東京都現代美術館で現在開催中の岡崎さん個展会場で、全員初顔合わせだった堂本右美さん、浅見貴子さん、山田はじめさんという素晴らしい画家の皆さま、さらに本展キュレーターの藪前知子さん、現在国立近代美術館で開催中ヒルマ・アフ・クリント展キュレーターの三輪建仁さんと共に、目の前の岡崎作品のことを熱く語りまくるという、感慨深いお仕事でした。
たぶん今まであまりなかった制作者ならではの視点満載になってると思うので、岡崎作品読解の一例として、ぜひご覧ください!
https://bijutsu.press/books/5617/
ーーーーー 以下、余談 ーーーーー
岡乾二郎さんってですね、僕が学生時代からずっと影響され続けてきたアーティストなんですよ。
美術手帖ってですね、これまた学生時代から、自分が生まれる前のバックナンバーまで遡って読み通してきた美術の専門誌なんですよ。
その美術手帖が、岡崎さんの特集を組む、、、 その企画にまさか自分が関与できるっていうのはですね、これはもう僕にとってはとっても大変なことだったんですよ!! 話が来た時に、手汗をかいて部屋をウロウロして動揺が続いて、家族に「落ち着いて、いや無理そうだね」って言われるくらいには、大事件。
僕は作品作るのと同じくらい、もしかしたらそれ以上に作品鑑賞が好きで、これまでいろんなところに出向いて色々鑑賞してきたつもりですが、美術作品ってどうやって鑑賞するとより面白く見れるようになるのか、という点においても、やはり岡崎さんの著作から多くの方法を学んできたのです。
だから、今回岡崎さんの作品実物の前でその作品そのものについて画家が集まって語り合うという企画内容だと聞いて、 まさに岡崎さんからの影響をリフレクションさせて、これまでに培ってきた鑑賞経験のすべてを凝縮させる機会にしようと思いました。
最初はただただ飛び跳ねるほど興奮していたわけですが、少し時間が経って落ち着いてみると、 いやいやまず岡崎さん自身が大変な知の巨人であり、岡崎さんのフォロワーの皆さまの眼だって一筋縄では行かないはず。 同じ座談会の画家さんたちの顔ぶれをみても、各方面でご活躍されている素晴らしい方々。 これは、喜んでばかりもいられない、プレッシャーの大きな仕事なのでは、、!?
となれば、岡崎さんのこれまでの著作を本棚から引っ張り出して積み上げて、片っ端から復習して、 逆に岡崎さんの言ってることをなぞりすぎないように一回理論から距離おいて作品集の画像だけをじーっと観察するようにするなど、 自分の板室と札幌でのダブル個展の制作のかたわら、脳の半分は岡崎さんの分析に浸るという、 あまり経験したことのない状態になりながら、座談会前日に展覧会を拝見し、 そこまでにまとめたメモが少し前に投稿した、きっとほぼ誰にも読まれないであろう長い感想の原文となったのです。
(つか、本展示の各パートの解説が作家ご本人によるもので、これまでにないレベルで自ら作品の構造に踏み込んで語られており、 そこ入念に準備してきたのにもう語られているじゃないか!!という部分も多々あり笑、そういうところもなんとかより噛み砕いたつもりではありますが、繰り返し言説になっている部分はご容赦ください。)
当日、休館日で貸切の都現美なんていうあまりに贅沢な空間を堪能しつつ、 座談会なのだから自分ばっかり早口で加速しすぎないように戒めようとは思いつつも、もう前のめりで抑えきれない状態で、 しかしながら、皆さんの岡崎作品への視点が、本当に面白い。やっぱり、どんな方法や考え方で皆さんそれぞれが作品を作ってきたのかということと、他の人の作品への視座がある程度重なって見えてくるので、それぞれの手触りや行為に紐づいた言葉が交わされる。
編集部の皆さまに囲まれながら、展覧会担当キュレーターである薮前さんも加わり、そんな環境どう考えても超緊張するシーンなわけですが、不思議と作品に夢中になっちゃうと、時間を忘れて絵描きの波長に身を委ねられて、多幸感ある現場となりました。
語るほどに、自分の視座の未熟さもまたあらわになるばかりですが、現時点での全力尽くしました。こんなに嬉しいお仕事依頼、人生の中でそうそう訪れないんじゃないか。関係者の皆さまにも感謝しかありません。
隣で行われていた彫刻作品の鑑賞会の内容もずっと気になってたのでようやく読める、、!
また、月末にはユリイカの岡乾二郎特集も発売されて、超豪華執筆陣が集まっているみたいなので、読み比べできることも今から楽しみです!!




















































































































