やまもとのグレーゾーン

札幌の絵描き山本雄基のきまぐれ雑感と日常。

カテゴリ: 害虫

本腰制作モードにようやくなり始めた。
新スタジオは大きなパネルだらけでもうすでにギュウギュウ。

換気の必要な電動ヤスリ作業があるので
窓をあけてやってるのだけど、
倉庫仕様の窓で網戸が付けられないせいで
夜になるとどんどん虫が入ってくる。
特に0時を回ると周りの建物の電気も消えるので虫率が上がってタイヘンだ。

塗りたてのメディウムにくっつかれると、とっても困るんだ。
ポルケさんの透明絵画は小虫がたくさんインしてマチエールになっちゃってたけど、
マネできねえっす。

小虫ならまだしも問題は蛾だ。
羽根がくっついてバタバタされるとリンプンで画面が汚れるし、
そもそもキモチワルい。毛虫と蛾はつらすぎるんだ。
三岸さんやブラッケイジさんにはなれねえんだ。

仕方がないので網だけ買って窓枠にガムテで貼付けてみたが
蛾は丸々としたボディにも関わらず網の隙間から無理矢理入ってくる。
こいつらにとって光とは一体。
潰すにはボディが丸すぎるし、あ〜キモチワルい…

昨夜は7cmくらいの大きな野郎が入って来て発狂しそうになったので 
メディウムの空き容器をババっとかぶせて放置して帰った。

そして今日夜にスタジオに行くと、そのデカ蛾が容器を抜け出して、
窓枠付近で産卵を始めちゃってた。げげ、その行為を今すぐやめろ!!!!!
うげえカズノコみたいに黄色くて凝縮してるんですけど。
グォエエエ〜1回にこんなに数産むんすか?(なんだかんだけっこう見てる)
小学生の時に習ったモンシロチョウの産卵は
もう少しかわいいもんだったんですけど。
初めてみたわ蛾の産卵は。
なんでこんなところでやっちゃうかね、
なんか綿みたいのもフワッと付いてるし…

木材を振り回して産卵中のデカ蛾を追い払い、
泣く泣く卵を処理するハメに。キモすぎる。
固く窓枠に張り付いててベニヤの木っ端じゃ取れねえよ。
その強度にむしろ感動すら覚えた。 
スクレーパーでガリっガリって引っ掻いてやっと取れた。
ひぃぃ刃に液体が〜オエエエエ 
あー寒気がする。 

ああ世界のいたるところで様々な大きな問題が進行してる間に
蛾に悲鳴を上げながら夜な夜なひとり制作する虚しさとは一体。 


<後日記>
どうやら今年は蛾の当たり年のようで、
いろんなところで大量発生中らしい。
http://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f3seikatu/f80mushi/3_okugai/maimaiga.html
札幌駅前が蛾の死骸だらけでひいた。 
道で潰れてブバアって卵がはみ出してるヤツ多数。オエェェ 

 GW、ここにきてなんとも春らしい暖かさ。気持ちがいい。そしてそんな気分の時は決まってエネミー達も活発。ワラジ虫は防げているものの、ついにアリが一匹家に入ってきた。

 アリくらいなら手でプチッとやれるので速攻成敗。こいつらは油断すると仲間をすぐに呼ぶのでやってられない。。。と思ったらお次ぎはゲジゲジが!!成敗できぬまま隠れられた!勘弁してくれ。
 おかしいぞ、ゲジゲジは毎年秋くらいになって初めてコンニチワしてきたのに、まだ5月…先が思いやられる。しかしこれら駿足野郎たちは家の周りに撒きまくったワラジ虫コロリじゃ全然防げないのな…はあ。
仕方がないので外に、アリの巣コロリをセットした。うわあいろんなアリが家の周りに発生しまくってる。コロリに騙されて全滅しなさい。しかしせっせと一生懸命コロリ剤を持ち帰るアリを眺めていると、それはそれで切ない気持ちにもなる。

さてゲジゲジはどうやって防げばよいのか…。

 さてだいぶ前に作っておいた100号の木枠が未だに木枠のまま。4月には描き始める予定だったのに、逃げで作り始めた小作品がもはや完成に近づいている。さすがに100号を進めなければマズいので、木枠にシナベニヤを貼ってパネルにする。

 さぶろく(1820mm×910mm)サイズを超えるパネルを作るのがとりわけキライ。ベニヤをカッターで切るのがしんどいし、ボンドまみれになるし…。100号だったら、ベニヤが2枚必要で、2枚の境目に段差ができないように、キレイに接合しなければならぬ。

ガンタッカーでバンバン木枠に打ち付けて浮いてこないように固定。特に境目は隙間なく打ちまくる。ああしんどい。今日はここまでで乾燥待ち。乾いてからぜんぶタッカーの針を抜くのがまたしんどい。

そこにアリがまた一匹、貼りたてパネルを登ってきた。成敗!!
外のコロリ剤をさっさと持ち帰れ。本当に迷惑だ。

一番困るのは、乾燥中のジェルメディウムの上にヒョコヒョコ現れてとりもちのようにくっつかれる可能性があることだ。
ジェル塗って寝て、朝起きたらゲジゲジがくっ付いて死んでましたなんて展開は考えたくもない。

 今日も休日。午前中にチビ作品の額も仕上げる。額も丁寧に完成度を上げて、作品本体とのバランスに気をつけなければならないので小さいながらなかなかタイヘンだ。真っ白でマットな箱額が出来上がる。これでチビ作品完全完成。やったー。気分は上々。
 今作品に額を作っているワケは、今回展示するグループ展には沢山の人が出展するので、サイズが小さい自分の作品が他作品に押されないように少しでも大きく見せるためと、箱に入った大事なモノ的な感じをだすためと、展覧会のコンセプトがアートを買いたいというものなので、額があったほうが「売り絵」っぽいかな?と、そんなところ。

 満足げに歯を磨いてたら、台所についに現れた一匹の強敵。その名もカツオブシムシ(成虫)!一気に気がめいる。
こいつはたった2mm程度の存在ながら奇跡的に腹の立つ害虫で、このボロ家に住んで初めてまともに存在を知った。簡単に言うと服を食う虫なんだけど、そんなヤワな説明では足りない。服に加えてホコリがエサで暗い隙間が大好き。んなこと言ったらどこにでもエサと住処があふれてるじゃないか…

 なにせこの家にひっ越して来た時から、こいつらは見えない隙間やタタミに潜んで僕を困らせる準備をしていたのだ。引っ越して来て2ヶ月後くらいに部屋に見知らぬ謎の幼虫が突如出現、ビジュアルがあまりに気持ち悪すぎて、ネットで調べまくったら、ヒメカツオブシムシの幼虫だということが判明した。(興味ある人は検索!!そこには恐怖の画像が…)

 あまりに出現するので、ある日笠見君にヘルプを頼んでタタミを全部剥いてみたら、ぎゃああ何年分!?脱皮したヌケガラと幼虫だらけだああ…!必死に駆除した。思い出しただけで吐き気がする。ちなみに笠見君は興味津々で手に幼虫を乗っけて観察していた。アンビリーバブル。

 その後、毎年しっかり防虫剤を買っては春になる直前にセット、ホコリの溜まりそうなところは掃除、それでなんとか数は減ったがまだ生き残りが若干。なんてしぶとい…そして今年も成虫となって現れた。また長い戦いが始まる。ボロい一軒家は隙間だらけなので、逃げ場隠れ場だらけで全滅させるのは容易ではない。うちってサバイバル空間なんですよーはっははは。

 午後からは、ジョイフルAKに買い出し。成虫を見たため若干ヒステリックな状態で大量に防虫剤を購入。加えてワラジ虫コロリも購入。これで、ワラジ虫、クモ、アリ、ムカデ、ゲジゲジ、カマドウマ(すっかりおなじみ今まで我が家にコンニチワしてきた歩兵たち)などの侵入を防止するのです。しかしこんな虫ノイローゼみたいな買い物だけで終わりたくないので、制作の為の買い物もする。

 まず、防塵マスク。売ってる中で一番高価な3M製の一番ビジュアルも強そうなヤツを購入。続いて電動サンダも、よりよいものに買い替えることに。今まではリョービ製のマイサンダというお手頃価格で良性能なものを使っていたが、今回は思い切って、マキタ製のプロ仕様!仕上げサンダを購入。粉吸い込み袋付きだから安心だ。これで粉塵の悩みは少しは減るだろう。そして大きな作品の為の木材を買った。
 この2連休でいったいいくらお金が無くなったんだ…iPad買えちゃうぞ。地球儀も買えちゃうぞ。作品制作の為の投資、おそろしや。

 帰ってすぐに家中に防虫剤をバラまいた後、早速newマスクをつけてnewサンダを絵に使ってみる…こ、これは…なんて、使いやすいんだ!!!興奮。振動が上品に思えてくる笑 工具や画材はお値段の価値が存分に感じられる。これは楽しいぞ。一気に気分は上々。

ようやく札幌も暖かくなってきた!よしそろそろ大きな絵を描く準備をしよう、嗚呼お金が飛んじゃう!
もうすぐ完成しそうなとっても小さな絵、層の厚みが5mmとなかなかの物質感になってきた。この作品は今月中旬に公開予定。うまく仕上がるかな。


さて、予想通り虫も起きた!

以前玄関で見たクモはやはり前兆で、今年はまずひたすらクモばかりだ。なんと毎日どこかにクモがでる。

クモは余計な小虫を食べてくれそうだから、少しくらい放っておこうってくらいのおおらかさでいようと思ったけど、そんな気持ちを吹き飛ばす出現率。うんざり。寝てる間に鼻の穴に入ってきたりしたら…うわー!

部屋でいち早くヤツラを目視できるように、部屋掃除してキレイにした。皮肉な現象だ。

さあ早く虫殺しのいろいろな剤も買ってこなければ。春らしくなってきたなーははは

おぉ、すっかり我が家の前の道も久々にアスファルトな肌を見せているぞ、暖かーい!いい気分。いい気分すぎて奥芝商店までスープカレーを食べにいった。

春を思わせる2月下旬。
しかしこれはきっとフェイントで、あと一回は寒い時期と大雪の時期があるはずだ。

こんなに早く春が来ても困るのだ。春は虫たちのテンションも上がるから。

スキマだらけの築45年木造アトリエ兼生活スペースの我が借家。敵はアリ、ワラジムシ、カツオブシムシ、ゲジゲジ、カマドウマ。そしてそいつらをかくまう雑草。考えただけで頭が痛い。ファーブル一族にはなれぬ。頼むから3月終わりまでは眠っていてほしい。

敵のことは忘れることにして、気持ちが良いと制作もはかどる。

ようやく、30号大のにぶめな黄色い作品の完成が見えてきた。
なんと一年以上もダラダラと進めてきた難産な一枚。普段は大きな絵でも2ヵ月くらいで終わらせるので、この展開はめずらしい。

ちょっと描いては止めて、しばらく経ってまたちょっと描いては止め…。慣れない色を投入してみたりで、気持ちがうまくノってこなかったのか。

しかもアクリル絵具の黄色は全体的に透明度が高めなので、ベタっとムラなく丸を塗るのはなかなか面倒なのだ。

今何層目なのかもよくわからなくなってしまった。9層目くらいかなあ… とにかくあと1、2層で形になりそうだ。凡作な予感がするも、変な愛着はあるな。

いろんな黄色と白と黒を混ぜ混ぜして、
おぉこの色はなんかとてもイイ感じのするニブイ黄色だ!
と画面に置いてみたら、グッとシマリが出た気がする。

塗り終わって改めてその色を眺めていたら、なんかこの色は馴染みがある感じが…。

答えはすぐにわかった、昨日着てたお気に入りの黄色いTシャツの色とよく似た色だ!
なんか安直すぎてガクッときた。
無意識で色チャートとして頭ん中に刷り込まれてんのかな、
こういう気付きは度々あるなぁ。

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