やまもとのグレーゾーン

札幌の絵描き山本雄基のきまぐれ雑感と日常。

カテゴリ:自作展示 > 2011 in大丸藤井セントラル

大丸藤井セントラルさんでの展示+公開制作が終了しました。
ご来場いただいた皆様、
展示に関していろいろ柔軟に対応してくださったセントラル画材コーナーの皆さん、
ありがとうございました。



展示を振り返るとこんな感じでした。
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角度をつけて、目線ができるだけ真っすぐに画面に入るように意識してみました。
やはり壁とは趣が変わってくるなー。


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横では、使ってる主な画材と制作過程をパネルで紹介。
クサカベのジェッソ、マスク液、
ゴールデンのヘビーゲル(セミグロス)、
リキテックスのグロスポリマーメディウム、ペインティングメディウム、
ホルベインのクリスタルバーニッシュ、アクリル絵具
…を並べています。ほぼこれらを使って描画します。
階層構造は、ヘビーゲルを積層させて各層毎にヤスリで平らにするのです。
抜きの丸にはマスク液を使います。
最後にはクリスタルバーニッシュで仕上げます。
特に複雑なことをやってるわけではありません。
ただとても面倒くさいことではあります。


23日の公開制作ではそれらペイントの各工程を実演し、
たくさんの方に興味を持って頂き
入れ替わり、述べ30人以上の皆さんに見てもらえたので説明のやりがいがありました。
中には1時間近くずっと見てくれる方もおりました。
セントラルさんのブログでも紹介されています。
http://www.daimarufujii.co.jp/central/central-blog/gazai/17323/

僕すごい、エラソーだ!!
調子に乗るクセを慎みたいと常に思っておりますが、、、ええ、はい。

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お客さんともナチュラルに会話できたのでやってて楽しかったです。
ゴテゴテにメディウムがくっ付いた筆に注目されたり、
混色とか、何をどう塗るとかってのも真剣に見てくれた人が多かったです。

「はい、こうやると、絵具が透明になります!」
「はい、ここでさっき塗った、マスク液を剥がすと…丸がくり抜かれるんですね!」
とか言ってる自分に、オマエは怪しい手品師か!と心の中で突っ込んだりした。

おそらくこういう現場を見てからだと、
作品の見え方がまた変わってくれると感じたので、新鮮な機会だった。

ちなみにこの制作を終えたあと、twitterのフォロアーさんが増えました、
思わぬ余剰効果!笑



さて現在は、この後の個展やら何やらでバタバタしておりブログの更新率も下がりに下がっていて、
どうしましょうといった感じですが、なんとかしていくので今後もヨロシクお願いします。

10月は栃木で個展、
11月には札幌でグループ展があります。




『山本雄基の絵画制作の秘密 アクリル絵具の応用』

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2011年7月18日(月)〜7月31日(日)
大丸藤井セントラル3階画材コーナー イベントスペース
札幌市中央区南1西3
10時〜19時


7月23日(土)
<制作実演>
13時〜17時 

<制作過程説明会>
14時〜15時/16時〜17時


というわけで、いつも画材関係でお世話になっているセントラルさんの企画で、
「絵画制作の秘密」と題しまして、公開制作ってのをやってみることになりました。

どういう風に透明層とか丸とか作ってるのか一挙公開!!
画材売り場で地味に制作をします。

技法をバラしても良いのか!?と、
まあ、実際そんなに複雑な事はやっていない、ただ非常に面倒なだけなので、
問題はありません。

一番重要なのは、お客さんに「アクリルえのぐってのは、なかなかおもしれえもんじゃねえか!絵を描くってのも、なかなかおもしれえもんじゃねえか!!」て思ってもらうことです。

公開制作は23日のみですが、それ以外の会期中は、小さいですが新作4点を展示しております。
上の画像は、新作の一部です。

そしてなんと、今回は壁が無いのです。
今までさんざん「壁にあってこその絵画、ぴったり壁にくっついてる佇まいが乙!!」
とかヌカしてたお前が、壁無しとはどーゆーこっちゃ!!
と思われたりして…。

でも無いんだったら、別の可能性を試してみるのも面白いじゃないか、
と思考転換。たまたま寄ったお向かいのアップルストアのiPadの展示の仕方にグッと来たので、
参考にさせていただくことにしました笑

テーブルの上に少し浮かせる感じで置いてみようと考えています。


ぜひぜひお越し下さいませ!


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