やまもとのグレーゾーン

札幌の絵描き山本雄基のきまぐれ雑感と日常。

カテゴリ:自作展示 > 2011 in板室温泉大黒屋

板室温泉大黒屋にて、10月いっぱい行われていた個展が無事終了致しました。
ご鑑賞いただいた皆様、ありがとうございました。

北海道外で初個展ということで緊張してましたが、
お客様にも熱心に見て頂いたり、いろんなご感想を頂いたりで、
新しい刺激を得ることができました。

調子の悪かった心臓も、個展が始まったら見事に治りました。
知らんうちに相当心労溜まってたか?
よかったよかった。

展示風景を載せます。
入り口から入って、
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フロント付近の展示。

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奥に進んで小作品群。
今回は、壁が橙色です。作品とケンカしなくて良かった!

広いサロンには大きな作品を展示。
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シンプルな小作品もあり。

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元々大黒屋さんに置いていてもらった作品もあり。


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夜になると光の変化で、グッと雰囲気も変わります。

こう写真を振り返ると、
人の写っていない会場風景ばかりになってしまっておりますが、
実際は連日朝から夜まで常にお客さんがいるような場所です。
お風呂上がりの浴衣姿でゆっくり作品を眺めるような光景も新鮮でした。

10月18日以降は、会場にずっと滞在していました。
ただ居るだけっていうのも落ち着かないので、
先日セントラルさんでやったような、公開制作というかたちをとって、
会場で制作しながらお客さんとお話していました。

ここ1年で道内でやったことを、今展では総決算的に全部投入した感じ。

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こんな感じで、隅っこでお客さんを待つ、占い師のような佇まいなのでした。

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大黒屋さんのブログにも、その様子を載せてもらっています。
http://itamuro-daikokuya.blogspot.com/2011/10/blog-post_23.html




10月31日 搬出日
無事に会期を終え、作品搬出の前に、次の展示は審査員だった菅木志雄さんなので、
菅さんにも作品を見て頂く。大きいのも小さいのも良いよと言っていただき、ありがたい。
搬出と搬入が同じ日に同時に行われる。お客さんも普通に泊まっている中で行われるので、
おもしろい光景。

そして、作品がガラッと入れ替わると、当然ながら館内の空気が全く別物にかわる。
この感覚を毎月働いている場所で体感している従業員さん達。すごいな。
血が巡っているように場の空気が流れている宿という新鮮さ。
そして、菅さんの展示と自分の展示を比較、できてしまうんだよなあ…。
一気に今までの自分の展示がまだまだ稚拙だったことに客観的に気付いてしまう瞬間。
がんばろ。





10月24日
風邪悪化するも、薬を飲んでアタラクシアという低温床暖サウナのようなところで汗を流してたら、
そのまま3時間も寝てしまった。
ミイラになるくらい汗をかいたのち、熱が下がったようだ笑
従業員さんには首あっためなさいってストールを買って頂いたり、ショウガレモン作ってもらったり、
室井さんに好きな食べ物を聞かれ、ラーメンですかねえって答えたら昼食にラーメンが出てしまったり、
おかーさん おとーさん だらけ!!な気分。がっつり甘えてます。。

従業員さんは、この宿の特別な魅力そのものになっている。
みんなとても個性的でおおらか、生き生きしてる。
お客さんと従業員さんの距離感も近く、信頼感ができているみたい。
不思議だなあ。
聞けば、菅木志雄さんの作品を購入して部屋に飾っているなんて方もたくさん。
家族にどういうこっちゃという顔をされることもあるらしいけど、
すばらしいです。

昼には制作に戻る。裏でヤスリ掛けをしていたら、カマキリ発見!!!
ちなみに北海道にはカマキリがいないと思っていた。
調べたら、少しは生息してるみたいだけど、生で見たことがない。
そんなわけで、童心に完全に返ってカマキリと遊ぶ。
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いい顔してんねえコイツ。。カマも振ってくるねえカッコ良い。

興奮しながら従業員さんに報告するとポカンとされ、
このへんには山ほどいるけど北海道にはいないのかい!?と言われた。
道民男子の多くはカマキリロマンを持っているのではないかな〜。



10月26日 音を楽しむ会
大黒屋さんでは毎月26日に、「音を楽しむ会」が開かれている。
今回は、猪村浩之(テノール)さん、大坪由里(ピアノ)さんの演奏。
すばらしかったです。お客さんもサロンいっぱいに入って満席。

室井さんのリクエストで、なんと僕の作品に合う曲を演奏して頂くという機会に恵まれる。
なんという贅沢な体験…。
僕音楽素人で、中学校の時にピンチヒッターで男子テノールとして合唱部に所属してた
くらいしか胸を張れる部分がないですが良いのだろうか…

選んで頂いた楽曲は、吉松隆さんの「水によせる間奏曲」だった。
とても美しい曲。ありがとうございました!

大黒屋さんのブログでも紹介されています。
http://itamuro-daikokuya.blogspot.com/2011/10/26.html


10月27日 
公募展の審査員の1人である、
横浜美術館の天野太郎さんが超多忙な中展示を見に大黒屋まで足を運んでくれた。
作品にぐぐっと間近まで顔を近づけて鑑賞して頂き、
おお…やはりその距離は緊張する…何もごまかしがきかないな、と生唾ゴクリ。

その後、お酒をご一緒させていただき、絵画の話やトリエンナーレの話、
作品が売れることの話、助成金の話など。一気に緊張感が増す。
ポストモダンも超えてニューモダニズム的な流れの中で、
一周した絵画、文脈のどこからアイデアを引っ張ってくるか。

到着が夜の8時過ぎで、次の日の朝にそのまま美術館へ向かった天野さんだった。
頭が上がらないです。。


10月28日 
ゆったり公開制作の毎日。
お客さんも、興味を持って話しかけてきてくれるので、
このスタイルはコミュニケーションがとりやすい。
ただ、ついつい技法にばかり注目がいってしまうので、
絵の内容もできるだけお話するように心がける。

浴衣姿のリラックスモードでじっくり何度も絵の前で鑑賞して頂いている方々の姿を見ながらの
公開制作は、異世界感満載でおもしろい。
ああ、自分は画材さえあればどこででも制作できるなあと思った。

しかし、当たり前だけど本当に様々なお客さんがやってくる。
毎朝、室井さんと濃密お話(お話というかもう講義のような)をしてから朝食、
その後はたまにフラッと散歩にでかけたり、ご飯や入浴以外は夜中までずっと広間でのんびり制作してるので、
お客さんの流れがよく見える。
もう何度も泊まりに来ているリピーターさんも多い。中には一ヶ月一回ペースの方も!
そういう方達はもう従業員さんともすっかり関係性ができていて、とてもリラックスされていた。

若いカップルさんなどもおられ、聞けば女の子さんが美術系の勉強をしているとか。
偶然札幌から観光で来られている方も。Approach展もお知らせできた。

美大卒業して作家活動されているご子息さんをもつお母さんともお話できたり、

トレッキング企画運営会社の社長さんと社員さんとも、創造的な生き方について熱いトークを交わしたのちに、
最後には作品を持って頂くことになったり。

大黒屋の情報を知らずにフラリとたまたま立ち寄ったというお客さんに、そのまま作品を購入していただくということもあった。
これにはさすがに驚いた。ううむ場の引力ていうのがあるんだろうか。すごい。

ギャラリーでゴリゴリ作品鑑賞するような美術の専門的な方々、というわけではないのに、
なんというか、文化的な佇まい、みたいなものを大事に、大事って言うのも少し違うなあ…
自然に備わってるようなお客さんが多かったように感じる。
作品をゆったり、じーっとみて頂いたり、たくさんお話できたり。
いろんな新しい出会いがあり、毎日充実。

来月大黒屋さん写真展をやるとのことで、僕も空いた時間で写真撮ってみた。
一番良く撮れた写真。
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10月29日 温泉神社で挨拶すれば
展示も終盤。
毎日3食美味いものばかり頂き、温泉に浸かり、一日制作できる理想の環境。
すっかり居心地もよくなってしまって、ありがたや、ありがたやの気持ち。
裏山に温泉神社があるので、このありがたやをお伝えしに行った。
日本一周の時によく思ったけど、神社はやっぱりその土地に根付いてて
不思議なチカラを感じる。歴代の温泉宿主さん達のお名前も記されていて、
やっぱりこの土地でお世話になってるならご挨拶するのは大事なことだなあと重みを感じる。

無事に会期終了できることをお祈りしたら、
その後に関西のお医者さんに、なんと大きな作品を持って頂くことに…!
やっぱり、そういうの、あるのかもしれない。

10月30日
最終日。陶芸家の宮澤さんに見て頂く。宮澤さんの器は、
料理の器として使われていたり、従業員さんもプライベートで使っていたりと、
なじみが深い。ショップで販売もされている。今回、新作の入荷でたくさんの器を見せてくれた。
こりゃおもしろい!普段安物の食器ばかりの僕ですが…こうやって質の高い物を見せて頂くと、
色、形、質感、持った時の感触、飽きない!
ほえー…と皆でずーっといろいろ触っていたら、
室井さんの奥様みよこさんが、1つプレゼントしてくれた!ありがとうございます!
これは、無事に一ヶ月の会期を無事に終えることが出来た最終日の杯として、ウチに飾っておこう。。

こうきさんが来館され、打ち上げを兼ねてお酒!鹿児島のいも焼酎「魔王」が美味だったなあ。

10月18日 
再び栃木へ。今度は会期終了まで2週間の滞在。
朝一の飛行機。が、寝坊して危うく乗れないところだったが、メシアな同居人が高速道路をぶっとばしてくれてギリ間に合った。
今回ばかりは頭が上がらん。帰って来たらねぎらおう。
さて東京からそのまま栃木へ移動。急ぎなのでやむを得ず新幹線をチョイス…滅多に乗れんぞ。2階席だってなにそれ!隣のオッサン も立派な駅弁食ってるぜ。
那須塩原に着いて、小野塚さんと会津若松へ向かう。
なぜ会津若松かというと、そこの小児科のお医者さんが作品を追加で希望されており、
ご挨拶と実際飾られる予定のその小児科さんの壁を見に行くため。
途中の高速道路からの眺めは美しく、特に猪苗代湖と磐梯山が絶景。

小児科さんに到着し、お忙しい中院長さんにご挨拶。とてもおだやかなかただった。
院内も清潔でアットホームな感じ。ここに作品を持って頂けるならば安心。

せっかく会津まできたからということで、喜多方ラーメンを食べて那須に戻る。
戻ったら、先日賞を頂いたAAWの実行委員長である隠地さんと月刊ギャラリーの本多さんが
会場に見に来て下さっていた。そのまま取材をうける。

その後すぐに、「アートを語る会」が始まる。
室井さんからの事前課題、
「制作のキーワードを◯、△、□、に当てはめて色紙に書いてください。」
悩んだ末、それぞれ「日常」、「宇宙真理」、「絵画」に当てはめて、そこから話を膨らませていった。
話した内容は、このブログにもいろいろ書いて来たような制作の考えや絵画のおもしろさについてなど。

いきなり密度の濃い一日で、バッタリ寝る。


10月20日
写真家の鈴木幸輝さんがやってくる。こうきさんが来たならば、夜は二人でお酒を飲みながらお話が恒例行事だ。
こうきさんは話の引き出しが異常に多いので、楽しいし勉強になる。
飲み終えた後は小一時間、夜勤の従業員さんも巻き込んでyoutubeでの音楽鑑賞タイムも恒例。
こうきさんの、死ぬ前に聞きたいイチオシ曲は、イーディ・ゴーメのthe giftだそうだ。


それとこのトニーベネット&レディーガガがすばらしいという話。


この日の夜勤の広田さんのイチオシはトム・ウェイツ。渋みありでカッコ良い。


僕はこの日はマイブラで!


みんなバラバラな趣味で盛り上がった。


10月21日
菅木志雄さんの巨大インスタレーションの搬入手伝い。
山口県立美術館から大きなトラックに載ってその作品はやってきた。
大量の木材と、重さ40kgの石が100個以上もある。
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悲鳴を上げながら運んで並べていく。
ズラッと一列に27メートル。
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こうきさん(左)も、毎回搬入手伝ってます。


10人がかりでなんとか展示完了。こりゃスケールがデカイ。達成感。
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日通の美術運送の方達は、プロ!って感じがヒシヒシと伝わってくる物の扱い方だった。
細かいところでも、必ず声を掛け合っていたなあ。

その後、事前に送っておいた画材が届いたので、公開制作を始める。
公開制作した作品は、そのまま札幌に送られ、Approach展に展示される予定だ。

夜はこうきさんと晩酌。昼間の日通さんの話で盛り上がる。
興味の幅はノンジャンルだけど、「プロっていうジャンル」が好きなんだよ
という話になるほど。


10月23日
今年の公募展大賞の、坂井田さんが金沢からわざわざ車で来館され展示を鑑賞していただいた。ありがたや!哲学の話をいろいろ伺う。ご飯を食べた後、また金沢に戻って行った…。
滞在時間5時間くらい…タフだなあ。

夜になって、ようやく滞在も落ち着いて来て気が緩んだのか、風邪をひいたようだ。喉が痛くて体がだるいので、
早めに寝る。

まず9月28日、
羽田についてすぐ横浜トリエンナーレに向かった。
国際展という雰囲気は、川俣さんの時の方が強かったが、
今回はポンポンと豪華なメンツを見れたのがオイシイ体験。
撮影できたのいいなあ。
・横尾忠則のY字路、1枚1枚の筆触や画面構成が違って結構感動してしまった。(これ撮影禁止)
・石田徹也の作品初めて見た、描写の細かい方の作品は想像以上に神経使って描いてるのがよくわかる。
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・工藤哲巳、小さいけど異質。
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・田口和奈作品も初めて見た、完成度高すぎ。よく見るとキャンバスの感じも写ってる。
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照明が反射して全然うまく撮れなかった…
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・ダミアンハーストの蝶の作品も初めて拝めて良かった。(これも撮影禁止)

・アピチャポンのUFOみたいな映像がヘンな雰囲気で良かった

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・クリスチャンマークレーのthe clock評判通りずっと見てられる、うまい。ソファが気持ちよい。(撮影禁止)

・せっかくなので一応これ座っときました。
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 新港ピアではタイミング会わず磯崎さんと会えず。残念!

その足で玉川大学の泉太郎さんの個展へ。玉川大学と言えば後輩の東方君。
無理言って遅くまで会場空けててもらいました。係の学生さんにも感謝!
正直、ヨコトリの泉太郎作品より、こちらの作品のほうが内容が良かった。
そのまま東方君の家に泊めてもらう。
神戸展示を終えたばかりでお疲れなのに申し訳ない。
美術話。バランスのことなどを話す。

さらに次の日9/29、
まず国立近代美術館のイケムラレイコ展へ。
朝一だったので、人も少なく非常にゆったり鑑賞できた。
展示が作品もなかなか良かったが、展示陳列の質が高い。
思わず図録買ったけど荷物の量からすぐに後悔。着替えなんてもってこなきゃよかった!!

次は新美術館のフィリップスコレクション展。
アメリカ美術がどのように抽象表現主義に行き着くかという流れを見る感じで、札幌で昨年みた、なかがわつかさ展に通ずる内容。
ホッパー2点がグッと来る。ポロックもロスコも小さい。
ロスコの小作品は、パネルに紙貼って、アクリル絵具でいつもの色面を描いてるというなかなかのハグレ者。
これは全然良くなかったけど笑、見れて良かった。
ラスト部屋でようやくガストンやスティルの良作あり。圧倒的に良いのはマザウェルの見たことない大作。これはかなり良い。ただ、こっそり額みたいな台が下にくっついてた。 出口のグッズ売り場で大学時代の後輩が働いていて、発見された!

鈍行で栃木へ向かう。夜に大黒屋さん到着。

搬入日9/30、
展示前に作品チェック。すると梱包が甘くて作品表面に問題発生、プチプチの圧力で跡がついてしまっている!!
これは直さないとやばい。
まずは展示からやってしまう事に。大黒屋の皆さんの強力バックアップで3時間くらいで完了。
予定していた場所に作品がうまく収まったので良かった。
その後、代表の室井さんと、展示担当小野塚さん、販売担当の伴内さんと、真剣に価格の設定会議。
明確なサイズ基準を作ることでまとまる。価格決めは緊張するな…。

その後、現地のホームセンターで道具一式買って全身粉まみれになって夜遅くまで裏の車庫で修正のやすりがけ。
ああ、せっかく温泉にいるのに…個展前日てこんなもんだよね。。情けない。

個展初日10/1、
朝起きると、もうすでに作品をじっくり見ているお客さんが。
そしてなんとそのまま購入を決めて頂いてしまった!しかも数点もだ。ひええ。
その直後に、違うお客さんにも一点持って頂くことに。。
いきなりの展開に頭が混乱気味。なんだかすごいことになってるのでは。
さい先の良いスタートで、成功を祈りながら東京へ戻る。

小山登美夫ギャラリーでサイトウマコト展を見る。
大画面、女性器を厚塗りで3原色のドットで描いた絵画作品。
仕上げが丁寧すぎる。画面に込めた要素はかなり絞ってて、謎はあまりない感じ。
そのまま東京都現代美術館へ。ベルリン展には間に合わなかった。。
常設は見る。ここでも泉太郎作品。なかなかおもしろい。

しかしやはり常設のレベル高い!
落合多武の絵画作品良かった。特に絵具のストロークが目立ってた大きな作品は、奇妙な構図とフラフラと安定しない線が、強い。意識をズラされる。変な絵だ。変。初めて落合作品の凄みがわかった気がする。
シュナーベルの皿絵画と大竹新朗のゴミ男が並んでるのもおもろかったなあ。

ピピロッティリストの作品内でケータイを落としてしまい、
事務の人にお世話になる。

観賞後、札幌でつい先日お会いした赤坂さんに連絡し、再会。
震災後のメディア関連の悩ましいジレンマの話、ボタジさんの話、
来年以降の企画の話など、勉強になった。

東京駅前のカプセルホテルで一泊。
学生時代の男子寮みたいなとこだった。

10/2
CAFE IN MITOを見に高速バスで初水戸進出。
絵画が多かったので、絵描きとしてはうれしい内容だった!
O JUNさんは今年の作品2点で、油彩とドローイング。
ドローイングの円はコンパスで描いたあとキレイな弧の線で塗込んでるのを確認。色鉛筆やクレヨンの塗 込みや境界線。。やばいなー。
杉戸洋さんの作品も今年の作品、新作かな。じっくり見た、抽象性が高くて薄塗り、イメージの謎が心地よいんだけど構図は決まってた。
もくすんだ黄色メインに効き色のピンクが上手い。
奈良さんはいろいろ並べており、ドローイングやビルボードに負けず写真も強かった。

震災後からの活動再開展示との ことで、企画側も作家側もいろいろ大変だったと想像できるけど、展示の安定感があったなー。
それと長島さんの写真作品のなかで、昨日お会いした赤坂さんが ドーンと被写体になっていた笑

せっかくなので、地震にやや怯えながらもタワーに登ってから東京へ戻り、札幌までフライト。
なにやらぎっしりしていた…!ぎっしりしすぎてて整理がつかん。

北海道は激寒で迎えてくれた。即コタツをセットした。
さて一段落…というわけにもいかず、11月のroom11展示の作品を仕上げなければならぬ!


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『ふかしのすきま』  2011 19×22.6cm


山本雄基 作品展

会期:10月1日(土)〜10月30日(日)
会場:板室温泉大黒屋 栃木県那須塩原市板室856番地



昨年の公募展の副賞で、個展を開催させていただきます。
賞を取ってから個展まで、一年半の期間を貰えるのでありがたかった。
関東では、というか北海道外では初の個展となります。


僕のウェブサイトでは詳細案内のリーフレットを掲載していますので
こちらもよろしくおねがいします。
美術家の菅木志雄さんと、代表の室井俊二さんにコメントを書いていただきました。
自分の稚拙なコメントも載っております。これでも書くのに苦労しました。
http://www.geocities.jp/yamamotopaintings/index.html


ここ一年半の間に作った作品を約20作品展示します。
道内で発表済の目立つ作品も惜しまず投入、
さらに新作も10点以上あります!
上の画像は新作のチビ作品です。


10月18日〜30日までは、会場に滞在しております。
18日の夜には、「アートを語る会」があります。
自作のことを中心にいろいろ話そうと思っております。

ぜひお越し下さいませ!よろしくお願い致します。


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