるのが青白く発光した人だった。
この要素で、近作のような現実感から、ファンタジー(?)というかイメージの方に世界が少し離れたのかな?
その辺聞いとけばよかった。


そんなあっちお姉さんは今年ご結婚された。おめでとうございます!
僕らはなんとかお祝いのキモチを提示したいと、先日もっさいオトコ2人で大丸デパートをウロウロして
お祝いを探したのだった。
そんなわけで今回はただの強引企画ではなくお祝いを渡すというミッションもあり、
ようやくちょっぴり溜まりに溜まった敬意を形にできたが、逆にケーキ奢ってもらっちゃった笑

結局また甘えてばかりで膨大な借りをなかなか返せない!!
この際、借りだらけでももういいか、来年はこの強引企画回数を多めに…?

というわけでお二方、お前は間違ってるなどの訂正やプライバシーの侵害に関わった場合はご報告ください。

500m美術館、会期終了致しました。鑑賞して頂いた皆様、ありがとうございました!!

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僕もちょこちょこ様子を見に行っていたけれど、思った以上に沢山の人が立ち止まって鑑賞してくれていました。
作品を展示する場所としては決して良いとは言えないけれど、
これをきっかけに少しでも芸術表現に興味を持ってくれる人達がいるかもしれない。

芸術表現にとってツラいのは、多くの人に「わからん」「ただの趣味」「きもちわるい」「世の中に不必要」などと思われる事です。
確かに、一見そう思われてしまいそうな作品というのも中にはありますし、実際どうしよもなくヒドい作品というモノもあります。
人に不快な思いしか残さないアーティストまがいさんもどこかにはいます。
でもやっぱり、ちゃんとした芸術作品で体験できる価値というモノは、間違いなくあります。
それは、例えば世界を救ったり、多くの人の心を動かす偉大なメッセージではないかもしれない。
ただ、ひとりひとりの目や脳みそや心臓や内臓に訴える、ドスンと得体のしれない、響きみたいなものなのかも。

今回の500m美術館、自分の作品も含めてどこまでその価値を創造できたかわかりませんが、
何か不思議な体験感覚が心に残ってくれた人がいたらいいなあ。

そういえばしばらくDVDレンタルで映画を見る行為から遠ざかっていた。一度油断すると、2時間じっとTV画面の前に構えると思うと、腰が重くなる。
そして一旦鑑賞し始めると、夢中になってしまう。ということで、2本鑑賞してみた。

「マイマイ新子と千年の魔法」
 メディア芸術祭で賞を取ったとの事で、ミーハー心満載でみてみる。、時間軸をドッキングさせたり、現実と空想をドッキングさせたりして同列に進行していく構成がとてもおもしろかった。00'年代的構成とでも言うのか。世紀の発見という小説や、アースダイバー(読んでないけどなんとなく)、インセプションまでいろいろ連想。
性格のいい人たちがメインキャラクターとして登場しつつ、お話の枠の境界線にチラチラ危険な人や要素が見え隠れして、死もポンポン話に絡んで来て、子供時代の世界の見え方にとてもリアリティがあったのが印象的。

「愛のむきだし」
おもしろかったけど、4時間はさすがにちょっと長過ぎてかなり疲れた!
前回記事でも紹介したattaパーティの問題児、中川君に「満島ひかりの演技がすごいから見ろ!!」
と前々から言われていたのだけれど、確かにハンパなかった!程よいエロ具合に加えすさまじい眼力だ。この演技を見るだけでも価値ありかも。
イカれた設定の人たちばかりがメインキャラクターとして登場し、ゆらゆら帝国の曲がとてもぴったりだった。

そしてうわあ久々にもっといろいろ見たい!!という欲が溢れて来て、大通にできたツタヤに駆け込み物色してたら見るべき映画が沢山あってゲッソリ。消化しきれん量だ。とりあえず、「トロン:レガシー」の予習のために「トロン」だけ借りた。

上海にギャラリーを開いた方が、僕の作品を見て話がしたいとのことでわざわざ来札していただいた。
ちょうど500m美術館で作品展示していたので、作品の前でいろいろ話した後、CAI02へ。
するとポーランドのレジデンスに行くキッカケをくれた隠地さんという東京の作家さんもそこに。
上海のギャラリー事情や環境など話が盛り上がった。

ギャラリーの方は、僕の作品を上海で発表する企画を考えているとのこと。
それはまた突然な展開で、頭が整理できなくなってしまった。
非常にありがたいし刺激的な話だけれど、作品も溜まっていないし、すでに来年の個展2つが控えているし、まだ上海を見に行ったこともなく、
いろいろ検討することに。

その後、後輩(つーか元生徒)がDMをメッセージ付きで送ってくれたので、出身校の研究室展「油展」のオープニングパーティーへ。
うーむ。学生展とはいえ、ビリビリくる作品はまだほとんど無し。ヘタでもいいから絵画に狂ってほしいなあ…。
毎年この展覧会やってるけど、年々また古くささが戻って来ている気がする。
なぜ古くさいのか!?

まず、モチーフイメージをコラージュして作り、なんとなくシュールっぽい具象画という傾向。
それは例えば、なんとなーく人物がメインでいて、何か意味深風なモノを持っている場合もあれば、横に何か説明的なモノや生き物がいる場合もある。
で、なんとなーくその人物のキモチを表現した風な背景や、ここはどこ?的な背景が用意される。

それに、割と現実的な光景を題材にして、ゴリゴリとマチエールやちらつく色彩を多用しながら描く傾向。
使われているマチエールや色彩が、そのイメージに必要不可欠な要素なのか。

それに、本当にそれでいいのか!?と思うような側面や額。

このような表現のまま進歩しないなら、油彩研究室生として油彩を研究したことにはならないだろう。
だって、そういう絵を描くのは結構簡単だもの。
イメージの材料を用意できれば、あとの悩み所は人のカタチが狂うとか、色が変だとかの予備校デッサンの問題点とさほど変わらない。
絵画って、空間にしても構図にしても支持体にしても絵具にしても、もっと複雑で掘下げ甲斐のあるとこだらけで、
そこに気付こうとトライしてる作品はとても少なかった。残念。
先輩だから生意気に言ってみた。

その後、atta2.5周年パーティへ。
attaは、武田さん樫見さん大島さんの共同アトリエで、度々パーティが開かれる。
こういう企画をメンドクサがらずに、しかも先輩達自らが料理を振る舞ったり、毎回頭があがらない。
生活そのものが面倒な僕から見れば信じられない奇跡の行動だ。

芸術に狂った良い意味でヘンな人が集まるのでとても楽しい。
バカ話から真剣話まで盛り沢山だ。
なつかしいメンツが揃い、
学生時代に深夜アトリエで皆で飲んだくれてた頃と変わらない空気だった。

今回は高校も大学も一緒だった、中川君が現れた。
彼は度々ここのパーティに参加しては、酒乱で奇声を上げながら自分の人生観の悶々っぷりを嘆くタイヘンな野獣だ。

そんな彼は高校時代から異常に絵が上手く、上手いだけでなくセンスのある線で僕らをいつも驚かせた。
映画、漫画、アニメ、絵画までかなりの知識を持ち、オススメされた作品はほぼ間違いなく面白い。
で、プライドは高いのに自信は無いというハタから見れば意味不明っぷり。
んで、今は某ハイレベルアニメーション作品制作などの右腕として無くてはならない特異な存在として君臨している隠れスゴい人。
酔うたびに怪我してるし、皆にウザがられるも、なんだかんだ愛されているのは人柄やユーモアやセンスゆえ。

昔からなぜか僕にはひときわキビシく毒舌なんだけど笑、いつでも彼の目は信じられるので、なんとか追いつきたい!!と必死だった。
でも今も結局絵の上手さやセンスは追いつけないままだ。これからも追いつける見込みはなさそうだ。
追いつけないまま、なぜか絵画の虜になったのは僕で、
彼は絵画は選ばず、でも自分の高い能力を使ってアニメーションの仕事でなんだかんだ生きている。

こういう自分より明らかに絵のセンスがハンパ無い人がいる事をわかっていながら、絵画をやっているコンプレックス。
アニメーターに必要な絵のセンスと、画家に必要な絵のセンスは、必ずしも一致するものではない。
と思いながら絵具を練り練りするんだ。

帰宅したのは朝の4時半。

後輩の一言から、久々に我が家に人を呼び鍋を囲むイベントが発生した。
人が来ないとひたすら汚れ続ける我が生活部屋を、2日がかりでくしゃみ鼻詰まりと闘いながら掃除。
たまには来客が必要ですな。。。

今回集まった後輩達6人くらいは、学校卒業してなんやかんや美術表現を続ける粘り屋だ。
振り返れば彼らは学生時代から、チームデザイヤっつってユニットを組んだり、SPIRALっつってグループで企画展示したり活発だったな。

自分は先輩方にしがみついてここまで来たので、常に下っ端世代だと思ってたのに、
気付けばこんなに、もう学生ではない下の世代が揃っていたとは。

しかもこの内何人かは、先日まで韓国やら福岡に行きビエンナーレなど美術漬けになって帰ってきた。
話を聞けば、それぞれの視点でフィーリングを持ち帰って来てるじゃないか。うらやましい。
話の熱気っぷりに、やはり美術は本物を体験してなんぼだよなあ、と思った。

僕も数年前に韓国の光州ビエンナーレで初めて国際美術展なるものを体験した。
作品の質、だけではなく、第一印象のインパクトや、作品のテーマ選び(政治的だったり、ナンセンスだったり、グロだったり)や、作家の出身国の意識など、いろんな要素がごった煮になってせめぎ合ってる会場は独特の臨場感があった。
そんな中に、突然特別ブースのような形でゲルハルト・リヒターの抽象ゾーンと、リチャード・ハミルトンのセルフポートレートゾーンがどどん!!と存在していたり。この大御所の扱いは何なんだ?とも感じた。

今回彼らは光州と釜山の両方のビエンナーレをハシゴして、展示の方向性などの比較もできていた。
光州のカタログに、一人気になる画家がいたなあ、名前メモし忘れた…

後半は酔っぱらって、いつものようにただのウザい人に成り下がってしまった僕であったが、ひとつ悲しいのは、
美術好きの来客を意識して、目立つところに自慢げに置いている本棚の画集コレクション達に、みんな食いついてくれないことである。
まだそんなに量は多くないけど、学生時代からコツコツ集め、制作のヒントをくれた宝物。
それをこんなにオープンにしてるのに何故だいヤングアアチスト達よ!

皆が帰った後、一人酒を飲みながらリチャードハミルトンの画集を涙で濡らした(ウソ)

発売日に定価で買ったau初のAndroidスマートフォン(スマートブック)、IS01。

誰かに自慢するたびに逆にバカにされつつも笑、愛用しているのだけれど、OSが1.6から2.1にアップデートされないという発表がTwitterで突然飛び出し、IS01ユーザーが荒れているようだ。
Twitterの影響の広がり方ってほんと気をつけないと良い方向にも悪い方向にも動いちゃうなあって感心しつつも、
無駄に悲しい気持ちになった!!

2.1にならないと言う事は、FireFoxやGoogle Earthに対応しないし、Flashも見れないままだ。
こんなハンパな結果になるとは。。。けっこう使いやすい機種なのになあ。
こんなマニアックな機種なのに、深澤直人デザインだし!
深澤デザインなのに、つるつるプラスチック加工ではなくシボシボ加工というレアものだよ。

DSみたいとか、iPhoneのほうがいいとか、散々な言われようだけど、こういう少しズレた隠れた名機みたいのがなんとなく、好きなのさ。バーチャルボーイとか、ワンダースワンとか買っちゃったキモチの、延長なのだ。

実際、Googleマップ使ったナビとか重宝してますし、Twitterもやりやすいですし、手軽にちょうど良い大きさの画面でネット出来るから、こいつとこれからも仲良くするんだ。。。

衝撃の残念発表と同じ日にiTunesストアでビートルズ配信のニュースも入ってきた。そりゃなんだかすごいことな気がする、
つられて ♪ストロベリ フィイルッズ フォーエッバー って流してもう心はヘロヘロよ。


知人が社会人プロレスをやっていて、ぜひ見に来て欲しいと宣伝を活発に行っていた。
僕は格闘技全般に全く興味が持てないのだけれど、浪人時代だらだら日曜の深夜まで起きていたらTVでプロレスが始まって、そのままだらだら見ていたらなんか偶然おもしろかったという思い出もあり笑、人生で一度くらいプロレス見に行くのも悪くない!見聞を広めるのだ!無料らしいし!ということで興味本位で見に行ってみた。

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なんかねー、おもしろかったです笑 社会人プロレスっていうゆるさもあったけど、ショーなんだよなあ。


続いて、道展の搬出に。
辞めるって言いに行いったけど、作品が地方巡回もするので、巡回が終わる2月まで待ちなさいと言われた。ああ、ということは今年は作品が地元帯広にも巡回するのだなあ。締めくくりにはちょうど良いか。。。


続いて、AGRAで宮内優里さん+大黒淳一さんのライブへ。
実を言うと僕は音楽聞くのは好きだけど、ライブってどうも苦手で。
ライジングサンとかも、どうもノリノリになれないんだ。ぴょんぴょんしたり手を振ったり、なんというか、
観客みんなでgrooove感!!!みたいのが耐えられないんだ笑 
周りなど無視して仁王立ちか座りで、じっくり聞きたいんだ。
でも今回のこのライブは雰囲気もまったりしてて周りも気にならずちゃんと自分のペースで聞けたので、こういうライブなら良いなあと感じた。

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宮内さんのその場で構成していく音の重なりとメロディがなんともキモチが良い。ポーランドに一緒に行った大黒さんの生演奏も初めて見る事ができて興奮。

そんな珍しくいろんなところに行った休日でした。

僕の個展を見に来て頂いた佐々木方斎さんが、テンポラリーで個展をやっているので見に行く。大きな綿キャンバスの編目はホワイトで目止めされ、平らな白マチエールの100号サイズの真ん中に、宇宙精神的な菱形が小さく描かれた絵画だった。

さらに、余剰群や格子群、自由群といった、以前作られた版画作品もご本人の解説付きで見せてもらう。とりわけ余剰群という作品に僕は以前から興味があった。色数を限定され、外側の形もあらかじめ決められた中で、正方形の色面が複雑に構成されている作品。

この作品を初めて見せてもらった時、僕が生まれたくらいの時に、この札幌でもこんな作品が生み出されていたのか!と思ったんだ。色の重ね方とかチョイスの仕方、形の組み合わせ方、これらがどうもどこか自分の今やってる仕事に近いニオイを感じたから。

ご本人の話を聞けて良かった。かなりストイックながらどこか自由な遊び心がある絵画表現だ。
ケリーを彷彿とさせる。

美術ノートという当時佐々木さんが作っていた美術雑誌も読ませてもらった。そこにはサッポロトリエンナーレの話や、今札幌の美術界の大先輩にあたる方達の若い頃の議論、岡崎乾二郎さんの講演などまで載っており、札幌の過去の美術の熱気をすこしだけ知ったのだ。

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実は先月末、こっそり新しい相棒カメラを購入した。先輩の大島さんにもいろいろアドバイスを頂き、何度もお店に足を運びどれにしようかうんうん唸っていたけれど、某canonのエントリー機に落ち着いた。

こりゃあ、いい!イジリがいがある!作品も、よりキレイに撮影できるし、頼もしいヤツです。

しかし、ブログに写真をアップし始めてからバレていると思いますが、僕は写真、とりわけスナップがヘタだというコンプレックスをばっちり持っているのです。

「森山大道 路上スナップのススメ」などを興味津々で読んでしまうのは、強い憧れのキモチを含んでの事。

写真のテクニックをきっちり習得するには、やはりおそらく独自の技術が必要なんだよなあ。

絵画の場合、良い絵画作品を作ろうと思えばやはり、独自の技術習得が必要で、相当の訓練が必要だ。

僕はちゃんと絵画について考えよう!と思ってから早8年目、良い絵画の為に必要な技術というのは次から次へと出て来て、全然習得できている気がしない。ただ枚数描いてりゃいいってもんでもない。枚数は最低限の話。ただがむしゃらに表現すりゃいいってもんでもないし。

たかが8年くらいでは、まだまだ難しいんだ。

映画ポロックでポロック役を演じたエド・ハリスだって、ポロック役の為に10年絵を描いてきたんだとかメイキングで語ってて、エド・ハリスにも追いついていない!?という気分だもの。

ゲンダイビジュツは自由な表現だ!!だからゲンダイの絵画だって描きたいものを自由に描くのがいいんだ!やりたいことをやればいいんだ!というよくある入門編のような話はフタを空けてみればけっこうなワナがあり、自由に描くために長い長いそれはそれは地味な訓練がいるんだ。。

最近では中学高校美術の教科書にだって掲載されている大竹伸朗や奈良美智の一見やりたい放題だったり自由な表現に、表面的に感化されるのは危険で、例えば大竹さんはしっかり現代美術のアンテナを持っていて、10代からウォーホルに憧れてたり、デュシャンに影響受けてたり、現代美術の重要ポイントはしっかり肌で感じ取っている。その上イギリスでホックニーと直接交流していたりする。奈良さんもまたしかり。

いやいやそんな話は置いておき、そんなわけで絵画やるにもヒーヒー言って少しずーつしか進めていないのに、この写真コンプレックスを持つ僕が、一眼レフ様を使いこなすなんてできるのだろうか。宝の持ち腐れにだけは陥りたくないんだ。

現代人はケータイにもカメラが付いているため、シャッターを押す行為は日常行為だ。だから一般レベルの写真の腕が底上げされてるような気がする。一眼レフを買った以上は、その底上げ感に負けないようにパシャリパシャリ研究することを目標にしよー。

伊藤先生が出品している旭川美術館のウルトラマン!アートを見に行く。
普段札幌から旭川に行く場合、国道12号という日本一長い直線道路(個人的には風景が平凡すぎてすこぶる運転がツラい道)を車で行くのだけど、今は期間限定で岩見沢〜旭川間の高速道路が無料実験中なので、ズビューン!と2時間ちょいで到着した。すごい快適だけど変な感じ。

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入って最初の部屋は写真OKなので、自慢の一眼レフでウルトラマンのチャックをパシャリ。

ウルトラマンの変身シーンで使われてる模型のグーの拳が、パース強調するためにめちゃくちゃデカかった笑

展示の中で特に面白かったのは、高山良策さんという怪獣の造形制作をしている方のブース。個人ドキュメントとウルトラマン制作ドキュメントが合体してて非常にリアリティがあった。アトリエの風景や、奥さんにも手伝ってもらっていたり、画家なのに絵が描けない葛藤とそれでも造形物を作る誇り。子供用の記事にも現実的なインタビューが載っていたり。

ちなみに現代アート作品は伊藤先生の作品のみだったので、ウルトラマンの制作自体のアートワークに注目した展示内容なのだった。なのでガンダム展やドラえもん展の構成とは若干異なる。しかし確かにウルトラマンのアートワークは、普通のエンターテイメントとはなんか趣が違うので、たくさんグッときた。

実際、展示を見る前と見たあとに、ウルトラマンをDVDで借りて見てみた。実はちゃんと見た事がなかったんだ。
急ぎで見たので1話、2話、最終話をチェック。
バルタン星人のフォッフォッフォも初めて見て感動!!バルタン星人でって人間サイズで登場してたのか!!アキコ隊員がめちゃ美人なことにも感動!!と、そういうレベルの知識の僕。
セットや特撮シーン、セリフまわしや全体のノリが、当時の独特さでかなりおもしろい。

それはさておき、とりわけ最終話で出て来たゼットンがシュールでサイケ。怪獣デザインももちろん変だし、妙な鳴き声もヤバい。光線のオプチカル効果もそのサイケ感を増幅させている。現代のポップなエンターテイメントにはあまり感じない、なんともいえぬ独特の不穏さが漂っているんだ。たまらん。
っつーかポップとかサイケとかって60年代ビートルズなどほぼ同じところから出て来てるんだよなと思えばなんとなく納得。現在のポップの要素が表層的すぎるんだよなー。

そんなこんなで、モノを造ることやポップのこと、エンターテイメントのこと、時代性のことなどについて考えさせられた。ちゃんとウルトラマン見たほうがいいなこれは。想像以上に深みがあるぞ(影響されやすいんです)!

 ブログ更新頻度が減っている時は、あまり余裕の無い制作状況なエブリデイだということ。ここ一ヶ月近く、500m美術館に向けた2つの小作品を作っている。9-10月はなにかと刺激的な機会に恵まれて胸がカッカしたので、この熱気を持続させたいという思いで作っている。

 attaの飲み会とか武田さんとかけんさんとか書きたいブログネタを書かなければと思いながらアトリエで絵具を塗り、ヤスリをかけて、乾燥中にツイッターでも眺めていたらもう寝る時間だ。ああー

ひとまず今日は、展示の告知をそろそろしなければ。

その1
現在開催中の道展に、個展で出品してた作品を一つ出品しています。

第85回道展
10月20日(水)〜11月7日(水)
月曜休館
10時〜17時半
札幌市民ギャラリー
北海道札幌市中央区南2条東6丁目


その2
個展で発表した3点+新作2点を展示予定

500m美術館
11月1日(月)〜12月12日(日)
地下鉄バスセンター前駅〜大通駅を結ぶ地下通路内


実は、広報さっぽろの10月号に作家として僕がちっちゃく載ってました笑
そして原稿確認のミスのせいで、アクリル画ではなくパステル画ということになっていました。。。札幌市のホームページでは、ちゃんと直ってた。これ。
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大家さんに家賃を払いに行ったら、この記事をちゃんと見てくれていたらしく、がんばってくださいねって言われた。ちょっとうれしい。別段有名でもなく学生でもない絵描きなんて不審者に近いので、こういうことで信頼を獲得できるのはありがたい話。

ちなみにゴボウのように配置されて不敵な笑みを浮かべる自分は完全に記者さんの指示に従った結果です笑。

というわけで、半分以上はついこの間発表したばかりの作品ですが、未見の方、違う展示場所でもう一度見てみたい方、ぜひぜひよろしくお願いします!!


ここからは雑感ですが、、
道展はもう辞めたいなあと思っている!

学生時代には、出品してしっかり良い事もあったし出す意義もあった。北海道内で絵画を続けるならば堅実に毎年道展に出して入選すれば、審査に通ったという最低限の説得力になり、たくさんの人に鑑賞されるし、美術のことよくわからん家族も喜んでくれる笑。
それに社会人になってもうん十年絵を描き続けている人たちの作品と、描き始めてまだ数年の自作が並ぶのだ。古くさいうんぬんは置いてといて、いろんな切り口からの比較はできる。他にもいろいろ思うところはあった。

教師時代にも、出品していれば、周りの学校の先生もほぼ出品しているので連携がとりやすいし、勤務学校内でのハクが付くような気がした!

でも今現在は、やっぱり自分がこれからも人生賭けて絵画をやっていく上での事を考えると、キモチの方向がどうも違うし、会費はキツいし、道展を盛り上げよう!といった愛情も無く、会場を歩いていると、気分がどんよりしてくるんだ。そんなヤツが毎年どんよりしながら続ける理由も見つからず。

今続けている唯一の理由は、恩師山本勇一先生が「お前が辞めたらオレも責任を取って一緒に辞める!!」という約束のみである笑

なのでヤマユウ先生、このグチグチを読んでくれているのであれば、すこんと一緒に辞めましょう!

あるいは、先生は残ってくれても嘘つきなどとは思いません。
毎年道展を見に行く楽しみは先生の新作をニヤニヤしながらじっくり眺めることと、毎年なぜかザルを描く、種市会員のザルっぷりを確認することですから笑、先生がいなくなれば道展の楽しみが減ってしまうのです。
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今回の山本勇一作品『暁(YASUからのおくりもの)』

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細部。この堅牢なボッコボコのマットなマチエールと色彩と構図を見よ。机の雰囲気ヤバいっす。箱を積んで足がわりにしている。いい。
つーかここはどこだ。孤独に座る女は何者だ。なぜ机の横に樹木が生い茂っているんだ。
謎を残すドラマチックな作品。
このような作品が第2室の出口付近で毎年待ち受けているんだ。

いや、でもやっぱり辞めて今年3月の時計台での個展でみんなの度肝を抜いたように、ソロで!?それとも毎年2人で「やまゆう展」でもやりましょうか!?

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この写真は先日後輩がくれたもの。やまゆうツーショットin襟裳岬。いい写真だ!!
というわけで先生、何かあれば、この文章の下にある、"Comments"というところをクリックすると、コメントが残せるのでぜひなんでも仰って下さい!!

おっとしまった、、この話は置いといて…

500m美術館は、今年の作家さんはがっちり「モノ」を作っている作家さんが多い。先輩の画家小林麻美さんや、映像作家大島慶太郎さんなども出品するので、気がまた引き締まる。

初めは、満月とかちくわとか旧作を並べて展示してみようかなというプランもあったけど、やっぱし今作ってる作品をいっぱいいろんな人に見てもらいたいということで、近作オンリーに決めた。

で、個展を見てない人が通行人のほとんどなので、個展から選別した3つ。プラス、個展を見た人が飽きないように新作2つ。こいつらは明日明後日にはなんとか完成するか!?
といったところ。

どっちも色が、地味です笑
個展では割とポップンな色で攻めたので、ちょっとズラしてみているところ。引き続き、透明色ばかり使っている。そしてちょっとだけ構図実験。

制作中に、側面で試したいことが突然思い浮かんだ。
つーか今までこの選択肢が浮かばなかったのは盲点だった。気付くのに数年かかるとは。次作でちょっと実験してみようかなーまた手間が増えそうだ…

さてアトリエに戻ろうー

今日のBGMはキセルのハナレバナレだ!!

怠けていたブログの更新を連発4本やってみた。なんだかスッキリ!!

しかしネタを一つ忘れていたのでさらに追加。

 個展に大谷短大の学生マルちゃんが来てくれた時、出身地が近いと言う事で話が盛り上がった。まるちゃんは十勝の池田町出身で、子供の頃よく十勝川の堤防で遊んでいたという。

 僕は子供の頃に隣町の豊頃町に住んでいたことがある。そんで「堤防」というキーワードにピンッときた。僕の中で、十勝の田舎で堤防とくれば、十勝石なのだ。マルちゃんに、十勝石探ししてた!?と聞いたら、やっぱりしてたんだって!非常にエキサイト。

 十勝石とは、要するに黒曜石で、十勝岳あたりの火山活動で生成された石らしいのだけど、ググって見たら画像があったので載せちゃいます。

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こんな風に、割ると中が真っ黒でとてもキレイな光沢がある石。
なぜか当時の僕たち小学生はこの十勝石の存在をどこかから聞きつけて、ジャリの中に混ざっていることもいつの間にか知っていた。

なので、学校が終わってからみんなで十勝川の堤防の上に行って、ジャリ道の中からこの十勝石を探すのがとても楽しかったんだ。

たまに、真っ黒だけでなく赤い模様が入っているものもあって、それは桜十勝と呼ばれ、見つけたヤツはその希少価値具合にうらやましがられた。

僕らにとって十勝石は宝石のようなものであって、定期的に探しに行っては、ちっちゃいカケラでも大事に持ち帰って貯めこんでいたものだ。たくさん集めていたのに、あれはどこに行ってしまったんだろう。引っ越しの時に大地に返してしまったのかな。

去年僕は、ふいに豊頃町が懐かしくなってフラリと一人で遊びに行った事があったのだけど、その堤防の道はもうずいぶん舗装化されていた。今の小学生達は、同じように十勝石を探す場所を見つけ、興奮したりしてるんだろうか。

そんな原体験を突然思い出し、やたら盛り上がってしまった。しまいには、自分の絵の絵肌を光沢加工してるのは、十勝石に原点があるんじゃないかな!?とまで言い出す始末。いや、案外その線はほんとにあるかもしれないな。ひっさしぶりに十勝石探ししたいなー

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