台湾ももう3度目だ。出張感があります。台北の街歩きも慣れてきた感じ。

今回は台湾で一番規模が大きくレベルも高いアート台北にAdmira Galleryより参加するのが目的だった。
会場に着いてみると、初対面、ギャラリーの通訳係としてL君が入ってくれていたので、言葉の問題がめちゃくちゃ楽!
L君は日本に2年滞在してたらしく、にしても信じられないくらい日本語が上手い。敬語とタメ口も完全に使い分けている。。。すげえっす。普段はフリーでデザインライターなど色々やってて、日本と台湾のデザイン他文化紹介のためのウェブサイト運営もしてる。(http://designsurfing.biz/about/) 頼もしい。

ブースの壁が高くてなかなか綺麗だ。会場もデカイし通路も広く、フェアにしては随分見やすい。
Liang galleryのHSU-Chia-Weiの映像作品や、日本から日動コンテンポラリーの坂本和也さんの大作などがざっと見て回った感じいいなあと思うなど。
自分のお向かいにはパトリシアピッチニーニの作品が!久しぶりに見た。
当時よりフィクション要素20パーセントくらい減らした感じ。

時間が少しあったので、台北ビエンナーレも鑑賞する。
うーん、前回の台北ビエンナーレがやたら面白かったので、
それと比べると印象が落ちてしまうな。ポリティカルでリベラルな側面が強めなんだけど、
飛行機でこっちに向かってる間にアメリカでトランプが大統領選に勝ったというタイミングだったので、
なんだか時代の方が先に行ってしまった感じもして。
ここでもフェアで面白かったHSU-Chia-Weiの映像が好印象。台湾イチオシの作家なのだろうか。

その他ギャラリー巡りも何件か。特に印象強かったのは、誠品画廊(ESLITE GALLERY)。
フェア会場からも近い市政府エリアにある誠品信義店というめちゃデカい本屋兼オシャレな雑貨屋さんもいっぱい入ってる面白いデパートがあるのだけど、なぜかその最上階にこのデカいギャラリーがある。日本のデパートのギャラリーのような類では全くなくて、明らかに国内有数の現代美術の企画ギャラリーだ。僕が見た時はマイケル・リンの新作展をやっていた。 
台北のギャラリー事情、次回来る時はもうちょっとリサーチしたいな。

ちょうど同じ時期に、けん先輩も台北国際芸術村でレジデンスに参加していたので現地で乾杯!
作家活動してて異国で再会なんて嬉しい話だ。
レジデンススタジオに入れてもらったけど、制作環境として充分なスペースでした。
レジデンスによくいるリサーチタイプではなくて、工具もがっつり持ってきてモノとしての作品をいつも通り作っていたけん先輩。レジデンスでもこういうアプローチは可能だということ。
けん先輩に、隣のスタジオの韓国のペインターYoon Jongseokさんを紹介してもらって盛り上がる。
絵の具を注射器に入れて、それでのみ描写をしているので極細なラインの集積でイメージが出来上がっていた。けん先輩と同じく、がっつしモノ作る系同士気が合うんだそう。いいなあ。
 
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